カフェ ランバン:カメルーン レッド・マンドリル カプラミ ジャバ ロングベリー
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カフェ ランバン カメルーン レッド・マンドリル カプラミ ジャバ ロングベリーです。

カフェ ランバン(Café RANBAN)は、1977年に創業した北海道札幌市にある自家焙煎珈琲店です。札幌市の自家焙煎の先駆けとなる珈琲店の1つです。

カメルーン レッド・マンドリル カプラミ ジャバ ロングベリー

カメルーン

カメルーン共和国(Republic of Cameroon)は、中部アフリカに位置しています。

カメルーンへのコーヒーの導入はドイツの植民地となった1884年以降で、1927年頃から西部へと広まりました。

カメルーンの西部州と北西部州のある西高地は、標高の高さ、肥沃な火山性土壌と豊富な水資源に恵まれているため、古くから農業地帯として知られており、多くの協同組合が生まれました。カメルーンのアラビカ種は、この西高地で栽培されています。

1930年代に小さな農業協同組合(La société Coopérative Agricole)が組織され始め、1958年には西部農業協同組合中央連合(UCCAO)(Union Centrale des societes Cooperatives Agricoles de l'Ouest)が組織されました。

Cameroon Coffee Sector Development Strategy 2010-2015

カメルーンのコーヒー生産は、1990年頃までは高水準で推移していました。しかし、1990年代の世界銀行(World Bank)による「構造調整政策(Structural Adjustment Policy)」によって、コーヒー産業が自由化されたため、多くの農民がコーヒー栽培を放棄しました。そこにコーヒー価格の下落が追い討ちをかけたため、カメルーンのコーヒー産業は崩壊してしまいました。

しかし、2010年から2015年にかけてのカメルーン・コーヒー・セクター開発戦略(Cameroon Coffee Sector Development Strategy)により、コーヒー産業の復活に向けた取り組みが始まりました。

カプラミ農業協同組合

カプラミ農業協同組合(CAPLAMI-Bafoussam)と西部農業協同組合中央連合(UCCAO)

カプラミ農業協同組合(CAPLAMI-Bafoussam)は、カメルーン西部州(West Province)ミフィ地域(Mifi Department)バフーサム(Bafoussam)に位置する協同組合です。バフーサムは、周辺地域で生産されるコーヒー、茶、タバコの集散地です。

カプラミ農業協同組合は、西部農業協同組合中央連合(UCCAO)(Union Centrale des societes Cooperatives Agricoles de l'Ouest)に所属しています。

西部農業協同組合中央連合(UCCAO)は、1958年10月17日に設立されたカメルーン最大のコーヒー協同組合連合です。主な目的は、メンバーの協同組合のアラビカ種コーヒーを販売することにあります。

西部農業協同組合中央連合(UCCAO)は、カプラメ・ジャング(CAPLAME-Dschang)(La société Coopérative Agricole des Planteurs de la Menoua)、カプラバム・ムブーダ(CAPLABAM-Mbouda)(La société Coopérative Agricole des Planteurs de Bamboutos)、カプラヌーン・フーンバン(CAPLANOUN-Foumban)(La société Coopérative Agricole des Planteurs du Noun)、カプラミ・バフーサム(CAPLAMI-Bafoussam)(La société Coopérative Agricole des Planteurs de la Mifi, Haut-plateaux, Koung-Khi)、カプラーン・バファン(CAPLAHN-Bafang)(La société Coopérative Agricole des Planteurs du Haut-Nkam)、カプランデ・バンガンテ(CAPLANDE-Bangangté)(La société Coopérative Agricole des Planteurs du Ndé)の協同組合で構成されています。

「レッド・マンドリル(Red Mandrill)」は、カプラミ・バフーサム(CAPLAMI-Bafoussam)で生産されたアタカ通商のブランドです。

カメルーン・テイスト・オブ・ハーベスト

Cameroon-TOH

カプラミ農業協同組合は、アフリカファインコーヒー協会(AFCA)(African Fine Coffees Association)主催のカメルーン・テイスト・オブ・ハーベスト(Cameroon Taste of Harvest)2019で83.7点を獲得し第1位に輝きました。

品種

ジャバ 出典:アタカ通商

品種はジャバ(Java)です。

精製方法

ウェット・ミル 出典:アタカ通商

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

2017年に発生した英語圏の分離独立の影響で、カプラミ農業協同組合のウォッシング・ステーションは操業を停止し、輸出ができなくなりました。しかし、2019年に輸出が再開されました。

カフェ ランバン カメルーン レッド・マンドリル カプラミ ジャバ ロングベリー

カフェ ランバンでは、コーヒーの焙煎度を選択できます。カメルーン レッド・マンドリル カプラミ ジャバ ロングベリーは、浅煎り(ライトロースト)、中煎り(ミディアムロースト)、深煎り(フレンチロースト)、極深煎り(イタリアンロースト)から選択できます。

Sparkly Rasberry, Sweet Floral, Bright & Vibrant

Cameroon Taste of Harvest

浅煎り(ライトロースト)

浅煎り(ライトロースト)

非常に明るく華やかなフレーバーと凝縮感のある酸味、クリーンな味わいが印象的です。

中煎り(ミディアムロースト)

中煎り(ミディアムロースト)

明るく華やかな酸味と凝縮感のある酸味、浅煎りよりもボディ感のある味わいです。

深煎り(フレンチロースト)

深煎り(フレンチロースト)

浅煎りや中煎りよりも酸味は穏やかですが、引き続き明るく華やかなフレーバーが印象的です。バランスの取れたクリーンな味わいです。

極深煎り(イタリアンロースト)

極深煎り(イタリアンロースト)

極深煎りになると酸味が穏やかになり、苦味とボディ感が生まれます。バランスの取れた味わいです。

<参考>

「レッドマンドリル カプラミ・ジャバ・ロングベリー #101」,ATC Specialty Coffee<https://www.specialtycoffee.jp/beans/2412.html>

"L'Union centrale des Coopératives agricoles de l'Ouest du Cameroun (UCCAO) : de l'entreprise commerciale à l'organisation paysanne",Persée<https://www.persee.fr/doc/tiers_0040-7356_1991_num_32_128_4634>

"Les mouvements coopératifs dans les hautes terres de l'Ouest-Cameroun",OpenEdition Journals<https://journals.openedition.org/rga/2778>

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