丸山珈琲:エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年

丸山珈琲 エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年です。

丸山珈琲 MARUYAMA COFFEEは、長野県北佐久郡軽井沢町に本店を置くスペシャルティコーヒー店です。

エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年

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エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年

2020年、エチオピア初のカップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)が開催されました。

1999年にブラジルで始まったカップ・オブ・エクセレンス(当時はベスト・オブ・ブラジル)は、2018年には11ケ国で開催されるまでに規模が拡大しました。そして、2020年にアラビカ種コーヒーの起源であるエチオピアで開催されることとなりました。

しかし、2020年のエチオピア カップ・オブ・エクセレンスは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、リモート方式での審査となりました。

他の生産国のカップ・オブ・エクセレンスも、別方式のリモート審査に変更されています。

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サンプル・コレクション

2020年2月3日から7日まで、ジンマ(Jimma)、アワッサ(Hawassa)、ディレダワ(Diredawa)、アディス・アベバ(Addis Ababa)にサンプルが集められました。

2月6日にアディス・アベバのカップ・オブ・エクセレンス コンペティション・センターが開かれました。

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プレ・セレクション

ジンマ、アワッサ、ディレダワ、アディス・アベバに集まった1462(別の投稿では、1469または1459)のサンプルが、アディス・アベバのコンペティション・センターに送られ、プレ・セレクションが行われました。

2月17日から28日まで行われたプレ・セレクションでは、1462のサンプルのうち150のコーヒーが86点以上を獲得し、次のステージへと進みました。

国内審査の変更

3月30日からアディス・アベバで、プレ・セレクションを突破した150のコーヒーの国内審査が行われる予定でした。

アディス・アベバに、150のコーヒーのロットが集められました。

しかし、3月28日にエチオピア・コーヒー・紅茶局(Ethiopian Coffee and Tea Authority)と未来を養うエチオピアのバリュー・チェーン活動(Feed the Future Ethiopia Value Chain Activity)は、エチオピア カップ・オブ・エクセレンスの国内審査と国際審査を、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドに移すと発表しました。

審査は3月30日から4月3日までと4月7日から10日まで、アディス・アベバで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による旅行制限と封鎖により、計画通り開催することが困難になりました。

そして、150のコーヒーは、アディス・アベバからポートランドへと輸送されました。

ポートランドでの審査

4月6日から10日まで、オレゴン州ポートランドのACEカッピング・ラボで、第1ラウンドと第2ラウンドの審査が行われました。148のコーヒーが評価され、上位40のコーヒーが決定されました。

国際審査

5月4日から7日まで、ポートランド、マイアミ、ニューヨーク、コロラド、ブラジル、イギリス、日本などで、上位40のコーヒーの国際審査が行われました。

結果

上位28のコーヒーが87点以上を獲得し入賞、上位3のコーヒーが90点以上を獲得しました。また、11のコーヒーがナショナル・ウィナー(National Winner)に選ばれました。

オークション

28のカップ・オブ・エクセレンス・ウィナーと11のナショナル・ウィナーが、世界33ケ国、168のバイヤーに送られました。

6月25日にオークションが行われました。5時間以上にわたって4,137回の入札があり、上位2つのコーヒーは合計902の入札がありました。

28のコーヒーの平均落札価格は、1ポンドあたり28ドルで、カップ・オブ・エクセレンスのオークションの新記録となりました。 総売上高は1,348,690米ドルで、42ロットの販売があった2011年のエルサルバドルの記録である830,245米ドルを上回り、記録を更新しました。

シェラトン・アディス(Sheraton Addis)で、セレモニーが開催されました。

第1位に輝いたのは91.04点を獲得したニグセ・ゲメダ・ムデ(Niguse Gemeda Mude)です。

丸山珈琲 エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年

左 ニグセ・ゲメダ 右 ブク・サイーサ
左 ニグセ・ゲメダ 右 ブク・サイーサ
左 ニグセ・ゲメダ 右 ブク・サイーサ

ニグセ・ゲメダ エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年 第1位

ニグセ・ゲメダ・ムデ

ニグセ・ゲメダ・ムデ(Niguse Gemeda Mude)は、91.04点を獲得し第1位に輝きました。品種は74158、精製方法はナチュラル(Natural)です。

RankFarmWeight (lbs.)High BidTotal ValueCompany Name
1aNiguse Gemeda Mude595.25$185.10$110,180.78Maruyama Coffee, Saza Coffee, Cometeer, Goodboybob Coffee, Difference Coffee, Harrods, Orsir Coffee(Taiwan), The Hub Coffee Malaysia
Ethiopia 2020

2020年6月25日に行われたオークションで、日本の丸山珈琲、サザコーヒー他によって、1ポンドあたり185.10米ドルで落札されました。

ニグセ・ゲメダ・ムデ は、シダマ地方(Sidama Zone)ブレ群(Bure Woreda)カラモ住民自治組織(Karamo Kebele)ハイーサ(Hayisa Village)のコーヒー農家です。 4人の息子と3人の娘がいます。

彼は3ヘクタールの土地でコーヒーを栽培し、さらに10ヘクタールの土地で野菜、小麦、テフ、大麦、竹を栽培しています。コーヒーの年間生産量は15t、アフリカン・ベッドで乾燥させています。彼は国際市場との繋がりがなかったため、地元のバイヤーとエチオピア商品取引所(ECX)(Ethiopian Commodity Exchange)に販売していました。

しかし、エチオピア カップ・オブ・エクセレンスで第1位に輝いたことにより、国際市場との繋がりが生まれることが期待されます。

丸山 健太郎氏のカッピングスコアは、 96.5点です。

丸山珈琲が落札 エチオピアNo.1の豆はどんな味?:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO63518620X00C20A9000000/

ニグセ・ゲメダ エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年 第1位

ニグセ・ゲメダ
ニグセ・ゲメダ

「【丸山珈琲】ニグセ・ゲメダ 2020年エチオピアCOE1位【世界に賞賛される一杯。2020年エチオピア優勝コーヒー】」,MARUYAMACOFFEE 2020年12月15日.
roma/FlavorBlueberry, pepper, white peach, blackberry, apricot, pineapple, floral, jasmine, red currant, apple, prune, raspberry, violet, mango, red fruit tangerine, creamy, long, smooth, dried bananas
AciditySilky acidity fruit acidity, wine, citric, bright, acetic
OtherBlueberry, jammy, big round juicy mouthfeel, red wine, tangerine, butter creamy body, consistent, intense in flavor but balanced, very well structured, honey dew, very clean aftertaste
91.04

「1位の豆は米国人好みのエキゾチックな風味。ブルーベリーのような甘い香り、ジャスミンの花やトロピカルフルーツを思わせる華やかさを感じました。2位は黒砂糖のような甘さに包まれて、ラベンダーの香りがある。後味にはナツメグのようなスパイスを感じましたね」

丸山珈琲が落札 エチオピアNo.1の豆はどんな味?」,NIKKEI STYLE 2020年9月12日.

最初の印象はグレープやブルーベリーのジュース、次にトロピカルフルーツのような華やかな酸味、そこに黒糖やコショウ、さらにシナモンのような甘いスパイスが混ざったような印象を受けます。シルクのような滑らかな口当たりで、非常にクリーンな味わいです。

非常にクリーンでありながらエチオピアらしさも感じられるコーヒーです。

ブク・サイーサ エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年 第14位

ブク・サイーサ・コーヒー株式会社

ブク・サイーサ・コーヒー株式会社(Buku Sayisa Coffee PLC)は、88.43点を獲得し第14位に入賞しました。ティピカ(Typica)のナチュラル(Natural)精製です。

RankFarmWeight (lbs.)High BidTotal ValueCompany Name
14Buku Sayisa coffee plc2017.23$16.40$33,082.57Maruyama Coffee Co., Ltd.
Ethiopia 2020

2020年6月25日に行われたオークションで、日本の丸山珈琲によって、1ポンドあたり16.40米ドルで落札されました。

ブク・サイーサ・コーヒー株式会社は、2018年にデスタ・エデマ(Desta Edema)氏、タミラ・エデマ(Tamirat Edema)氏、ワンダフラシュ・アベベ氏(Wandafrash Abebe)によって設立された株式会社(Private Limited Company)です。オロミア州(Oromia Region)西グジ地方(West Guji Zone)ハンベラ・ワメナ群(Hambela Wamena Woreda)ブク・サイーサ(Buku Sayisa)に位置しています。

代表兼マネージャーであり31才(2020年現在)のデスタ・エデマ氏は、彼の父親と4人の兄からコーヒー栽培を学び、21才でこの事業に参加しました。

ブク・サイーサは60ヘクタールの面積を有しており、その土地の大部分に若いコーヒーノキが植えられています。現在は3ヘクタールで5,000kgの品種74110と74112を生産していますが、生産量はすぐに増加する見込みです。

ブク・サイーサ エチオピア カップ・オブ・エクセレンス 2020年 第14位

ブク・サイーサ
ブク・サイーサ

Aroma/FlavorDark chocolate, apricot, watermelon, dark chocolate, ripe, plum peach, black cherry, blueberry, maraschino cherry, blueberry, brown spice dried fruits, sweet with acidity, peach jam, refined
AcidityCitric, juicy acidity, malic, tartaric, little dry.
OtherMeyer lemon, maraschino cherry, blueberry, brown spice
88.43

黒系統の果実のような濃厚な味わいをベースに広がる黒糖の甘さと黒胡椒のようなスパイシーさが刺激となっています。第1位のニグセ・ゲメダよりも、ねっとりとした濃厚な味わいに感じます。

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