コロンビアのコーヒー生産地 バジェ・デル・カウカ
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観
バジェ・デル・カウカ(Valle del Cauca)は、コロンビア(Colombia)アンデス自然地域(英語:The Andean (natural) region、スペイン語:La región Andina (de Colombia))または太平洋沿岸/チョコ自然地域(英語:The Pacífico/Chocó (natural) region、スペイン語:La región del Pacífico (de Colombia))の南西部に位置するコーヒー生産地です。
バジェ・デル・カウカは、ユネスコ(UNESCO)世界遺産に登録された「エヘ・カフェテロ(スペイン語:Eje Cafetero)」、または「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観(英語:Coffee Cultural Landscape of Colombia)」の一部です。
この地域には、バジェ・デル・カウカの他に、アンデス山脈西側のカルダス(Caldas)、キンディオ(Quindio)、リサラルダ(Risaralda)が含まれています。
バジェ・デル・カウカ
バジェ・デル・カウカ(Valle del Cauca)は、コロンビア最西部に位置しており、太平洋に面しています。県都は、コロンビアで人口第3位のサンティアゴ・デ・カリ(Santiago de Cali)です。
バジェ・デル・カウカは、標高1,200m - 1,800mと高地で、平均気温24℃と温暖な気候、年間2,300mmの豊富な降雨量があり、良質なコーヒー生産に恵まれた条件が揃っています。収穫時期は、中央地域が3月から6月、北部が9月から12月です。
バジェ・デル・カウカは、水はけが良い火山灰の土壌です。火山灰の土壌は良質なコーヒー生産にとって最適の土壌です。火山灰の土壌は植物が根を張りやすいため育ちやすく、また保湿力が高いため、雨の少ない乾季にも植物に十分な栄養を与え続けることが出来ます。また火山灰に多く含まれる硫黄が、コーヒーに豊かな香りを与えます。
コロンビアのコーヒーは、北部のサンタマルタ(Santa Marta)、同じく北部のカルタヘナ(Cartagena)、西部のブエナベントゥラ(Buenaventur)の3つの主要な港湾都市から輸出されます。バジェ・デル・カウカに位置するブエナベントゥラからは、バジェ・デル・カウカとその近隣の県で生産されたコーヒーが輸出されています。
バジェ・デル・カウカ(Valle del Cauca):http://cafedecolombia.jp/colombia/origin-valle/
バジェ・デル・カウカ Valle del Cauca:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/south-america/colombia/andean-natural-region/valle-del-cauca