カフェ ランバン Café RANBANは、北海道札幌市中央区南3条西5丁目にある自家焙煎珈琲店です。
オーナーは、阿部 和弘です。カフェ ランバンは、1977年に創業した札幌市の自家焙煎の先駆けとなる珈琲店の1つです。
一方、こちらも自家焙煎で知られる「北地蔵」の日比三裕さんは、「ELEVEN」の開店こそ早かったが、自家焙煎を始めたのは2軒目の北地蔵(75年)からのこと。同年、「蔵人」の嶋津彰さんがススキノで、さらに2年ほど遅れて「カフェ・ランバン」の阿部和弘さんが自家焙煎をスタートさせている。
和田 由美(2006)『さっぽろ喫茶店グラフィティー』,亜璃西社.p.138
カフェ ランバン Café RANBAN
外観
カフェ ランバンは、1997年(平成9年)に第8回「札幌都市景観賞」を受賞しています。設計は、札幌市の数多くの名店を設計した今 映人(こん あきひと)です。
内観
1階
カフェ ランバンは、世界でも珍しい希少なコーヒーを取り扱っています。ニューカレドニア イダ・マーク エリーゼブルーとセントヘレナ ブルボンは、日本でも飲むことのできる店の少ない希少なコーヒーです。
2階
メニュー
コーヒー豆は、同じ豆を浅煎りから深煎りまで煎り分けています。抽出はネルドリップです。
カフェ ランバンの浅煎りは、含み香(戻り香)が印象深い味わいです。 コーヒーを飲む前に、炭酸水で口の中を中和するのがランバン流です。
モカやマンデリンなど10種類ほどが揃うストレートコーヒーを頼むと、まずリキュールグラスに入った炭酸水が出される。それを口に含み、舌をすっきりさせてからコーヒーを味わうのがランバン流だ。
和田 由美(2006)『さっぽろ喫茶店グラフィティー』,亜璃西社.p124
カフェ ランバンは、『和田由美の札幌この味が好きッ!』で唯一取り上げられている喫茶店です。
夏になると、ブレンドコーヒーから抽出した水出しコーヒーを販売しています。水出しコーヒーを使った「琥珀の女王」というメニューも用意されています。
自家製のケーキは、コーヒーの繊細なフレーバーを邪魔しない素朴な味わいです。
カフェ ランバン Café RANBAN:https://real-coffee.net/category/roastery-cafe/cafe-ranban