パプアニューギニア 山岳有機農業組合
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パプアニューギニア 山岳有機農業組合

山岳有機農業組合

パプアニューギニア ゴロカ

山岳有機農業組合(HOAC)(Highlands Organic Agriculture Cooperative)は、パプアニューギニア(PNG)(Papua New Guinea)東部山岳州(Eastern Highlands Province)オカパ地区(Okapa District)プローサ(Purosa)にある協同組合です。東部山岳州の州都であるゴロカ(Goroka)から、約93km南西に位置しています。

山岳有機農業組合(HOAC)は、1985年の協同組合法に基づき、パプアニューギニアで登録された法人です。また、オセアニア地域で最も古いフェアトレード認証組織の1つで、2003年に登録され、2005年に認証され増田。

山岳有機農業組合(HOAC)は、約2,700の生産者によって構成されており、彼らはプローサ渓谷(Purosa Valley)の500平方キロメートルに広がる32のコミュニティに住んでいます。

ジェームス・キンとプローサ・プランテーション

ジェームス・キン

山岳有機農業組合(HOAC)の創設者は、ジェームス・キン(James Kinne)です。

ジェームスは、1951年に東部山岳州オカパ地区ヘネガル(Henegaru)で生まれました。彼はプローサで育ち、若くしてパプアニューギニアの都心部で仕事を始めました。彼は店主、整備士、運転手などの仕事を経て、1970年にクラレンス・コーヒー・プランテーション(Clarens Coffee Plantation)で、機械による土地の耕起と植栽の運用のマネージメントを担当する輸送監督者の仕事をしました。これが彼の生涯にわたるコーヒーに関わる最初に仕事でした。1977年、プランテーションと都会の生活を離れ、プローサの家族の下へと戻りました。

ジェームスは、プローサで最初のドライバーでした。彼は自らの影響力とプランテーションでの経験を活かして、地域社会に根ざしたコーヒー生産の方法を模索しました。

ジェームスは、コーヒーが「金のなる木」であり、パプアニューギニアの仲間たちの生活を変えることができるものと信じていました。彼は、志を同じくするパートナーや大手輸出業者のアンコ(Angco)とともに、1984年から1990年までのわずか6年間で、アルーシャ(Arusha)、ブルボン(Bourbon)、ムンドノーボ(Mundo Novo)、カツーラ(Caturra)の品種で構成される、約250エーカーのプランテーションを開発しました。この時までに、ジェームズは、5人の男の子と5人の女の子の10人の子供の父親となっていました。

1年後の1991年、ジェームズは設立を支援したプローサ ウェット/ドライミルの代表に就きました。このようにして、彼は東部山岳州の有機栽培のコーヒー生産の道を拓きました。

現在、山岳有機農業組合は、ジェームスの息子であるダニエル・キン(Daniel Kinne)とその家族によって運営されています。

山岳有機農業組合 Highlands Organic Agriculture Cooperative:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/oceania/papua-new-guinea/eastern-highlands-province/highlands-organic-agriculture-cooperative

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