パナマ オーロラ農園とミスターブラック パナマ・ゲイシャ
スポンサーリンク

パナマ オーロラ農園とミスターブラック パナマ・ゲイシャ

オーロラ農園

ラ・オーロラ(オウロラ)農園(Finca La Aurora)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)レナシミエント地区(Renacimiento District)ピエドラ・デ・カンデラ(Piedra de Candela)に位置する農園です。コスタリカの国境から2km離れた場所に位置しています。

ラ・オーロラ(オウロラ)農園は標高1,570m - 1,770mにあり、総敷地面積30.5ヘクタールのうち、耕作面積は14,5ヘクタールで、農園の標高の低い部分の3分の2を占めています。標高の高い部分を占める残りの17ヘクタールは、保護林です。

農園主はロベルト・ブレネス(Roberto Brenes)です。

ロベルトは、パナマ証券取引所(BVPA)(Bolsa de Valores de Panamá, S.A.)の前取締役およびパナマ中央銀行(BNP)(Banco Nacional de Panamá)の前取締役を務めたパナマの金融セクターの著名人です。彼はパナマの独裁者であるマヌエル・ノリエガ(Manuel Noriega)体制を批判したかどで、数年間亡命し、ニューヨークで経営学修士(MBA)を取得しました。

ロベルトは、2006年に農園を引き継いだ後、農園の大部分を在来種の木で再植林しましました。コーヒーはこの森林の木陰で栽培されます。標高が高く、昼夜の気温差がほとんどない安定した環境がもたらすマイクロクライメイト(微気候)が、コーヒーに複雑なカップ・プロファイルをもたらします。

収穫はパナマの先住民族であるノベ・ブグレ族(Ngäbe-Buglé)が担当します。12月下旬に始まり、3月中旬に終わります。

品種

ラ・オーロラ(オウロラ)農園は、アウロマール農園(Finca Auromar)でゲイシャを、アルマ農園(Finca Alma)で他のSHB規格のコーヒーを生産しています。

「アウロマール(Auromar)」という名前は、ロベルトの娘であるオウロラ(Aurora)と孫娘のマール(Mar)にちなんで名付けられました。

ラ・オーロラ(オウロラ)農園は、ゲイシャをコーヒーのブルゴーニュとみなしています。

アウロマール・ゲイシャは、コーヒーチェリーの熟度がピークの時に手摘みで収穫されます。収穫労働者には、業界標準をはるかに超えるプレミアムとボーナスが支払われます。

ベスト・オブ・パナマ(BoP)

ラ・オーロラ(オウロラ)農園のアウロマールは、2006年に初めて播種されました。そして、商業生産の最初の年である2013年に、「アイアンマン(Ironman)」というアウロマール・ゲイシャのウォッシュト精製のロットが、ベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)のゲイシャ ウォッシュト(Geisha Washed)部門で第1位に輝きました。また、2016年には、「カミリーナ(Camilina)」というアウロマール・ゲイシャのナチュラル精製のロットが、エキゾチック・ナチュラル(Exotic Natural)部門で第1位に輝きました。

2019年には、「ドーニャ・バティ(Doña Baty)」というアウロマール・ゲイシャのアネロビック精製のロットが、ゲイシャ ナチュラル & スペシャル・プロセス(Geisha Natural & Special Processes)部門で93点を獲得し第6位に入賞しました。

アメリカ合衆国の老舗コーヒー・レビュー・サイトである「コーヒー・レビュー(Coffee Review)」において、アウロマール・ゲイシャは90点以上の高得点を何度も獲得しています。

ミスターブラック パナマ・ゲイシャ

ミスターブラック(Mr. Black)は、2016年のベスト・オブ・パナマ(BoP)のエキゾチック・ナチュラル部門で第1位に輝いた「カミリーナ」を使用したリキュール、「ミスターブラック パナマ・ゲイシャ(Mr. Black Panama Geisha)」を製造しました。世界限定300本、1本115ポンド(185ドル)で販売されました。

ミスターブラックの公式コーヒー・サプライヤーであるカンポス・スペシャルティ・ロースターズ(Campos Specialty Roasters)は、カミリーナのロットを100kgを確保し、そのうち50kgがミスターブラックのパナマ・ゲイシャ コーヒーリキュール用に特別に確保されました。

問題

リキュールの発売を控え、その独特の液体の繊細な風味を理解できる、目の肥えた消費者を見つけるために、問題が作成されました。コーヒー専門誌『カフェイン(Caffeine)』との提携により、スペシャルティコーヒーの原産地や格付け、味覚、抽出プロセスの科学など、業界の専門家による8問の選択問題やエッセイ形式の問題が出題されました。

この問題は、2016年12月号の18ページに掲載されました。30日以内に応募用紙を郵送すると、審査員が審査し、最適な人を選出して連絡し、ボトルの購入権を得ることができました。

オーロラ農園 Finca La Aurora:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/central-america/panama/renacimiento/finca-la-aurora

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事