蕪木:エチオピア モカ・ベンサ

蕪木 エチオピア モカ・ベンサです。

蕪木は、2016年11月に開業した東京都台東区のコーヒーとチョコレートの自家焙煎店です。店主は蕪木 祐介(かぶき ゆうすけ)です。

「OUR NEIGHBORS: 蕪木 Kabuki」,NOHGA HOTEL 2020年8月24日.

エチオピア モカ・ベンサ

モカ・ベンサ

モカ・ベンサ(Mokha Bensa)は、エチオピア(Ethiopia)南部諸民族州(SNNPR)(Southern Nations, Nationalities, and People's Region)シダマ地方(Sidama Zone)ベンサ郡(Bensa Woreda)でモプラコ(Moplaco)によって生産されるロットです。

エレアンナ・ジョーガリス(Heleanna Georgalis)が代表を務めるモプラコは、シダマ地方ベンサ郡にウォッシング・ステーション(Washing Station)を所有しています。

蕪木 祐介は、エチオピアへの旅で、このウォッシング・ステーションを訪れました。

エレアンナさんはエチオピアの優良な珈琲を届けることに奔走している珈琲会社・モプラコ社の女社長だ。私にとってかけがえのない存在で、彼女からはたくさんのエチオピアのこと、珈琲のことを教えていただいた。インフラ、流通、民族、様々な課題を抱えるエチオピアでは美味しい珈琲を届けることは一筋縄にいかない。彼女は珈琲の名産地、シダモのベンサという地域に自身の加工場(ウォッシングステーション)を作った。未熟な豆を丁寧にハンドピックするなど管理を徹底した新しい珈琲生産を始めたということで、そこにも案内していただいた。

蕪木 祐介(2021)『珈琲の旅 Ethiopia』p.38

品種

品種はエチオピア在来種(Ethiopia Heirloom)です。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

蕪木 エチオピア モカ・ベンサ

エチオピア モカ・ベンサ

甘い芳香と程よいコク・苦味。 綺麗な酸味を持つ透明感のある味わい。 冷めてくると果実のような風味も顔を出します。 比較的軽めに淹れていただくのがオススメ。 甘みがしっかりしているけれども、すっと体に入る、飲み飽きない珈琲です。

私にエチオピア珈琲の深い魅力を伝えてくれたエレアンナさん。彼女はエチオピア珈琲商社MOPLACO社の代表であり、農園や精選所も運営しています。

初めて南部シダモ地方を案内してもらったのは、2017年。 険しい山道をバイクの二穴で駆け抜けた先に広がっていたのが、エレアンナさんの新しく作った精選所でした。 標高がとても高く、引き締まった豆が収穫される珈琲の名産地シダモの中にある「ベンサ」というエリア。 豆の品質の良さはもちろん、働いている人の笑顔や、環境にも配慮された排水処理施設などを見ても、本当に未来のための「スペシャルティ珈琲」を作っているのだなと、実感しました。

蕪木

果実感のある綺麗な酸味、透明感のあるクリーンな味わいに、モカ・フレーバーが顔を出します。17g 120ccで抽出すると、まろやかな甘さが綺麗な酸味を包み込む味わいになります。

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