カフェテナンゴ グアテマラ ラ・エスペランサ農園 パカマラです。
カフェテナンゴ(Cafetenango)は、2008年に創業した東京都世田谷区の中米スペシャルティコーヒー専門店です。店主の栢沼 良行(かやぬま よしゆき)が直接現地の農園に赴き、信頼関係を築いた農園からコーヒーを買い付けています。
グアテマラ ラ・エスペランサ農園 パカマラ
ラ・エスペランサ農園
ラ・エスペランサ農園(Finca La Esperanza)は、グアテマラ(Guatemala)ウエウエテナンゴ県(Huehuetenango Department)ラ・リベルタード(La Libertad)に位置する農園です。標高1,415m - 1,850m、50.61ヘクタールのうち33.69ヘクタールでコーヒーが栽培され、残りは自然林となっています。コーヒー生産地域としては、ハイランド・ウエウエ(Highland Huehue)に区分されます。
1956年にエレオドロ・デ・ヘスス・ビジャトロ・ロペス(Eleodoro de Jesús Villatoro López)によって設立されました。ウエウエテナンゴ県ラ・リベルタード市エル・ボホナル村(El Bojonal)で仕事を始め、その後ホハ・ブランカ村(Hoja Blanca)に移りました。その頃から高品質のコーヒーを作ることが特徴としており、この文化はビジャトロ家に引き継がれています。
エレオドロ・ビジャトロは、農園を設立する前、コーヒーを買い付け、荷馬車で60kmの距離を数日かけて運び、販売するという大変な仕事を数年間していました。1956年、彼はラ・エスペランサ農園を設立しました。当時、ウエウエテナンゴ県へのアクセスするための道路がなく、コーヒーを取引するには多くの障害がありましたが、その後、当時初めて存在したトラックで、農園からグアテマラのパリン(Palín)にあるドライ・ミルまでコーヒーを運ぶことに成功しました。
ビジャトロは92歳で亡くなりましたが、彼の誠実さ、献身、勤勉さは、子供や孫、その他の家族の模範となり続けています。
現在は、彼の息子であるペドロ・ビジャトロ・カスティージョ(Pedro Villatoro Castillo)がオーナーです。彼は子供の頃からコーヒーの栽培と精製加工について知識があり、兄弟のサポートにより、高品質のコーヒーの生産を継続しています。
品種
品種はパカマラ(Pacamara)です。
ラ・エスペランサ農園では、パカマラの他に、ブルボン(Bourbon)、カツーラ(Caturra)、カツアイ(Catuai)が栽培されています。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
カップ・オブ・エクセレンス(CoE)
ラ・エスペランサ農園は、グアテマラ カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)において、2009年にブルボン カツーラ マラゴジッペ(Bourbón Caturra Maragogype)のサン(Sun)が89.25点を獲得し第5位、2011年にパカマラ(Pacamara)のウォッシュト(Washed)が90.92点を獲得し第2位、2012年にパカマラ(Pacamara)のウォッシュト(Washed)が87.66点を獲得し第7位、2013年にパカマラ(Pacamara)のウォッシュト(Washed)が89.33点を獲得し第6位、2015年にブルボン(Bourbón)が88.25点を獲得し第7位、2017年に86.67点を獲得し第17位、2018年にブルボン(Bourbon)のウォッシュト(Washed)が87.17点を獲得し第22位、2020年に89.04点を獲得し第3位に入賞しました。
カフェテナンゴ グアテマラ ラ・エスペランサ農園 パカマラ
COEの上位常連農園。山の斜面で育つパカマラ種は、この農園の看板ロットでアウレリアさんもお気に入りのコーヒー。ハーブ系のフレーバーは少なく、チョコレート、ナッツ、スパイス系の香りが強い。
カフェテナンゴ
味
甘い蜜のような口当たりと甘さが印象的です。刺激的な口当たりがスパイスとなっています。