帰山人の珈琲遊戯 ブラジル グアリロバ農園 トパージオです。
帰山人の珈琲遊戯(GAME of COFFEE)は、2017年に始まった鳥目散 帰山人(とりめちる きさんじん)氏による焙煎豆販売です。
ブラジル グアリロバ農園 トパージオ
グアリロバ農園
グアリロバ農園(Fazenda Guariroba)は、ブラジル(Brazil)南東部スデスチ(Sudeste)ミナス・ジェライス州(英語:State of Minas Gerais、ポルトガル語:Estado de Minas Gerais)カンポ・ダス・ヴェルテンテス中地域(Campo das Vertentes Mésorégion)サント・アントーニオ・ド・アンパーロ (Santo Antônio do Amparo)に位置する農園です。ブラジルの生態系としては、サバンナ地帯のセラード(Cerrado)に区分されます。
皇太子さま、農業施設でコーヒーの実を撮影 ブラジル:朝日新聞デジタル https://t.co/WghxTAWWM2
— 鳥目散 帰山人 (@kisanjin) March 20, 2018
《国際協力機構(JICA)も技術と資金の両面で協力》…JICAってのは角栄政権時代にセラードを伯版列島改造して日本の植物性蛋白源(大豆)を確保するために作られたものだぜ。もっと直截に言えよ。
セラード開発にも、そしてJICAの活動自体にも、誇るべき「光」の部分だけでなくて、悔いるべき「闇」の側面があることを忘れてはならない。そこを忘れて讃美ばかりする者は、サスティナビリティを語る資格は無い。
— 鳥目散 帰山人 (@kisanjin) March 20, 2018
グアリロバ農園は、サンコーヒー(SanCoffee)に所属しています。
グアリロバ農園は、標高約1,100m、農園面積は202ヘクタールで、コーヒーの栽培面積は92ヘクタールです。
農園の歴史は、19世紀にジョアン・フェレイラ・カルネイロ(João Ferreira Carneiro)が、現在農園のあるサント・アントーニオ・ド・アンパーロで農作物の栽培を始めたことに遡ります。
コーヒーの生産は、1940年代にフェルナンド・パイヴァ(Fernando Paiva)によって始められました。彼はサンコーヒー(SanCoffee)の創業者であり、ブラジルスペシャルティコーヒー協会(BSCA)(Brazil Specialty Coffee Association)の創設者の1人です。
現在の農園主は、第5代目のホメーロ・アギーア・パイヴァ(Homero Aguiar Paiva)氏です。彼は彼の叔父であるフェルナンド氏からカショエイラ農園(Fazenda Cachoeira)の一部を取得し、コーヒー生産を始めました。
ホメーロ氏は、彼の兄弟で農学者のレナト・パイヴァ(Renato Paiva)氏の指導のもと、農園の土地に最適なコーヒーの品種を選択し、栽培しています。今日、ガブリエル・ラモニエール・ヴィエイラ(Gabriel Lamounier Vieira)氏とその妻エリサ・パイヴァ・ラモニエール(Elisa Paiva Lamounier)女史、妹のマリーリア・アギーア・パイヴァ(Marília Aguiar Paiva)女史が農園の管理をしています。
グアリロバとは?
Fazenda Guariroba(グアリロバ農園)は、ブラジルの
ミナスジェライス州南部の町サント・アントニオ・ド・アンパロ
で威を張るSancoffee(サンコーヒー)傘下にある銘農園。
ブラジルのCoE(カップ・オブ・エクセレンス)では、
2016年にナチュラル部門の第1位を、
2018年にパルプトナチュラル部門の第8位を
獲得したウィニングファームとして名を馳せている。
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受賞歴
サンコーヒーは、2000年からカップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Exellence)に参加しています。
グアリロバ農園は、2016年のブラジル カップ・オブ・エクセレンス(CoE)のウィニング・ファームとなった、サンコーヒーを代表する農園です。
グアリロバ農園は、2016年のブラジル・ナチュラルズ(Brazil Naturals)でイエロー・カツカイ(Yellow Catucaí)が90.50点を獲得し第1位に輝きました。また、2018年のブラジル・パルプト・ナチュラルズ(Brazil Pulped Naturals)でイエロー・カツアイが89.53点を獲得し第8位に入賞しました。
品種
品種はトパージオ(Topázio)です。
トパージオは、ブラジルのカンピナス農業研究所(IAC)(Agronomic Institute of Campinas)で選抜された品種です。この品種は、ミナスジェライス州の気候に特に適しています。
トパージオとは?
栽培品種Topázio(トパージオ)MG1190の元は、
1974年にIAC(カンピナス農業研究所)で取得された
ムンドノーボとイエローカトゥアイの交配種である。
1978年以降はミナスジェライス州の州立研究機関
EPAMIGでカトゥアイ種との再交配と選抜育種で
強化が続けられ、チェリーが濃い黄色に熟した
MG1190には、宝石のトパーズ(黄玉石)に由来する
Topázio(トパージオ)という名が与えられた。
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農園では、トパージオの他に、ブルボン・アマレロ(Bourbon Amarelo)、カツアイ(Catuaí)、カツカイ・アマレロ(Catucaí Amarelo)が栽培されています。
精製方法
精製方法はナチュラル(Natural)です。
サンコーヒーでは、ラド・ア・ラド(Lado a Lado)とジレート・ダ・ロカ(Directo da Roça)という2つのナチュラル精製方法が採用されています。
Natural process:
Lado a Lado: hand picked cherries, slowly dried in the patios in a single bean layer – Dr. Flávio Borém process
Directo da Roça: ripe cherries straight from the plantation to the patio – no water contact: like the great old times in Brazil
SanCoffee
味
O café Topázio resulta em uma bebida suave, complexa e de finalização agradável. Seu aroma apresenta notas cítricas e complexas.
Fazenda Guariroba
グアリロバ農園のトパージオは、スムースで複雑な味、心地よい後味、シトラスと複雑なノートのアロマを特徴としています。
帰山人の珈琲遊戯 ブラジル グアリロバ農園 トパージオ
ブラジル グアリロバ農園 トパージオ
【生豆と焙煎の仕立て】
ブラジル連邦共和国 スル・デ・ミナス地区
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グアリロバ農園
トパージオ ナチュラル(乾式精製) 100%
ブラジル産コーヒー輸入会社MIRAI SEEDSの取扱う
グアリロバ農園の生豆から、今般は強過ぎず程よい
乾式精製の発酵臭があるロット(SBT2693)の
トパージオを選びました。
直火の手廻し釜で火力一定の「一本焼き」にして、
18分30秒の焙煎で、中深煎りに仕立てています。
MIRAI SEEDSはカッピングプロファイルを、赤ワイン・
オレンジピール・レモン・キャラメル・ハチミツと並べて
います。確かにナッティというよりはキャラメルっぽい
香味がありますが、ワインや柑橘系のフレイヴァーは
(あるにはあるけれども)さほど強烈ではありません。
但し、ブラジルらしからぬ奥行きのあるコクには
想いの外に好感です。これに甘さが乗っています。
ブラジルの銘園グアリロバからの薫る黄玉(トパーズ)、
珈琲遊戯で初登場の香味を、どうぞご笑味ください。
味
赤ワインのようなこってりとしたコクのある味わいが印象的です。オレンジのようなフレーバーとキャラメルのような甘味があり、ブラジル特有のナッツっぽさが感じられますがそれほど強くはありません。
<参考>
「グアリロバ農園」,Mirai Seeds<https://www.miraiseeds.com/>
Fazenda Guariroba<http://fazendaguariroba.com/>
「Opening the black box for a sustainable coffee future」,algrano<https://blog.algrano.com/post/170300622374/opening-the-black-box-for-a-sustainable-coffee>