カルディコーヒーファーム パプアニューギニア コルブラン コーヒーランドです。
カルディコーヒーファーム(KALDI COFFEE FARM)は、株式会社キャメル珈琲が経営するコーヒーと輸入食品店です。
パプアニューギニア コルブラン コーヒーランド
コルブラン コーヒーランド
コルブラン コーヒーランド(Colbran CoffeeLands)は、パプアニューギニア(PNG)(Papua New Guinea)東部山岳州(Eastern Highlands Province)カイナンツ地区(Kianantu District)に位置する農園です。
農園主はニコル・コルブラン(Nichol Colbran)です。
ニコルの父親であるベン・コルブラン(Ben Colbran)は、東部山岳州、特にカイナンツ地区でのコーヒー栽培のパイオニアです。ベンは、1963年にニュージーランドから妻のノーマ(Norma)、ジル(Jill)、サンドラ(Sandra)、ニコル(Nichol)の3人の子供とともにパプアニューギニアに移住しました。
ベンは約600エーカー(242ヘクタール)の農園を購入しましたが、取引にかかる費用のため、一刻も早く収益を上げる必要がありました。彼はブロッコリーやキャベツなどの野菜や、イチゴなどの果物の栽培を始めた。高地で採れるこれらの作物は、港町の市場でも人気がありました。そのお金で、砂糖やお茶、小麦粉など、高地では手に入りにくいものを買い求めました。そうして少しずつ貯めたお金で製材所をつくり、夢であったコーヒー農園をつくる資金を確保しました。
コルブラン夫妻が最初のころに直面した最大の問題は、土壌の湛水問題であった。パプアニューギニアで広く使われているコーヒーの苗木の植え付け方法は、ケニアから導入したものです。幅1メートル、深さ1メートルほどの穴を掘って表土を入れ、そこに苗木を植えます。
この方法は、ケニアの60インチ以下とは対照的に、年間平均降雨量が90インチである湿潤な高地には全く適さないものでした。この問題は、コーヒーの列の間に排水溝を掘ることで解決されました。ベンは、特定の肥料や病気の有無など、コーヒーにとって必要なものが何かを推察することが得意となりました。この知識は時間とともに経験とともに高まり、その解決策はニコルに受け継がれ、現在も実行に移されています。
ベンの息子であるニコルは、幼い頃からこの農園を手伝っていました。1979年、コルブランが農園を売却し、ノーマとともにオーストラリアに移住した際、ニコルはそのまま残り、新しい所有者のもとで農園の運営に携わりました。1997年に農園を買い戻して以来、農園のオーナー兼ディレクターを務めています。
現在、農園は約220ヘクタールで、成熟したコーヒーノキと、新しい植え付けが行われている区域があります。コルブラン コーヒーランドは、周辺地域の農園や農家と協力し、精製加工やマーケティングの支援も行っています。
コーヒーへの情熱
湧き上がるコーヒーへの情熱は、私自身が実際に体験してきた中で培われてきました。
カルディコーヒーファーム
7歳に移住して現在67歳になるまで、パプアニューギニアのコーヒー自体が、私の人生を形作ったと言っても過言ではありません。
私のコーヒーの品質へのかける旅は、驚くような経験と冒険で溢れています。
次に何が起こるかわからないような土地で暮らして行く中で、コーヒーを育てることは、文字通り[挑戦]でしたが、 コーヒーへの変わらぬ想いと、そのコーヒーを最高のものに育て上げたいという情熱が、この歳になっても私を停めるものにはなりませんでした。
その想いが詰まったコーヒーが、コルブランのコーヒーとなります。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
カルディコーヒーファーム パプアニューギニア コルブラン コーヒーランド
カルディコーヒーファームのスペシャルティコーヒー
「地球最後の楽園」と呼ばれ、アラビカコーヒーの生産条件に適したパプアニューギニア。
カルディコーヒーファーム
こちらのコルブラン農園のニコル・コルブラン氏が作るコーヒーは、アメリカの先進的なスペシャルティコーヒーロースターにも選ばれていましたが、日本への紹介は非常に少なかったコーヒーです。
味わいは、柔らかい口当たりにエルダーフラワーやマスカットの風味、黒糖を思わせる濃厚な甘みが特徴的。ルワンダやキリマンジャロのようなアフリカの良質なコーヒーのフレーバーを想起させられます。
味
爽やかな明るい酸味と甘さが印象的です。凝縮感のある爽やかな酸味がカルディコーヒーファームのエルダーフラワーシロップを思わせる味わいです。