カフェ ヒノ:グアテマラ ラ・アゾテア農園 ブルボン

カフェ ヒノ(Cafe Hino) グアテマラ ラ・アゾテア農園 ブルボンです。カフェ ヒノは、札幌市白石区にある自家焙煎珈琲店です。

グアテマラ ラ・アゾテア農園 ブルボン

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グアテマラ

グアテマラ(Guatemala)はシェラ・マドレ山脈(Sierra Madre)が縦横に走っている中米北部の国です。シェラ・マドレ山脈はメキシコの北西から南東にかけて連なる大山脈で、北はロッキー山脈に続き、南端に位置するのがグアテマラです。

グアテマラは火山国で、グアテマラコーヒーの多くは山脈の斜面で栽培されています。標高1,300m-2,000mの高い標高、降雨量の多い肥沃な火山灰土壌で、高品質なコーヒーの栽培に恵まれた環境です。気象は、太平洋側と大西洋側のそれぞれの熱帯性気候に影響されます。

グアテマラには狭い国土に8つの代表的な産地があり、山脈を挟んで気象条件が違うため、それぞれに特徴が異なります。

中央にあるのがアンティグア地区、国を囲むようにしてあるのがフライハネス地区、アカテナンゴ地区、サンマルコス地区、アティトラン地区、ウエウエチナンゴ地区、コバン地区、ヌエボ・オリエンテ地区の8つです。

これらの産地は、1960年に設立されたグアテマラ国内のコーヒー生産者を代表する組織であるアナカフェ(Asociación Nacional Guatemalteca de Café (Anacafé))によって認定されています。

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アンティグア

「Antigua Coffee Stories」,apcaantiguacoffee 2008年4月22日.
「Antigua Coffee」,apcaantiguacoffee 2008年4月25日.

ラ・アゾテア農園(Finca La Azotea)は、グアテマラ中部アンティグア地域に位置しています。

グアテマラのコーヒー生産地域、CAFE IMPORTSより

アンティグア(Antigua)は、グアテマラで最も有名なコーヒー生産地域です。アンティグア産のコーヒーは、ラ・アンティグア・グアテマラ(La Antigua Guatemala)とその周辺で生産されるコーヒーで、アナカフェによって原産地が認定されています。

ラ・アンティグア・グアテマラは、市の名前であると同時に、基礎自治体の名前でもあります。単にアンティグア、またはラ・アンティグアと呼ばれることが多いです。

ここでは市を指す場合は「アンティグア市」、コーヒー生産地としてアンティグアを指す場合は「アンティグア地域」と呼ぶことにします。

アンティグア市は、グアテマラにある22の県のうちサカテペケス県(Sacatepéquez)に位置しており、同県の県都です。

アンティグア市

アンティグア市は、グアテマラ中央高地のパンチョイ谷(Panchoy Valley)に位置しています。

アンティグア市は、首都グァテマラ・シティからほど近くにある旧首都で、スペイン植民地時代のコロニアル様式の建築が数多く残る美しい都市です。1979年にユネスコ世界遺産に指定されました。アンティグアはコーヒーの他にも、「聖週間(スペイン語:Semana Santa)」というカトリックのお祭りで有名です。

アンティグア市は、1524年7月25日に建設された都市で、1541年から1773年までグアテマラ総督府(スペイン語:Capitanía General de Guatemala)の首都でした。

建設された7月25日が聖ヤコブの記念日であったことから、1566年6月10日にスペインのフェリペ2世によって「グアテマラの騎士たちの聖ヤコブの非常に高貴で非常に忠実な市(スペイン語:Muy Noble y Muy Leal Ciudad de Santiago de los Caballeros de Guatemala、英語:Very Noble and Very Loyal City of St. James of the Knights of Guatemala)」という称号を与えられました。聖ヤコブは都市の守護聖人となっています。

1773年のサンタ・マルタ地震によって都市の大部分が破壊されたため、1776年に首都が「グアテマラ・シティ(シウダ・デ・グアテマラ (スペイン語:Ciudad de Guatemala))」に遷都されました。

グアテマラ・シティの正式名称は、「ラ・ヌエバ・グアテマラ・デ・ラ・アスンシオン(La Nueva Guatemala de la Asunción))」で、「(聖母マリア)被昇天の新しいグアテマラ」という意味です。

新しい首都となったグアテマラ・シティに対して、古い首都は「古いグアテマラ」を意味する「アンティグア・グアテマラ(Antigua Guatemala)」と呼ばれるようになりました。

1773年の地震で都市の多くの部分が破壊されましたが、スペイン植民地時代の約3世紀の間に建設された、古い教会や修道院が数多く残っています。市を見下ろす郊外には十字架の丘(スペイン語:Cerro de la Santa Cruz)があり、観光スポットになっています。

またアンティグア市は、スペインのコンキスタドールで年代記作家のベルナル・ディアス・デル・カスティリョ(Bernal Díaz del Castillo)の安息の地でもあります。彼は現在のアンティグア市のレヒドール(Regidor、参事)に任命され、そこで彼はそれまでの彼の新世界での征服活動を『メキシコ征服記(Historia verdadera de la conquista de la Nueva España)』という自伝にまとめあげました。

アンティグア地域のコーヒー

アンティグア地域は、アグア火山(Agua)、アカテナンゴ火山(Acatenango)、フエゴ火山(Fuego)の3つの火山に囲まれた盆地で、これらの火山活動による肥沃な土壌は高品質なコーヒー栽培に最適です。

代表的な自治体としては、アンティグア(Antigua)、ホコテナンゴ(Jocotenango)、シウダ・ビエハ(Ciudad Vieja)、サン・ミゲル・ドゥエニャス(San Miguel Dueñas)があり、グアテマラの有名農園がひしめいている地域です。

気候は雨季と乾季が明確で、夜には気温が下がります。気温は約19-22℃、年間降水量は約800-1,200mm、湿度は約65%です。豊かな火山性土壌、十分な日射、比較的少ない降雨量、涼しい夜がアンティグ地域の特徴です。

土壌に含まれる火山性の軽石が少ない降雨量でも十分な水分を保持し、日射と霜からコーヒーノキを守るためのシェードツリーが密集しています。シェードツリーは雨季と乾季の気候に合わせて剪定されます。

コーヒーハンターのホセ(José.)川島良彰氏によると、このアンティグア地域には線虫が多いそうです。

ちなみに中米、ことにグアテマラのアンティグア地区は土壌に線虫が多く、ほとんどのコーヒーの木は台木(下部に用いる植物体)にカネフォラ種(ロブスタ)を使い、上部にアラビカ種を接木しています。地面に近い部分に線があるので、見れば一目で分かります。

コーヒーハンターが見た コーヒー生産国の最新事情」 2012年8月22日 株式会社Mi Cafeto 代表取締役 川島良彰氏、friend of coffee.

アンティグア地域は安定して高品質なコーヒーを生産する地域として、歴史的に高く評価されてきました。

2000年に「アンティグアコーヒー協会( スペイン語:Asociacion De Productores De Cafe Genuino Antigua、英語:Antigua Coffee Producers Association(APCA))」が設立されました。アンティグア地域の原産地呼称を守り、偽物の流通を防ぐために、本物のアンティグア産コーヒーには「ジェニュイン・アンティグア(Genuino Antigua)」の認証がされます。

品種

主な栽培品種は、ブルボン(Bourbon)、カツーラ(Caturra)、カツアイ(Catuai)です。

アンティグアのコーヒーは、グアテマラの中でも最も高品質なコーヒーとして知られてきました。

アンティグアのコーヒーは一般的に、豊かなアロマ、上質な酸味、フルボディ、優れた甘味が特徴です(実際の味は農園、品種、精製方法などによってそれぞれ異なります)。

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ラ・アゾテア農園

ラ・アゾテア農園(Finca La Azotea)はアンティグア地域北部、サカテペケス県(Sacatepéquez)ホコテナンゴ(Jocotenango)に位置する農園です。19世紀後半にコーヒー栽培を始めたグアテマラで最も歴史のあるコーヒー農園の1つです。

ラ・アゾテア農園は現在、1993年に設立されたアンティグアのスペシャルティコーヒー輸出業者である「カフェマール株式会社(Cafemar S.A. )」と合併しています。

農園は標高約1,500mに位置しており、農園面積約31ヘクタールです。

ラ・アゾテア農園の歴史

ラ・アゾテア農園は、5世代にわたって農園が引き継がれています。現在の農園管理者はリカルド・ポコルニー(Ricardo Pokorny)氏です。

LA AZOTEA - Trademark Details:https://trademarks.justia.com/876/38/la-87638682.html

「ラ・アゾテア(La Azotea)」は、スペイン語で「天井(El Techo)」を意味しています。この名前は、天井に伝統的に使われていたのと同じタイプの素材を使用したドライ・パティオに由来しています。

レジーナ・ワグナー(Regina Wagner)著『グアテマラにおけるコーヒーの歴史(The History of Coffee in Guatemala)』によると、ラ・アゾテア農園は、ナバレッテ宣教師(Father Navarette)が所有していた農園でした。ナバレッテ宣教師は、1874年にスペイン移民のマルセル・オリベ(Marcel Orive)に農園を売却しました。

マルセル・オリベは、スペインからウエウエテナンゴに移住して、そこに住んでいたドミンガ・モント(Doninga Mont)と結婚しました。しかし、ウエウエテナンゴに留まることはなく、アンティグアへと移住してきた人でした。

ラ・アゾテア農園では、染料のコチニール製造のためにサボテンを栽培していました。しかし、化学染料の発明により産業が崩壊したため、マルセル・オリベはまもなくコーヒー栽培に切り替えたそうです。

ラ・アゾテア農園のホームページでは、異なったストーリーが語られています。ホームページによると、1883年にドミンガ・モント(Doninga Mont)夫人がこの農園を購入し、彼女の義理の息子であるマルセル・オリベ(Marcel Orive)によって、コーヒー農園に生まれ変わったそうです。

1908年にマルセルの息子であるアルベルト・オリベ(Alberto Orive)が農園を拡大し、精製所を近代化しました。

2000年に、農園の一部がラ・アゾテア文化センター(英語:The Centro Cultural la Azotea、スペイン語:El Centro Cultural La Azotea)として生まれ変わり、観光農園となりました。

ラ・アゾテア農園は現在、コーヒー生産だけではなく、博物館や学校も経営する複合型農園となっています。

ラ・アゾテア文化センター

ラ・アゾテア文化センター
「La Azotea-Centro Cultural (1 of 6)」,Lezue 2009年6月19日.
「La Azotea-Centro Cultural (2 of 6)」,Lezue 2009年6月19日.
「La Azotea-Centro Cultural (3 of 6)」,Lezue 2009年6月19日.
「La Azotea-Centro Cultural (4 of 6)」,Lezue 2009年6月19日.
「La Azotea-Centro Cultural (5 of 6)」,Lezue 2009年6月19日.
「La Azotea-Centro Cultural (6 of 6)」,Lezue 2009年6月19日.

ラ・アゾテア農園は、2000年にラ・アゾテア文化センター(英語:The Centro Cultural la Azotea、スペイン語:El Centro Cultural La Azotea)を設立しました。

ラ・アゾテア文化センターには、コーヒー博物館、マヤ音楽博物館の「カサ・コホム(Casa K’ojom)」、グアテマラの伝統衣装の博物館の「リンコン・デ・サカテペケス(Rincón de Sacatepéquez)」が設けられています。

CASA K'OJOM   マヤ音楽博物館 カサ・コホム:http://www.infomaya.jp/museos/casakojom/index.html

ラ・アゾテア農園は農園観光を実施しており、博物館からコーヒー・プランテーションを巡り、コーヒーの歴史や生産方法について学ぶことができます。

ラ・アゾテア農園はラ・アゾテア文化センターからもたらされる利益のために、他の農園と比べてコーヒー生産における利益への依存度が高くありません。

品種

品種はブルボン(Bourbon)です。

ブルボンは、アンティグア地域の代表的な栽培品種です。

精製方法

ラ・アゾテア農園の精製所

精製方法はウォッシュト(Washed、湿式)です。

ラ・アゾテア農園には、1883年に建造された水車を動力とした古い精製所があります。

コーヒーは完熟実が手摘みで収穫され、農園のミルで精製されます。果肉除去後のパルプは、農園で飼育されている馬の馬糞やミミズ堆肥と混合されて、天然肥料として再利用されます。

Las mañanas en La Azotea, se empiezan con café y una larga caminata entre las plantaciones. ...#perhapsyouneedalittleguatemala #coffeebeans #coffeefarm #guatemalancoffee #guatemala #antiguaguatemala

La Azoteaさんの投稿 2020年1月3日金曜日

乾燥は天日乾燥です。

りんごのような爽やかなフレーバーと酸味があり、優しさを感じる柔らかい味わいが特徴です。しっかりとしたコクがあり、舌触りは柔らかく、スッキリとした苦味があります。全体としてバランスの良いコーヒーです。

古き良きアンティグア産のコーヒーの味わいです。

カフェ ヒノ グアテマラ ラ・アゾテア農園 ブルボン

焙煎は中深煎りです。

ボディ感のある甘味と柔らかな酸味の味わいです。

カフェ ヒノ 商品ページより

りんごのような爽やかさと甘さを持ったフレーバーが印象的です。コクの感じられる焙煎度合いで、口当たり柔らかく、バランスの取れた中庸な味わいです。グアテマラらしいコーヒーです。

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