タリーズコーヒー:ブラジル ファゼンダ・バウ ドライ・オン・ベッド
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タリーズコーヒー ブラジル ファゼンダ・バウ ドライ・オン・ベッドです。

タリーズコーヒー(TULLY'S COFFEE)は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル発祥のスペシャルティコーヒー店です。日本のタリーズコーヒーは、伊藤園の完全子会社であるタリーズコーヒージャパン株式会社が経営しています。

ブラジル ファゼンダ・バウ ドライ・オン・ベッド

ファゼンダ・バウ

ファゼンダ・バウ(Fazenda Baú)は、ブラジル(Brazil)ミナス・ジェライス州(英語:State of Minas Gerais、ポルトガル語:Estado de Minas Gerais)ミナス・トライアングル・アンド・ハイ・パラナイバ・メソ地域(英語:Minas Triangle and High Paranaíba Mesoregion、ポルトガル語:Mesorregião do Triângulo Mineiro e Alto Paranaiba)パトス・デ・ミナス小地域(Patos de Minas Microregion)ラゴア・フォルモーザ市(Lagoa Formosa Municipality)に位置する農園です。経営会社は、バウ・アグロ(Baú Agro)です。

ファゼンダ・バウは、タリーズコーヒーのパートナー農園です。ドライ・オン・ベッドは、タリーズコーヒーのバイヤーを務める南川 剛士(みなみかわ つよし)の提案から生まれたロットです。

それが今日、タリーズコーヒーのシーズナルビーンズの中でも特に愛されている「レッドブルボン ドライオンベッド」の試作だった。定番であるレッドブルボン種を使う点は従来と同じだが、収穫後に行うチェリーの乾燥方法が特殊だ。

通常はコンクリートの乾燥場にチェリーを敷きっぱなしにして乾かすところを、「ドライオンベッド(Dry on bed)」の文字通り、アフリカンベッドと呼ばれる風通しの良い網棚にチェリーを並べる。状態の悪いチェリーを人の手で取り除きながら、時間をかけてムラなく乾かすことで、クリーンな味わいと濃縮された甘みを引き出す手法だ。

南川からドライオンベッドを提案されたトミオ氏は、「そこまで手をかけられない」と難色を示した。そもそもこの方法は、ブラジルでほとんど採用されない。一般的にブラジルのコーヒー農園が持つ強みは、広大な敷地と機械化された栽培オペレーションによる安定した大量生産であり、人の手で行う工程を増やすのは非効率的だからだ。

ところが翌年南川が農園を訪ねると、そこにはテスト用のアフリカンベッドが用意されていた。

「トミオさんには、『取引先の中で、南川さんが一番品質にうるさい』と言われます。でも、僕がどれだけ本気でコーヒーに向き合っているかを見てきたトミオさんだから、僕の提案を信じて、網棚を作って待っていてくれたのだと思います。日本とブラジル、距離的には一番遠い場所にいる生産者なのに、コーヒーに対する情熱は誰よりも近くにあるのだと感じましたね」(南川)

テストの結果は、その手法が正解であることを証明した。申し分のない出来栄えで、難なく商品化に至る。手間も時間もかかる方法だが、その後もトミオ氏はタリーズコーヒーからのオーダーに真摯に応え続けた。「ドライオンベッドは、タリーズコーヒーに納品する分しか作らないよ」という南川との約束を頑なに守ってくれたのだった。

「良いコーヒーは、すべての人に幸せをもたらす」。タリーズコーヒーとバウ農園が、至福の一杯を作り上げるまで。」,タリーズコーヒージャパン株式会社 2023年2月28日.

品種

品種はレッド・ブルボン(Red Bourbon)です。

精製方法

精製方法はナチュラル(Natural)です。

タリーズコーヒー ブラジル ファゼンダ・バウ ドライ・オン・ベッド

タリーズコーヒーとバウ農園が2010年に新しいチャレンジとして始めた、アフリカで多く使われている"アフリカンベッド"を活用した生産方法で作り上げたコーヒーです。網棚の上で手間と時間をかけてゆっくりと乾燥させることで引き出される、コーヒーの濃厚なコクと甘みや、凝縮した旨みが感じられます。

タリーズコーヒー

リッチでふくよかなボディとボリュームのある甘さが印象的です。レギュラービーンズのファゼンダ・バウと比べると、よりクリーンで甘さを感じさせる味わいです。

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