サザコーヒー:パナマ フィンカ・レリダ スペシャル エスプレンドローサ ラ・カスケーダ ベスト・オブ・パナマ 2020年 ゲイシャ ナチュラル/ハニープロセス部門 第14位

パナマ フィンカ・レリダ スペシャル エスプレンドローサ ラ・カスケーダ ベスト・オブ・パナマ 2020年 ゲイシャ ナチュラル/ハニープロセス部門 第14位

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フィンカ・レリダ

「Finca Lérida - Tierras Altas.」,Finca Lérida Hotel Boutique & Coffee Plantation 2017年11月10日.

フィンカ・レリダ(Finca Lérida)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)ボケテ地区(Boquete District)アルト・キエル(Alto Quiel)に位置する農園です。フィンカ・レリダ ホテル・ブティック & コーヒー・プランテーション(Finca Lérida Hotel Boutique & Coffee Plantation)の経営です。

トレフ・バチェ・モニック

「History of Boquete English y Espanol」,TV Chiriqui 2017年3月15日.

トレフ・バチェ・モニック(Tollef Bache Monniche)は、1874年8月27日ノルウェーのスルナダレン(Surnadalen)で、カール・アレクサンダー・モニック(Carl Alexander Monniche)とソフィア・グートルン・バチェ(Sofia Gudrun Bache)の間に生まれました。

彼は幼少期を故郷で過ごした後、1894年にオスロにあるノルウェー陸軍士官学校(The Norwegian Military Academy)を卒業しました。その後、彼はドイツのドレスデン工科大学で土木工学を学びながら、ノルウェー陸軍の中尉を務めました。1901年に成績優秀で卒業した後、彼はすぐにアメリカ合衆国に移り住みました。

大学で土木工学の最先端の知識を吸収した彼は、アメリカ合衆国で、マンハッタン・バレーの高架橋、ニューヨーク市地下鉄、ペンシルベニア鉄道、フィラデルフィアの数多くの地下鉄と高架鉄道など、様々な建設事業に携わりました。

1907年10月に、彼はワシントンから、10年間にわたるパナマ運河の建設プロジェクトの仕事の依頼を受け、承諾しました。彼の最初の仕事は、パナマ運河工事委員会 (Isthmian Canal Commission)の閘門とダム部署のアシスタント・エンジニアでした。しかし翌年には、閘門の6つの非常ダムを担当する設計エンジニアとして、パナマに異動しました。

モニックが設計したこれらのダムは、前例ない構造を特徴とするものでした。これまで最も重い構造のダムは約2,800トンでしたが、彼の設計したダムは3,400トンの重さを持つ構造でした。

1914年にこれらの仕事を終えた後、彼はコロン市にあるパナマ地峡鉄道のクリストバル港のドック・ターミナルの設計と建設を担当する堤防エンジニアとして配属されました。彼は1917年に辞職し、妻とともにボケテへ移住するために引退しました。

モニックの妻、ジュリア・トリブル・ハガー(Julia Trible Huger)は、アメリカ合衆国に最初に入植した家族の子孫でした。彼女の祖父は、南部、特に彼女の故郷であるバージニアの名士でした。彼女は13植民地 (Thirteen Colonies)のアメリカ独立戦争で使用された祖父の剣を携え、ボケテへと移住しました。

モニックはボケテで、農民から「レリダ(Lérida)」という不動産を購入しました。「レリダ(Lerida)」は、ムーア人によって設立されたスペインの「レリダ(Lérida)」(現在の「リェイダ(Lleida)」)という都市にちなんで付けられた名前でした。10年間の激務から回復するためにしばらく骨休めするはずでしたが、彼はその土地の木で家を建て、コーヒー農園を始めることを考え始めました。

モニック夫妻がレリダに住み始めた頃は、灯油ランプを使い、小川から水を運んでいました。また、ジュリア夫人は、薪ストーブで料理をしていました。

彼らは最終的に、365ヘクタールもの広大な土地を所有することになりました。そこでは、コーヒー、野菜、イチゴ、ナシ、ブラックベリー、プラムなどの様々な作物が栽培され、七面鳥、鶏肉、牛、馬が飼育されました。また、モニックは、現在ボケテ地区で栽培されているアボカドをグアテマラから移植しました。

道路が未整備で、水も少ない環境でありながら、モニックは美しく繁栄したコーヒー農園を作り上げることに成功しました。1929年には、12,000本のコーヒーノキから930キンタル(204,600ポンド)の収穫がありました。この収穫の大部分はドイツに輸出され、当時の3倍の値段で販売されました。そして、レリダはドイツにパナマのコーヒーを輸出した最初の農園となりました。

モニックは100ヘクタールの未開の密林を保護区とし、コーヒーの精製のために十分な水を得るために40平方フィートの池を作りました。また、彼は水を引き揚げるために、レリダのトレイルから密林全体へ、馬と男性の力を借りて、2インチのチューブを持ち込みました。

彼はコーヒー生産に必要な機械のほとんどを自ら制作しました。選別機である「シフォン(Sifon)」のようないくつかの発明は、今でもボケテ地区で使用されています。

彼はまた自然主義者として、40年間を過ごしたボケテの山地で、鳥の取集に専念しました。チリキ県で最高のものの一つに数えられる彼のコレクションは、1956年にシカゴのフィールド自然史博物館 (Field Museum)によって取得されました。

1956年、モニックは老齢のために、自らの土地をアルフレッド・コリンズ(Alfredo Collins)とインガ・コリンズ(Inga Collins)に売却し、アメリカ合衆国へと旅立ちました。モニック夫妻は、彼らが結婚したバージニア州ロアノークでしばらく過ごした後、テキサス州オースティンに移住しました。モニックは1958年12月、84歳で亡くなりました。

レリダで子供の頃にコーヒーを収穫した経験を持つラファエル・グエラ・レデズマ(Rafael Guerra Ledezma)によると、ボケテがモニックの訃報に接した時、彼に敬意を払い多くの場所で黙祷が捧げられたそうです。

ジュリア・モニッシュは、夫より長生きしています。 1964年10月、テキサス州オースティンに住んでいた彼女は、アメリカ合衆国の引退した船長であるジュリアス・グリゴレ(Julius Grigore)に、チリキ県のワシントン・ネーブル・オレンジ・ツリー(Washington Navel Orange Tree)の調査をするための情報を提供しました。

1960年3月18日、アメリカ合衆国議会の第86回会期の前に、テキサス州の代表であるクラーク W.トンプソン(Clark W. Thompson)は、モニックを優れた土木工学者として生涯を送った才能のあるノルウェー人として、政府として公式に認めました。彼は土木工学と農業のどちらにおいても、並外れた先駆者でした。

フィンカ・レリダ

フィンカ・レリダは、レリダ・エステート(Lérida Estate)、エスペレンドローサ・エステート(Esplendorosa Estate)、エル・サルト・エステート(El Salto Estate)、フローラ・エステート(Flora Estate)、アメリア・エステート(Amelia Estate)の5つの農園からなっています。

スペシャル エスプレンドローサ ラ・カスケーダ(Special Esplendorosa La Cascada)は、エスペレンドローサ・エステートで生産されたゲイシャのアネロビック・ファーメンテーション・ナチュラル精製です。

農園観光

「Finca Lérida Hotel Boutique and Coffee Plantation」,Finca Lérida Hotel Boutique & Coffee Plantation 2017年11月9日.

フィンカ・レリダには、ホテル、レストラン、コーヒー・ショップが併設されており、コーヒー・ツアーやバード・ウォッチングを行うことができます。

品種

品種はゲイシャ(Gesha)です。

ロット名の「ラ・カスケーダ(La Cascada)」は、スペイン語で「小さな滝」という意味です。

精製方法

精製方法はアネロビック・ファーメンテーション・ナチュラル(Anaerobic Fermentation Natural)です。

標高1,700mでコーヒーをタンクに入れ、水分含有量11%になるまで20-25日間乾燥させました。

ベスト・オブ・パナマ 2020

スペシャル エスプレンドローサ ラ・カスケーダ(Special Esplendorosa La Cascada)は、2020年のベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)のゲイシャ ナチュラル/ハニープロセス(Geisha N-H-P)部門で第14位に入賞しました。

ロットスコアBoxes重さ入札単位入札合計数件名最高入札者
GN-1402100lbs$0.50$80.50/lb$8,050.00SPECIAL ESPLENDOROSA LA CASCADACoffee Tech ltd (coffee-tech.co.nz) 图集咖啡 COFFEEGRAM Koyanagi Coffee Nippon
Best of Panama eAuction - Speciality Coffee 2020

2020年9月17日(日本時間)に行われたオークションで、1ポンドあたり80.50米ドルで、ニュージーランドのコーヒー・テック株式会社(Coffee Tech ltd)によって落札されました。

フィンカ・レリダは、ゲイシャ エスプレンドローサ エル・ミラドール(Geisha Esplendorosa "El Mirador")がゲイシャ ウォッシュト(Geisha Washed)部門で第15位に、スペシャル カツアイ レリダ エル・ユーカリプト B481(Special Catuai Lerida El Eucalipto – B481)がトラディショナル ナチュラル/ハニープロセス(Traditional N-H-P)部門で88.75点を獲得し第4位に、パカマラ エル・マナンティアール E452(Pacamara El Manantial – E452)がパカマラ(Pacamara)部門で89.5点を獲得し第3位に入賞しています。

また、フィンカ・レリダは、2001年のベスト・オブ・パナマで第1位に輝いた実績があります。

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スペシャル エスプレンドローサ ラ・カスケーダ

最初にハゴロモジャスミンのような非常に甘いフローラルフレーバーが最初に強く開きますが、温度変化とともに酸味が生まれ、特徴が薄れてきます。後味にわずかに発酵臭が残ります。一口目に非常に甘いフレーバーの印象を強く残すゲイシャです。

<参考>

「Lot GN-14: SPECIAL ESPLENDOROSA LA CASCADA」,Best of Panama<https://auction.bestofpanama.org/ja/lots/special-esplendorosa-la-cascada>

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