タシロコーヒーロースターズ ホンジュラス ピノ・デ・オロ農園 アナエロビックハニープロセスです。
タシロコーヒーロースターズ TASHIRO COFFEE ROASTERSは、大阪府東大阪市の田代珈琲株式会社が運営するスペシャルティコーヒー店です。
ホンジュラス ピノ・デ・オロ農園 アナエロビックハニープロセス
ピノ・デ・オロ農園
ピノ・デ・オロ(Pino de Oro)は、ホンジュラス(Honduras)サンタ・バーバラ県(Santa Bárbara Department)コンセプシオン・デル・スール市(Concepción del Sur Municipality)オホ・デ・アギータ村(Ojo de Aguita Community)に位置する農園です。
農園主はオスカル・エドガルド・ティノコ・マドリード(Oscar Edgardo Tinoco Madrid)です。
オスカル・エドガルド・ティノコは、子供の頃から父親のコーヒー生産を手伝ってきました。15歳のとき、彼は父親に農園を作るために小さな土地を与えてくれるよう頼みました。父親は彼が父親の支援を続けることを約束したうえで、彼に土地を与えました。こうして彼は、その土地でパーカス(Pacas)という品種の栽培を始めました。
1995年、コーヒーの価格が高く、収入も良く投入資材も安かったため、コーヒー生産を拡大しました。1996年、コーヒーの価格がまだ高かったため、父親はコンセプシオン・デル・スール市のオホ・デ・アギータ村にあるサンタ・バーバラの山に土地を買うことにしました。この地域はラ・レオナ(La Leona)と呼ばれています
2001年までに、父親は7ヘクタール、オスカル・エドガルド・ティノコは1.75ヘクタールの農園を所有し、生産量は多かったですが、コーヒーの価格は下落しました。コーヒーからの収入だけでは家族を養うことも、農園をきちんと維持することもできませんでした。そこで彼はタマネギ、トマト、キャベツなどの野菜を植え始めました。しかし、タマネギの収穫を信用取引でバイヤーに渡したところ、代金を支払ってもらえなかったり、トマトの収穫を低温のために失ったりし、彼は経済的に非常に危機的な状況に陥りました。
オスカル・エドガルド・ティノコは、コーヒー危機の時期は繊維産業で仕事をして糊口を凌ぎ、2007年に年老いた父親から事実上放棄されていた農園を譲り受けました。2009年に彼の農園を訪れたホンジュラスコーヒー機関(IHCAFE)(Instituto Hondureño del Cafe)の技術者からカップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)の参加条件を聞き、その年に初めて参加しました。2009年は途中で敗退しましたが、2010年に2回目の参加で3位入賞を果たし、2011年に優勝、2023年に再度優勝しました。
品種
品種混合ロットです。
精製方法
精製方法はアナエロビックハニー(Anaerobic Honey)です。
カップ・オブ・エクセレンス(CoE)
ピノ・デ・オロは、ホンジュラス カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)において、2010年にカツアイ(Catuai)が89.70点を獲得し第3位、2011年にパーカス(Pacas)が90.00点を獲得し第1位、2023年にパカマラ(Pacamara)のナチュラル(Natural)が91.78点を獲得し第1位に入賞しました。
タシロコーヒーロースターズ ホンジュラス ピノ・デ・オロ農園 アナエロビックハニープロセス
味
アルコールのような過発酵の印象を伴ったダークベリーのような暗い果実感のある味わいです。オイルのような口当たりも感じる過度な発酵感のある味わいです。