十一房珈琲店は、東京都中央区銀座2丁目2−19 藤間ビル 1Fにある自家焙煎珈琲店です。開店時のオーナーは、及川 俊彦です。カフェ・ド・ランブル(CAFE DE L'AMBRE)出身の山田 幸男(高円寺「十一房珈琲店」、荻窪「移山房」)から焙煎を教わり、1978年に創業しました。
十一房珈琲店 カフェ・べシェ
外観
十一房珈琲店は、銀座1-5-13 仰秀ビル B1にあったときは「べシェ珈琲店」という名前で、自家焙煎グループ「十一房」の母体となる店でした。現在の場所に移る際に、「十一房珈琲店」という名前に変更したようです。「べシェ(BECHET)」という名前は、ジャズ・ミュージシャンのシドニー・べシェ(Sidney Bechet)に由来するそうです。
かつて銀座4-13-14 妹尾ビル 1Fに、「十一房珈琲店」という名前の店がありましたが、別のお店のようです。また、目黒区自由が丘1丁目8-6 中島ビルに「十一房珈琲店」という店がありますが、創業者の加藤 晶子は身を引いており、現在は関わりがないそうです。
山猫珈琲店のご主人の河村さんがいた頃の十一房珈琲店(当時はベシェと呼んでいましたね)は、店長の及川さんの下で、後に自由が丘で十一房珈琲店を出した加藤さんや阿佐ヶ谷にカフェドゥワゾーと言うお店を出した宗さんが働く、「創成期」であり、正に「黄金期」でした
「【山猫珈琲店】」,十一房珈琲店 2019年8月24日.
内観
ヴィンテージコーヒー
十一房珈琲店は、カフェ・ド・ランブル 系譜の店です。ヴィンテージコーヒーは、枯れ臭や発酵臭、スパイシーな口当たりが入り混じった複雑な味わいです。