カフェ ランバン グアテマラ ドン・アントニオ農園 カツーラ ワイニーです。
カフェ ランバン(Café RANBAN)は、1977年に創業した北海道札幌市にある自家焙煎珈琲店です。札幌市の自家焙煎の先駆けとなる珈琲店の1つです。
グアテマラ ドン・アントニオ農園 カツーラ ワイニー
ドン・アントニオ農園
ドン・アントニオ農園(Don Antonio Estate)は、グアテマラ(Guatemala)ウエウエテナンゴ県(Huehuetenango Department)サン・ペドロ・ネクタ市(San Pedro Necta Municipality)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、ハイランド・ウエウエ(Highland Huehue)に区分されます。
サン・ペドロ・ネクタは、グアテマラ・シティから直線距離で北西約160km、車だと約7時間の距離にある、コーヒーの栽培地域としてはグアテマラ・シティから最も遠い場所にあります。農園は人里離れた場所にあり、サン・ペドロ・ネクタからさらに2時間ほど悪路を進むと農園に到着します。
農園名の「ドン・アントニオ(Don Antonio)」は、英語で「ミスター・アントニー(Mr. Anthony)」を意味しており、農園主のアントニオ・サンチェス(Antonio Sanchez)からその名が取られています。
アントニオの父親であるリゴベルト・サンチェス(Rigoberto Sanchez)は、1966年からコーヒーの仕事を始めました。リゴベルトは自ら農園を始めるだけの資金がなく、他のオーナーが所有するコーヒー農園で労働者として働いていました。しかし、当時の農園主が熱心に働くリゴベルトに資金援助をし、サン・ペドロ・カルチャ(San Pedro Carcha)に初めて土地を購入する事ができました。リゴベルトのコーヒー生産への情熱は、アントニオに引き継がれて、素晴らしいコーヒーを生産するに至っています。
アントニオの娘でリゴベルトの孫娘のカルメンは、現在鶏肉会社でマーケティング担当を担当しています。
ドン・アントニオ農園は、標高1,800m - 2,000m、非常に乾燥した地域でもあり、乾いた石灰岩土壌の、起伏の激しい急斜面でコーヒーが栽培されています。
ドン・アントニオ農園は、年間降雨量1,500mmと雨は少ないながら、寒暖の差が激しく、日中でも霧が発生し立ち込める地域にあります。夜間は気温が一気に下がるため、コーヒーの天敵である霜が降りやすく、通常コーヒーの栽培には不向きな気象条件です。しかし、シエラ・デ・ロス・クチュマタネス(スペイン語:Sierra de los Cuchumatanes)から吹き下ろす冷たい風とメキシコのテウアンテペック地峡(英語:Isthmus of Tehuantepec、スペイン語:Istmo de Tehuantepec)の高原地帯から吹き付ける乾燥した熱風により、霜害から守られ、高品質なコーヒー生産が可能になっています。
コーヒーは日陰で栽培され、100%天日乾燥されます。
品種
品種はカツーラ(Caturra)です。
ドン・アントニオ農園は、5か所に点在しており、場所によって栽培されている品種が異なります。
ドン・アントニオ農園のカツーラはアタカ通商の取り扱いです。アタカ通商では、ドン・アントニオ農園のブルボン(Bourbon)やムンド・ノーボ(Mundo Novo)の取り扱いがありました。
精製方法
精製方法はワイニー(Winey)です。
カフェ ランバン グアテマラ ドン・アントニオ農園 カツーラ ワイニー
グァテマラ ウエウエテナンゴ地区のワイニー、久しぶりに入荷しました。しっかりとしたワインフレーバーと奥深い甘みが特徴です。
カフェ ランバン
カフェ ランバンでは、コーヒーの焙煎度を選択できます。グアテマラ ドン・アントニオ農園 カツーラ ワイニーは、浅煎り(ライトロースト)、中煎り(ミディアムロースト)、深煎り(フレンチロースト)から選択できます。
浅煎り(ライトロースト)
味
ワインのフレーバーが非常にクリーンに感じられます。酸味、甘さのバランスに優れ、紅茶のような印象です。
中煎り(ミディアムロースト)
味
クリーンなワインフレーバーが印象的です。浅煎りよりも酸味、甘さ、ボディのバランスの取れた味わいに仕上がっています。
深煎り(フレンチロースト)
味
クリーンなワインのフレーバーとより甘さの強い味わいです。通常のコーヒーに近い印象です。
<参考>
「ドンアントニオ農園 カツーラ ワイニー」,ATC Specialty Coffee<https://www.specialtycoffee.jp/beans/2045.html>