パナマ ダマルリ農園
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パナマ ダマルリ農園

ダマルリ農園

ダマルリ農園(Damarli Estate)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)ボケテ地区(Boquete District)ボルカンシト(Volcancito)とパルミラ・アリーバ(Palmira Arriba)に位置する農園です。

標高1,450m - 1,500m、農園面積18ヘクタールのうち、11ヘクタールでコーヒーが栽培されており、残りの7ヘクタールは自然保護区です。

農園の場所は、夏は乾燥しており、ボカス・デル・トロ(Bocas del Toro)で発生し、貿易風によって大陸分水嶺から吹き付ける「バハレケ(Bajareque)」と呼ばれる霧状の雨がほとんど発生しません。これはボルカンシトが大陸分水嶺から離れた場所にあるためです。このことは、雨を考慮する必要がなしにコーヒーチェリーの完熟を待つこと、さらに、天日でのゆっくりと均一な乾燥が可能にします。

ダマルリ農園の歴史は、1995年にアメリカ合衆国の写真家であるデイヴィット・ペッシュ(David Pech)と彼の妻リア・ペッシュ(Lia Pech)が、近隣のブルーナ家(Bruña Family)から農園を購入したことに遡ります。

「ダマルリ(Damarli)」という農園名は、デイヴィット(David)とリア(Lia)、デイヴィットの父親であるマンフレッド(Manfred)と母親のルース(Ruth)の頭文字から取られています。「ダマルリ(Damarli)」のDAがDavid、MAがManfred、RがRuth、LIがLiaです。

リアの家族であるルイス家(Ruiz Family)は、ボケテ地区で代々コーヒー生産に従事する一家です。そのため、彼らもコーヒー生産に参加するように勧められました。1996年にコーヒーが植えられ、2001年から生産を開始しました。コーヒーチェリーは、10年以上にわたって、リアの家族のコーヒー事業である「カフェ・ルイス(Café Ruiz)」に販売していました。

2014年、デイヴィットとリア、息子のキース(Keith)は、農園の新しいプロジェクトを開始するために、アメリカ合衆国からパナマへと移住しました。

キースは、農園で栽培されているコーヒーの品種を識別し、国際市場に販売を始めました。また、デイヴィットとキースは、独自のカップ・プロファイルを作るため、自らコーヒーの精製を始めました。彼らは農園への訪問者のための建物や、新しいミル、乾燥用ベッド、バイヤー向けのカッピング・ラボを建設しました。

品種

ダマルリ農園には、それぞれ異なる微気候を持った6つの区画があり、ゲイシャ(Geisha)、パカマラ(Pacamara)、カツーラ(Caturra)、カツアイ(Catuai)、ブルボン(Bourbon)、ティピカ(Typica)が栽培されています。

精製方法

ダマルリ農園では、ウォッシュト(Washed)、ナチュラル(Natural)、ハニー(Honey)、ノーブル(Noble)の4つの精製方法が採用されています。

ノーブル精製では、収穫後のコーヒーチェリーを比重選別と手選別した後、マセレーション・タンクに入れます。タンクを水で満たし、酵母を加えて密閉します。pHと糖度を監視し、最適な状態に達したら、タンクからコーヒーチェリーを取り出します。そして、常に監視しながら、揚床で水分含有量9.5%から10%まで均一に乾燥させます。

ダマルリ農園 Damarli Estate:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/central-america/panama/boquete/damarli-estate

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