タカムラ コーヒーロースターズ ブラジル バウです。
タカムラ ワイン&コーヒーロースターズ(TAKAMURA Wine & Coffee Roasters)は、大阪府大阪市西区にあるワインとコーヒーの専門店です。ワインショップであった「タカムラ」が2013年にリニューアルし、スペシャルティコーヒーの自家焙煎を始めました。
ブラジル バウ
ファゼンダ・バウ
ファゼンダ・バウ(Fazenda Baú)は、ブラジル(Brazil)ミナス・ジェライス州(英語:State of Minas Gerais、ポルトガル語:Estado de Minas Gerais)ミナス・トライアングル・アンド・ハイ・パラナイバ・メソ地域(英語:Minas Triangle and High Paranaíba Mesoregion、ポルトガル語:Mesorregião do Triângulo Mineiro e Alto Paranaiba)パトス・デ・ミナス小地域(Patos de Minas Microregion)ラゴア・フォルモーザ市(Lagoa Formosa Municipality)に位置する農園です。経営会社は、バウ・アグロ(Baú Agro)です。
ファゼンダ・バウは1984年、ブラジル・パラナ州北部のセルタネージャ(Sertaneja)で、日系移民の息子として生まれたトミオ・フクダ(Tomio Fukuda)によって設立されました。
トミオは、家族と野菜畑で働きながら育ちました。彼は若い頃、電気通信工学に興味を持ち、70年代後半にスミデンソー(Sumidenso)に入社し、自動車用電気部品の製造に携わりました。スミデンソーでは、研修生制度に参加し、ホンダやトヨタなど、継続的な品質改善に力を入れている企業と接する機会を得ました。
自分の事業を持ち、再び田畑で働くというビジョンを実現するため、また、セラード拠点開発計画(POLOCENTRO)という政府の奨励策を試すため(トミオが移住する前に、この計画は終了)、トミオは兄のトシミツ(Toshimitsu)とともにミナス・ジェライス州のセラードを訪れました。
土地探しから始まり、トミオは「バウ(Baú)」という地域の高原を訪れました。荒廃した牧草地と自給自足農業で占められていた地域に到着すると、標高が高いからか、彼は気温が穏やかで心地よいと感じたそうです。コーヒー栽培に最適で心地よい環境であることがわかり、彼はバウへの定住を即座に決意しました。
1984年4月、日本企業でのキャリアを捨て、貯金をすべてはたいて、バウに最初の土地を購入し、妻のセリア(Célia)と娘のリサ(Lissa)とともにラゴア・フォルモーザに移住しました。その1年後、息子のダルバル(Durval)が誕生しました。
トミオがラゴア・フォルモーザでのコーヒー生産を選んだ理由の1つは、トシミツの友人に、隣町のカルモ・ド・パラナイバ(Carmo do Paranaíba)のコーヒー生産者で、広大なコーヒー生産地を形成している下坂(シモサカ)家がいたためです。トミオは、下坂家とコーヒーに関する知識や技術的・経済的な情報を共有することで、親交を深めてきました。
トミオとセリアは、30年以上にわたって、コーヒー、豆、大豆、牛、トマトなどを栽培してきました。特に、コーヒー農園として最高の成果を生み出し、バウは農園からアグリビジネス企業へと成長しました。2000年代半ばにフクダ家の2代目が事業に加わって以来、トミオ、セリア、息子のダルバル、娘のリサの4人が会社を率いています。
品種
品種はブルボン(Bourbon)です。
タカムラ コーヒーロースターズ ブラジル バウ
味
ナッツのような香ばしいフレーバーと柑橘系の酸味が印象的です。浅めの焙煎で、酸味優勢の味わいです。