グアテマラ アグア・ティビア農園

グアテマラ アグア・ティビア農園

アグア・ティビア農園

アグア・ティビア農園(Finca Agua Tibia)は、グアテマラ(Guatemala)グアテマラ県(Guatemala Department)サン・ホセ・ピヌーラ市(San José Pinula Municipality)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、フライハネス・プラトー(Fraijanes Plateau)に区分されます。所有会社はインダストリアス・アグリコラス・セントロ・アメリカナス社(Industrias Agricolas Centro Americanas, S.A.)です。

アグア・ティビア農園は、1886年からカスティージョ家(Castillo family)が所有しています。1886年はカスティージョ兄弟がセントラル・アメリカン・ブルワリー(英語:Central American Brewery、スペイン語:Cervecería Centro Americana)を設立した年です。セントラル・アメリカン・ブルワリーは、グアテマラで最も歴史のあるビール醸造所で、カスティージョ家の莫大な富を築きました。カスティージョ家のポートフォリオには、砂糖、金融、アミューズメントパーク、ペプシが含まれています。

アグア・ティビア農園は、当初、カスティージョ家の他の産業のために、木材や燃料を供給する目的で購入されました。20世紀初頭、石油系燃料が薪や石炭に取って代わったことで、農園のスペースが空き、他の農業活動に転用されるようになりました。1930年に肉牛を購入し、1960年に最初のコーヒー農園を作りました。2005年に畜牛を止め、現在はコーヒー生産が主要な活動です。

アグア・ティビア農園がコーヒーを植えた当時、この地域でコーヒー農園を持っている人はほとんどいませんでした。当時、コーヒーを栽培していた場所は非常に狭く、実験的な取り組みでした。1980年代には、コーヒーの栽培面積は112ヘクタール程度でした。一家が本格的にコーヒー生産に取り組むようになったのは、2012年になってからで、2020年までに350ヘクタールに拡大する計画を持っていました。農園はその他の活動として、アグリツーリズムやイベントを開催しています。

アグア・ティビア農園は、アカテナンゴ・バレー(Acatenango Valley)にラ・エスペランサ農園(Finca La Esperanza)を所有する第4世代目のコーヒー生産者、エリック・デ・ラ・ロサ(Erick de La Rosa)によって管理されています。

「アグア・ティビア(Agua Tibia)」は、スペイン語で「温かい水」を意味してます。この農園名は、カスティージョ家が農園を所有する以前から使われており、この地域の西側に活火山があり、この地域に存在していた可能性が高い温泉から名前が取られたと考えられます。

アグア・ティビア農園 Finca Agua Tibia:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/central-america/guatemala/fraijanes-plateau/finca-agua-tibia

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