エチオピアエチオ・アグリCEFT社

エチオ・アグリCEFT社

エチオ・アグリCEFT社（Ethio Agri-CEFT PLC）は、エチオピアの農業・農産物加工業界における最大手の民間企業のひとつでです。1998年1月1日にMIDROC投資グループ（MIDROC Investment Group）（Mohammed International Development Research and Organization Companies）の傘下として設立され、様々な農作物の生産・加工を行っています。

エチオ・アグリCEFT社は、13の農園、1つの紅茶加工・包装工場と農産物加工工場を有しています。農園は4つの州にまたがっており、紅茶加工・包装工場はアディス・アベバ、農産物加工工場はアムハラ州ゴジャムに位置しています。

エチオ・アグリCEFT社の最初の事業は、ジェマドロ・コーヒー農園（Gemado Coffee Farm）の開発によるコーヒー生産でした。エチオ・アグリCEFT社のコーヒー農園は、エチオピア南部のジェマドロ（Gemadro）、ドゥイナ（Duyina）、ベハ（Beha）、北部のアイフ（Ayehu）に位置しており、国際市場向けの高品質コーヒーの生産と輸出に重点を置いています。

ジェマドロ・コーヒー農園

ジェマドロ・コーヒー農園（Gemado Coffee Farm）は、エチオピア（Ethiopia）南エチオピア州（SERS）（South Ethiopia Regional State）シェカ地方（Sheka Zone）マシャ郡（Masha Woreda）に位置する農園です。

ジェマドロ・コーヒー農園は、1999年設立、2002年に初収穫を迎えました。「ジェマドロ（Gemado）」という農園名は、農園内を流れるジェマドロ川（Gemado River）に由来しています。標高1,700m - 1,920m、総面積は2,217ヘクタールで、そのうち1,215ヘクタールがコーヒー農園です。コーヒーチェリーは手摘みで収穫された後、アディス・アベバで精製、選別、格付けされます。

ジェマドロ・コーヒー農園は、スターバックス（Starbucks）のブラック・エプロン・エクスクルーシブス™（Black Apron Exclusives™）で取り扱われたことがあります。

Starbucks Ethiopia Gemadro Estate: Corporate greenwashing?：https://www.coffeehabitat.com/2006/10/the_truth_behin/

ドゥイナ・コーヒー農園

ドゥイナ・コーヒー農園（Duyina Coffee Farm）は、エチオピア（Ethiopia）南エチオピア州（SERS）（South Ethiopia Regional State）シェカ地方（Sheka Zone）マシャ郡（Masha Woreda）に位置する農園です。

ドゥイナ・コーヒー農園は、2008年にジェマドロから約30kmの場所に設立された2つ目の農園です。「ドゥイナ（Duyina）」という農園名は、農園のある村の名前から付けられました。標高1,700m - 1,920m、総面積は1,574ヘクタールで、そのうち1,000ヘクタールがコーヒー農園、400ヘクタールが丘陵地や渓谷で、固有の森林の木々や低木に覆われています。気候と土壌は、ジェマドロと似ています。