Direct Fire Roast 環:ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラル

Direct Fire Roast 環 ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラルです。

Direct Fire Roast 環は、2014年に設立された長屋 幸代が代表を務めるスペシャルティコーヒーのブランドで、中川 正志のフレーバーコーヒーのスペシャルティコーヒーラインです。Direct Fire Roastという名前は、直火式の焙煎から取られました。

Direct Fire Roast 環

ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラル

リモンシリョ

リモンシリョの滝

リモンシリョ(Limoncillo)は、ニカラグア(Nicaragua)マタガルパ県(Matagalpa Department)ヤシカ・スール(Yasica Sur)に位置する農園です。フィンカス・ミエリッヒ(ミエリッシュ)(Fincas Mierisch)を代表する農園です。

品種

レッド・ブルボン

品種はレッド・ブルボン(Red Bourbon)です。

リモンシリョのレッド・ブルボンは、ブラウンシュガー、チョコレート、チェリー、シナモンのテイストがあります。

精製方法

フル・ナチュラル

精製方法はフル・ナチュラル(Full Natural)です。

コーヒーチェリーが収穫された後、ベネフィシオ ドン・エステバンに運ばれ、そこで薄く広げられます。コーヒーチェリーは割り当てられたスペース内で1日に約3回、ダメージを与えないように注意深く攪拌されます。フル・ナチュラル精製は、気象条件に応じて20日から30日、水分含有量12%以下になるまで乾燥させます。この工程が完了後、輸出のために脱穀をする前に、最低30日間コーヒーを寝かせます。脱穀後、出荷されるまでさらに30日間寝かせます。

Direct Fire Roast 環 ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラル

上 ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラル 下 ブレンド
上 中煎り 下 深煎り
左 中煎り 右 深煎り

【ニカラグア・リモンシリョ農園ブルボン・ナチュラル】

生産国 :ニカラグア

エリア :マタガルバ地区

生産者 :エルウィン ミエリヒ

標高  :980m~1350m

品種  :ブルボン

生産処理:Naturarl

Direct Fire Roast 環

中煎り

中煎り
「環本焙煎・ニカラグア・リモンシリョ・ブルボンナチュラル中煎り」,flavorcoffeeフレーバー放送局 2020年1月2日.

カッピングプロファイル:フルーティ、フローラル、レッドワイン

Direct Fire Roast

プラムやグレープのような果実感のあるフレーバーと酸味、ワインのようなフレーバーが非常にクリーンに表現されています。「ブレンド チェンジ」と同様に、含み香よりの戻り香が強く、余韻にナチュラル精製の果実感のあるフレーバーが長く残るのが特に印象的です。

深煎り

深煎り
「環本焙煎・ニカラグア・リモンシリョ・ブルボンナチュラル深煎り」,flavorcoffeeフレーバー放送局 2020年1月2日.

カッピングプロファイル:フルーティ、フローラル、レッドワイン

Direct Fire Roast 環

洋酒やワインのような芳醇で奥深いフレーバー、プラムやグレープのような酸味、比較的こってりとしたボディが印象的です。フレーバーが非常にクリーンに表現されており、深煎りですが苦味が軽く、芳醇なフレーバーと深みのある味わいが、より強く印象に残ります。

Direct Fire Roast 環 ブレンド チェンジ ブレンド チャレンジ

左 ブレンド チェンジ 右 ブレンド チャレンジ
左 ブレンド チェンジ 右 ブレンド チャレンジ

ブレンド チェンジとブレンド チャレンジは、ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラルがベースとなっています。

今年初ブレンドのベースは、ニカラグア・リモンシリョ農園ブルボン・ナチュラルです。
リモンシリョ農園と言えば、Tokkin Blend でも使用した「ジャバニカ種」や「パカマラ種」の栽培で有名な農園です。
昨年、ニュークロップのカッピング会に参加しまして、リモンシリョ農園のすべてのコーヒーをカップ致しましたが、
ジャバニカもパカマラも豆特有の個性が弱く、仕入れを断念しました。
 

そんな中、最も香りが綺麗にそして、強く放たれていたのが、ブルボン・ナチュラルでした。
深煎りにしても消えることがないナチュラル香で、コストパフォーマンスも高い豆です。
中煎りにしますと甘酸っぱい果実味溢れる香りで、煎りが深くなるにつれ、熟成が進むかのごとく芳醇な香りに変化していきます。
精製技術が高く、品質が良い豆ですから、野生的な香りはなく、上品そのもの。
ブラジル・カクェンジ農園・ナチュラルやエチオピア・コチャレ・ナチュラルでも感じた洋酒感も
強くはないですが、冷めると時折、微かに感じられます。
香りを一言で表すなら「上質なナチュラル香」ですが、味の面では、やはり中米らしく「中庸」で
飲みやすく癖がありません。軽めのクリアな珈琲が好みの方に向きです。
 

そこで、上質な流行のナチュラル香を使ったブレンドにすることに致しました。
 

フルーティな香りの中煎りブレンド「Change」。
芳醇な甘い香りの深煎りブレンド「Challenge」。
 

オーストラリアを含めて、異なる3種類のナチュラル香を飲み比べて、お楽しみくださいませ。

Direct Fire Roast 環
「環のたしなみーBlend Change & Challenge を試飲する」,flavorcoffeeフレーバー放送局 2020年1月16日.

ブレンド チェンジ

ブレンド チェンジ

原材料:

ニカラグア・リモンシリョ農園 ブルボン・ナチュラルブラジル[中煎り]

ブラジル・カクェンジ農園 ナチュラル[中煎り]

ブラジル・カクェンジ農園 パルプドナチュラル[中煎り]

コロンビア・エル ナランホ農園[中煎り]

Direct Fire Roast 環

果実味を感じる香りが秀逸です。

酸味を抑えた分、円やかな甘味で優しい気持ちになれるような香味です。

ラ・フランスを想わすふんわりとした甘い戻り香の余韻が魅力的な珈琲に仕上がりました。

冷めるとナチュラルらしさがより豊かになります。ほんのり洋酒のようにも感じます。

Direct Fire Roast 環

果実感のあるフレーバー、酸味は控えめで、すっきりとして飲みやすい味わが印象的です。含み香よりの戻り香が強く、余韻にナチュラル精製の果実感のあるフレーバーが長く残るのが特に印象的です。

ブレンド チャレンジ

ブレンド チャレンジ

原材料:

ニカラグア・リモンシリョ農園 ブルボン・ナチュラルブラジル[深煎り]

ブラジル・カクェンジ農園 ナチュラル[中深煎り]

ブラジル・カクェンジ農園 パルプドナチュラル[中深煎り]

グアテマラ・エル カルメン農園80年ティピカ[中深煎り]

Direct Fire Roast 環

深煎りの燻り香が樽香のように感じます。

苦味を抑えた分、香りの印象とは反対にクリアな軽やかな喉腰です。

苦味の後に感じる甘い戻り香は、芳醇そのものです。

年代物の重厚な赤ワインやウィスキーのような洋酒を連想します。

冷めるとナチュラルらしさがより豊かになります。

Direct Fire Roast 環

樽熟成の洋酒のようなふくよかで芳醇なフレーバーと、燻されたようなスモーキーフレーバーが印象的です。深煎りですが苦味が控えめで、軽やかな味わいです。スモーキーフレーバーはフレーバーホイールでAromatic TaintsのPhenolic項目にあたり、通常はマイナス評価を受けることが多いですが、マンデリンのアーシーフレーバーと同様に、そのコーヒーの特性と調和していれば、個性的なフレーバーとしてポジティブに評価することができます。






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