丸美珈琲店:グアテマラ サンタ・アナ農園
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丸美珈琲店 グアテマラ サンタ・アナ農園です。

丸美珈琲店(MARUMI COFFEE)は、2006年4月に創業した北海道札幌市中央区に本店を置くスペシャルティコーヒー専門店です。現在札幌市内に6店舗展開しています。

オーナーの後藤 栄二郎(ごとう えいじろう)は、2004年にドイツで開催されたワールド カップ テイスターズ チャンピオンシップ(WCTC)(World Cup Tasters Championship)で第3位に入賞しました。また、2013年のジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)(Japan Coffee Roasting Championship)で優勝し、2014年にイタリアで開催されたワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(WCRC)(World Coffee Roasting Championship)で第6位に入賞しました。

グアテマラ サンタ アナ農園

サンタ・アナ農園

サンタ・アナ農園(Finca Santa Ana)は、グアテマラ(Guatemala)サンタ・ローサ県(Santa Rosa Department)プエブロ・ヌエボ・ビーニャス市(Pueblo Nuevo Viñas Municipality)に位置する農園です。アスカル・イ・カフェ株式会社(Azúcar y Café, S. A.)による経営です。コーヒー生産地域としては、フライハネス・プラトー(Fraijanes Plateau)とニュー・オリエンテ(New Oriente)の間に位置しています。

サンタ・アナ農園は、面積24.5ヘクタール、標高1,600m - 1,820m、パカヤ火山(英語:Pacaya Volcano、スペイン語:Volcán Pacaya)とテクアンブロ火山(英語:Tecuamburro Volcano、スペイン語:Volcán Tecuamburro)の間に位置しています。

農園主はフェルナンド・ディアス(Fernando Dias)です。

フェルナンドと彼の兄弟姉妹は、彼らの父親から、サンタ・アナ(Santa Ana)、イドリア(Idolia)、アマティージョ(Amatillo)、シエリート(Cielito)の農園を受け継ぎました。これらの土地は18世紀以来、地主でありコーヒー生産者であるドン・リザンドロ(Don Lizandro)の子孫によって代々受け継がれてきました。

これらの農園のうち、サンタ・アナが主要な農園であり、これらの農園で生産されたコーヒーは、サンタ・アナのウェット・ミルで精製されます。

フェルナンドは30年以上にわたりコーヒー生産に携わり、現在様々な品種の栽培や実験的な精製方法に取り組んでいます。

品種

品種はSL-28です。

サンタ・アナ農園では、SL-28の他に、ブルボン(Bourbon)、カツアイ(Catuaí)、ゲイシャ(Geisha)、パカマラ(Pacamara)、ディラ(Dila)、マルセレサ(Marsellesa)など、様々な品種が栽培されています。

これらが在来種のシェードツリーの木陰で栽培されることで、コーヒーに豊かでユニークなカップ・クオリティをもたらします。

カップ・オブ・エクセレンス(CoE)

サンタ・アナ農園は、グアテマラ カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)において、2009年にブルボン・カツアイ(Bourbon Catuai)が85.25点を獲得し第15位、2010年にブルボン・カツアイ・パチェ(Bourbon Catuai Pache)が89.73点を獲得し第4位、2012年にブルボン・カツアイ・パチェ(Bourbon Catuai Pache)が87.16点を獲得し第9位、2015年にブルボン(Bourbon)が86.05点を獲得し第16位に入賞しています。

丸美珈琲店 グアテマラ サンタ・アナ農園 エクスぺリメンタル

グアテマラ サンタ・アナ農園 エクスぺリメンタル

<このコーヒーについて>
この農園はサンタロサ県プエブロ地区に位置し、テカンブロ火山とパカヤ火山の麓にある現在も生産を継続する同地区最後の農園だそうです。農園主のフェルナンド ディアス氏は30年も前にこの地を買い取りコーヒーの生産を開始し、いち早くグアテマラのスペシャルティーコーヒーの生産に成功した著名な農園の1つです。

標高1,600mを超す高地にあるこの農園は、朝方には燦燦と眩いばかりの太陽の光が差し、また午後には分厚い霧に覆われる寒暖の差が大きい、特別なマイクロクライメイトを有します。
フェルナンド氏は、ユニークなフレーバーを持つコーヒーの品種への飽くなき追及を続け、アフリカンベッドの設置や条件の管理された新たな乾燥方法への追及等々、意欲がつきることはありません。

このコーヒーの精製方法はエクスペリメンタル、試験的精製方法です。 COEのヘッドジャッジを務め、グアテマラで輸出会社を営むエドワルド氏がコロンビアを訪れた際に見て、参考にした特殊な精製方法であり、試験的な極小ロットのコーヒーです。
その作り方はナチュラル製法とパルプドナチュラル製法を組み合わせたような作り方でリハイドレッドプロセスと彼らは呼んでいます。 この作り方は精製によるフルーティーな風味が支配的になるわけではなく、甘さが大幅に増加し、このコーヒーがもともともつ自然な生き生きとした酸味を阻害することない素晴らしい風味になります。

ぜひ生産者およびエドワルド氏が絶賛する逸品をお楽しみください。

丸美珈琲店

精製方法

精製方法はエクスペリメンタル(Experimental)です。

エクスペリメンタルは、ナチュラル(Natural)とパルプト・ナチュラル(Pulped Natural)を組み合わせた試験的な精製方法です。

サンタ・アナ農園では、ウォッシュト(Washed)、ナチュラル(Natural)、ハニー(Honey)、アネロビック(Anaerobic)などの精製方法を採用しています。

透明感のある綺麗な味わいながら黒糖のように甘く

カシスなど果実感溢れる複雑で重厚な風味

後藤栄二郎のテイスティング評価

果実感のある華やかなフレーバー、凝縮感のある明るく強い酸味、透明感のあるクリーンな味わいが印象的です。濃厚で強い酸味を持ちますが、ケニアのように重くなく、果実感のある明るい酸と黒糖のような甘さが相まった濃厚な味わいが印象的です。

丸美珈琲店 グアテマラ サンタ・アナ農園 ナチュラル

グアテマラ サンタ・アナ農園 ナチュラル

精製方法

精製方法はナチュラル(Natural)です。

エクスペリメントの果実感のある華やかなフレーバーと凝縮感のある明るい酸味はそのままに、より酸味は控えめで、バランスの取れた味わいが印象的です。ケニアのSLはカシス(クロスグリ、ブラックカラント)にたとえられる重い酸味が特徴ですが、このエクスペリメントとナチュラルはアカスグリ(レッドカラント)のような明るい酸味が特徴です。

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