コスタリカのコーヒー生産地域とその特徴 トレス・リオス

コスタリカのコーヒー生産地域

コスタリカコーヒー協会（ICAFE）（英語：Coffee Institute of Costa Rica、スペイン語：Instituto del Café de Costa Rica）は、コスタリカのコーヒー生産地域を、セントラル・バレー（英語：Central Valley、スペイン語：Valle Central）、トレス・リオス（Tres Rios）、トゥリアルバ（Turrialba）、ブルンカ（Brunca）、グアナカステ（Guanacaste）、タラス（Tarrazú）、オロシ（Orosi）、ウェスト・バレー（英語：West Valley、スペイン語：Valle Occidental）の8つに分類しています。

8つの生産地域は、標高1,000m以下の低地と、標高1,200m以上の高地にある火山性の地域に分かれており、高地ではより強い酸味と香りを持つコーヒーが生産されます。コスタリカでは、降雨量や湿度、気温は標高が高いほど低くなる傾向がありますが、傾斜地によって大きく異なります。標高は気候的な要因に関係し、全体として種子の大きさや硬さに影響し、また品質の特定の要素、特に酸味に影響します。これらの要素にアラビカ種の特徴が加わり、香り高く繊細で味わい深い飲み物を作り上げます。

トレス・リオス

トレス・リオスは、コスタリカの首都サンホセ（San José）から東へ数kmの場所に位置しています。

トレス・リオスは、1820年代にコーヒー産地が首都から他の州へと拡大したことで、1840年代から1850年代半ばにかけてコーヒー産地として大きく成長しました。コーヒー生産地域としては小規模で、気候と土壌が均質です。

標高

トレス・リオスは、標高1,200m - 1,650m、イラス火山（Volcán Irazú）の影響を受ける有機物が豊富な火山灰土壌です。

気候

トレス・リオスは、太平洋側に位置しています。年間降水量は155日間で2,250mm、気温は21℃、日照時間は2,150時間で日照率は44%から54%、平均湿度は84%です。雨季と乾季がはっきり分かれています。収穫期は8月から2月までで、乾季と重なります。

このような条件で生産されるコーヒー豆は、硬質で閉じたセンターカットが特徴です。

味

トレス・リオスのコーヒーは、品質が均一で、全体として非常に優れたバランスを持つカップです。

トレス・リオスで生産されるコーヒーの一般的な特徴として、豊かな香り、繊細で高い酸味、優れたボディ、ブラウンシュガーのような甘さが挙げられます（実際の味は、場所、農園、品種、精製方法などによって異なります）。

トレス・リオス Tres Rios：https://real-coffee.net/category/coffee-producing/central-america/costa-rica/tres-rios