工房 横井珈琲:パナマ ママ・カタ ゲイシャ ハイドロハニー

工房 横井珈琲 パナマ ママ・カタ ゲイシャ ハイドロハニーです。

工房 横井珈琲(YOKOI COFFEE)は、北海道札幌市西区発寒にあったスペシャルティコーヒー専門店です。オーナーの横井 力(よこい ちから)は、1996年に横井珈琲を創業し、北海道のスペシャルティコーヒーの先駆けとなりました。

パナマ ママ・カタ ゲイシャ ハイドロハニー

ママ・カタ・エステート

ママ・カタ・エステート(MAMA CATA Estate)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)ボケテ地区(Boquete District)アルト・キエル(Alto Quiel)に位置する農園です。標高1,500m - 1,750m、農園面積は50ヘクタール、栽培面積は48ヘクタールです。

経営会社は、ガリードズ・コーヒー & エステーツ(GARRIDO’S COFFEE & ESTATES)です。

品種

品種はゲイシャ(Geisha)です。

ママ・カタ・エステートは、古くにゲイシャを栽培していましたが、引き抜いて処分してしまった農園の1つです。ここ数年でゲイシャの可能性を再発見し、ゲイシャ栽培に取り組んでいます。

ママ・カタ・エステートでは、ゲイシャの他にも、ティピカ(Typica)、カツーラ(Caturra)、カツアイ(Catuai)などが生産されています。

区画

区画はカンテラ(Cantera)です。

精製方法

精製方法はハイドロハニー(Hydro Honey, Natural-Hydro Honey)です。

ハイドロハニー精製は、コロンビアのコーヒー生産者であり、エル・ミラドール(El Mirador)を経営しているエルキン・グズマン(Elkin Guzman)によって生み出された精製方法です。

この精製方法は、最初は通常のナチュラル精製のようにコーヒーチェリーの状態で乾燥されます。その後、発酵タンクに移され、水分補給と発酵処理をした後、パルピング(果肉除去)し、ハニー精製のようにムシラージ(Mucilage)の付いた状態で乾燥されます。

ナチュラル精製とハニー精製の両面を取り入れた精製方法のため、果実感と甘さを伴う非常に複雑なカップに仕上がります。

工房 横井珈琲 パナマ ママ・カタ ゲイシャ ハイドロハニー

ママ・カタ ゲイシャ ハイドロハニー
ママ・カタ ゲイシャ ハイドロハニー

パナマの優良産地ボケーテにある、テオドロ・ガリードさんと息子のホセ・ダビド・ガリードさんが運営するママ・カタ農園よりゲイシャのコーヒーをご紹介いたします。

今回ご紹介するのは、カンテラ区画で栽培されたゲイシャです。
ママ・カタ農園は1959年よりガリード一家によって営まれており、現在は、息子のホセ・ダビドさんが中心となり、父親のテオドロさんとともに運営しています。

ママ・カタ農園では30年前よりゲイシャの栽培を始めましたが、生産性と耐病性の高いカトゥーラ種やブルボンなど他の品種に植え替えが進み、ゲイシャの木を多く切ってしまいました。
しかし、その後この場所は区画毎にしっかりとした特徴のある、素晴らしいコーヒーを生み出すことができる特別な土地であることに気付き、この数年はゲイシャの保護と栽培に精力的に取り組んでいます。

ぜひこの機会にガリード親子のゲイシャのコーヒーをお楽しみください。

工房 横井珈琲

ゲイシャ特有のジャスミンやベルガモットのような強いフレーバーとハイドロハニー精製の果実感を伴ったはちみつのような甘さが印象的です。鼻の奥に抜けるような強いフレーバーは、バル火山の麓で生産されるパナマ・ゲイシャらしく、またシルクのような滑らかな口当たりが素晴らしいです。

<参考>

「ママ・カタ・ゲイシャ/ハイドロハニー」,YOKOI COFFEE<https://www.yokoi-coffee.com/modx/167/287/288/1311.html

「#006 - Dear Growers」, Discover Coffee Project<http://www.discover-maruyamacoffee.com/dear-grower/single.html?no=6

"GARRIDO'S COFFEE & ESTATES –",Specialty Coffee Association of Panama<http://scap-panama.com/2017/04/04/garridos-coffee-estates/

"Elkin Guzman",Cafe Import Europe<https://www.cafeimports.com/europe/blog/elkin-guzman/

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