エルサルバドル カフェ・サンタ・テレサと温泉コーヒー
サンタ・テレサ農園
サンタ・テレサ農園(Santa Teresa Estate)は、エルサルバドル(El Salvador)アワチャパン県(Ahuachapán Department)アワチャパン市(Ahuachapán Municipality)に位置する農園です。
サンタ・テレサ農園は、バトレス家(Batres Family)が所有する7つの農園の中で一番大きい農園です。この農園は、世界で唯一間欠泉と天然温泉の湧水地を持つコーヒー生産地です。
バトレス家の6代目のマルコス・アントニオ・バトレス・ベンディックス(Marcos Antonio Batres Bendix)は、2017年に殺害されました。
アグアス・テルマレス・デ・サンタ・テレサ温泉を擁するアワチャパン市におけるエコツーリズムのパイオニアであるマルコ・アントニオ・バトレス・ベンディックスが、昨日の朝、アワチャパン市のエル・バロ・カントンにあるキャビンで就寝中に殺害されたことが、司法長官事務所(FGR)によって確認された。
Marco Antonio Batres Bendix, pionero del ecoturismo en el municipio de Ahuachapán con el balneario Aguas Termales de Santa Teresa, fue asesinado ayer en la madrugada mientras dormía en una de las cabañas del lugar, ubicado en el cantón El Barro, del municipio de Ahuachapán, confirmó la Fiscalía General de la República (FGR).
"Asesinan a empresario que incursionó en el ecoturismo termal",La Prensa Gráfica 2017年10月18日.
サンタ・テレサ・ミル
バドレス家の所有するサンタ・テレサ・ミル(Santa Teresa Mill)は、水洗に間欠泉を利用する世界で稀な精製所です。サンタ・テレサ・ミルの天然湧水は、有名なエル・ザポテ温泉(El Zapote Hot Spring)を源泉にしています。この温泉の湧き水は現地では長年にわたり長寿の水として地元の人たちに飲まれていて、アウアチャパンの観光スポットとして人気を博しています。
サンタ・テレサ・ミルは、地熱エネルギーの利用に関する企業家活動のカテゴリーで、2003年国立環境賞(2003 National Environmental Award)、2006年中央アメリカ環境革新賞(2006 Central America Award for Environmental Innovation)を受賞しました。
このミルでは、マッキノン(Mackinon)のジョン・ゴードン・デパルパー(John Gordon Depulper)でパルピング(果肉除去)し、温泉水で水洗後、自然発酵させています。廃水は、より速く蒸発ができる地熱沈殿タンクに運ばれます。乾燥には、天日乾燥か地熱を利用した乾燥機が用いられます。
サンタ・テレサ・ミルでは、ロス・ノガレス農園(Los Nogales Estate) 、エル・マドリアード農園(El Madriado Estate) 、モンテレイ農園(Monteray Estate) 、モンテクリスト農園(Montecristo Estate)、ニコラス・マウンテン農園(Nicolas Mountain Estate)(サンタ・テレサ IV(Santa Teresa IV))等で栽培されたコーヒーが精製されます。
現在、サンタ・テレサ農園は、コーヒー生産だけではなく、30に及ぶ温泉プール、コテージやレストランを造設し、エコツーリズム・プロジェクトを推進しています。
カップ・オブ・エクセレンス(CoE)
サンタ・テレサ農園は、エルサルバドル カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)において、、2008年に86.21点を獲得し第16位、2009年にパカマラ(Pacamara)のウォッシュト・サン・ドライド(Washed Sun dried)が89.34点を獲得し第8位、2010年にパカマラ(Pacamara)のウォッシュト(Washed)が85.70点を獲得し第17位に入賞しています。