工房 横井珈琲:コロンビア クマラル ゲイシャ ブルボン

工房 横井珈琲のコロンビア クマラル ゲイシャ ブルボンです。工房 横井珈琲は1996年にオープンした札幌市西区に本店があるスペシャルティコーヒー専門店です。現在札幌市内に2店舗展開しています。(ホームページはこちらから)。

コロンビア クマラル ゲイシャ ブルボン

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コロンビアコーヒー

コロンビア(Colombia)はカリブ海と大西洋に面する南アメリカ大陸北部の国です。東にベネズエラ、南東にブラジル、南にペルー、南西にエクアドル、北西にパナマとコーヒー生産国に囲まれています。首都はボゴタ(Bogota)です。ブラジル、ベトナムについで、世界第3位のコーヒー生産大国であり、年間平均1,200万袋(1袋60kg)、720,000トンです。コロンビアは南北にアンデス山脈が縦断しているため、山岳地帯の面積が広いです。地域によって標高差が大きく、雨季と乾季が異なるため、一年を通じてコーヒー豆を収穫できます。

コロンビア国内の大半の生産地では収穫期が1年に2度あります。北部の地域ではメインの収穫期が11月、そして5月~6月にかけて第2期の収穫(mitaca、ミタカ)が行われます。南部地域ではそれとは逆に、メインの収穫期が5月から6月で、ミタカは11月に行われます。

アンデス山脈では、年間1,600-1,800時間の日照時間が良質なコーヒー栽培にとって最適とされており、日照量をコントロールするためにシェード(遮光)栽培を行っています。この土地の雨季と乾季が交互で訪れる気候条件も、良質なコーヒー栽培には不可欠です。

コロンビアコーヒーは全体としては、フルーティーな風味と味わいが特徴で、柑橘系の芳醇な香り、滑らかで甘い風味、豊かなコクとほど良い酸味のあるマイルドなコーヒーです。コロンビアコーヒーは地域によって、それぞれ風味が微妙に異なります。

コロンビアコーヒーは、アンデス山脈のいたるところで栽培されています。アンデス山脈は3つの連峰に別れていて、この連峰によって分けられた地域には、それぞれ気候に違いが見られます。コロンビアのコーヒー生産地域は北部、中部、南部の大きく三つに分けることができます。北部・中部の年間平均気温は20.5℃、南部の年間平均気温は19.5℃となっていて、南部より北部のほうが気温が高めです。全体的な風味の傾向としては、南部よりも北部のほうがはっきりとした酸味、しっかりとしたボディ、強いコクが感じられます。コロンビア クマラル農園はコロンビア南西部のバジェ・デル・カウカ県(Valle del Cauca)に位置しています。

コロンビアコーヒーの大部分は多くの小規模農家が生産したコーヒーを協同組合や生産者協会が集積した大ロットです。そのため、単一農園によるシングルオリジンは珍しく、高品質のコーヒーを他のコーヒーからいかに分離するかが課題となっています。

バジェ・デル・カウカ

バジェ・デル・カウカ、FNC コロンビアコーヒー生産者連合会ホームページより

コロンビア クマラル農園(Cumaral farm)はバジェ・デル・カウカ県(Valle del Cauca)に位置しています。バジェ・デル・カウカ県の名前はカウカ谷に由来しています。太平洋に面する最西部に位置していて、コロンビアで人口第3位のサンティアゴ・デ・カリ(Santiago de Cali、通称カリ)が県都です。

バジェ・デル・カウカ県は水はけが良い火山灰の土壌です。火山灰の土壌は良質なコーヒー生産にとって最適の土壌です。火山灰の土壌は植物が根を張りやすいため、育ちやすいです。また保湿力が高いため、雨の少ない乾季にも植物に十分な栄養を与え続けることが出来ます。また火山灰に多く含まれる硫黄が、コーヒー豆に豊かな香りを与えます。

アンデス地方のバジェ・デル・カウカ県は標高1,200~1,800mと高地で、平均気温24℃と温暖な気候、年間雨量2,300 mmと豊富な降雨量があり、良質なコーヒー生産に恵まれた条件が揃っています。収穫時期は、中央地域が3月〜6月、北部が9月〜12月です。

コロンビアのコーヒーは、北部のサンタマルタ(Santa Marta)、同じく北部のカルタヘナ(Cartagena)、西部のブエナベントゥラ(Buenaventur)の三つの主要な港湾都市から輸出されます。バジェ県にあるブエナベントゥラからは、バジェ・デル・カウカとその近隣にある県で生産されたコーヒーが輸出されています。

バジェ・デル・カウカ県の北部地方は、2011年にユネスコの世界文化遺産「コロンビアのコーヒーの文化的景観」の一部に認定されています。

コロンビア クマラル農園

コロンビア クマラル農園(Cumaral farm)はバジェ・デル・カウカ県カイセドニア(Caicedonía)に位置しています。クマラル農園は1932年創業の歴史のある農園で、スペシャルティコーヒーの生産は1999年に始まりました。農園主はアンドレス・ロンドーニョ・モントーヤ氏(Andres Londoño Montoya)です。

農園はレインフォレスト・アライアンス認証を取得しており、熱帯雨林の保全はコーヒー豆の品質に良い影響を与える、とこの農園では考えられています。

こちらはゲイシャとブルボンの混合ロットで、2018年のコロンビアCoE(Cup of Excellence、カップ・オブ・エクセレンス)で91.35点を獲得し、第1位に輝きました。

品種

品種はゲイシャ(Geisha,Gesha)とブルボン(Bourbon)の混合です。ゲイシャは1930年代に発見されたエチオピアの野生種です。ゲイシャには大きく分けてアフリカで栽培されているアフリカン・ゲイシャと、中米で栽培されているセントロアメリカン・ゲイシャがあります。

ゲイシャはアフリカから1953年に中米のコスタリカの研究所に持ち込まれ研究されていました。そして、それはさび病対策として様々な農園に譲渡されていましたが、標高の低い場所では効果がなく、ほとんどの農園が放置するか処分していました。しかし、パナマ エスメラルダ農園のダニエル氏が買い取った農園に生えていたゲイシャを焙煎してみたところ、その優れた味わいに驚き、エスメラルダ農園で栽培を開始することになりました。そして、2004年のベスト・オブ・パナマ(Best of Panama、略称BoP)というコーヒーの国際品評会で、パナマ エスメラルダ農園のゲイシャが当時破格の落札価格を記録したことから一躍有名となりました。(エスメラルダ農園のゲイシャについて詳しくはこちらから)。

コロンビアのゲイシャの歴史は、コロンビアのコーヒー生産者ドン・リゴ氏が2007年にパナマのカルレイダ農園を運営する機会を得て、その翌年の2008年にカルレイダ農園のゲイシャがベスト・オブ・パナマで優勝、自身の運営するコロンビアのセロ・アズール農園に持ち帰って栽培したのが始まりです。(コロンビアのセロ・アズール農園についてはこちらから)。

ブルボンはティピカと並ぶアラビカ種の代表的な品種です。ティピカよりも若干生産性の高い品種で、小粒の豆ですが密度が高く、身が引き締まっています。香り高く、ほのかな甘味のある品種です。1700年代初頭にフランスの宣教師がイエメンからブルボン島(現在のレユニオン島)に持ち込んで栽培されたのが、その名前の由来です。1800年代半ばから、宣教師たちがアフリカと南アメリカ大陸に持ち込み、世界のコーヒー生産各地に広がりました。

クマラル農園ではゲイシャ、レッド・ブルボン(Red Bourbon)、イエローブルボン(Yellow Bourbon)、マラゴジぺ(Maragogype)、カツーラ(カトゥーラ、Caturra)を栽培しています。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed、湿式)です。ウォッシュトは収穫したコーヒーチェリーをパルピング(pulping、果肉除去)し、発酵と水洗い後、パーチメント(Parchment)付きコーヒー豆を乾燥させ脱穀する方法です。ウォッシュトでは水洗いするためキレイな味わいに仕上がります。

ゲイシャ特有のジャスミンのようなフレーバー、ハチミツのような甘味、柑橘系の酸味とキレイな口当たりが特徴です。ブルボンをブレンドすることで爽やかで非常にスッキリした味わいに仕上がっています。

工房 横井珈琲のコロンビア クマラル ゲイシャ ブルボン

コーヒー豆の国際品評会「2018年コロンビア カップ・オブ・エクセレンス」において見事優勝した、
アンドレス・ロンドーニョさんのコーヒーをご紹介いたします。



アンドレスさんが運営するクマラル農園は、1932年からコーヒー生産に従事してきました。
1999年に彼らにとって初めてのスペシャルティコーヒー・プロジェクトが始まりました。
それから、品質を高めることに取り込み続け、世界中で認知されるまでに至りました。

クマラル農園は現在、レッドブルボン、イエローブルボン、マラゴジッペ、ゲイシャ、
コンベンショナル、カトゥーラといった異なる様々な品種を栽培しています。

これらの品種は、それぞれのコーヒーの木のベストを引き出せるよう、異なる標高に戦略的に植えられています。

クマラル農園はレインフォレスト認証を受けており、彼らは「天然の熱帯林の保全が土に特別でユニークな栄養を与え、
これらがコーヒー豆にダイレクトに伝わり、その品質にも反映される」と信じています。

2018年、コロンビアで最も優れていると評価されたアンドレス・ロンドーニョさんのコーヒーをお楽しみください。

工房 横井珈琲 ホームページより

焙煎

焙煎:ミディアムロースト(8段階中3番目)

中浅煎りです。ちょうど基準となる焙煎度です。1ハゼが終わったぐらいの焙煎度です。酸味が強く、苦味は弱いです。焙煎する最初の段階の時にちゃんと水分抜きを行わないと、渋みが目立って、飲みにくくなります 。コーヒー豆の品質が味にわかりやすく表現される焙煎度合いです。高級豆はこのミディアムローストが多いです。

欠点豆少しあります。

ゲイシャ特有のジャスミンのようなフレーバーが強くしっかりと感じられます。ブルボンと混合することで、飲みやすく、非常にキレイな味わいです。ゲイシャの強いフレーバーとブルボンのスッキリした飲み口が非常にうまく融合しています。

<参考>

「コーヒーの産地、バジェ・デル・カウカ(Valle del Cauca)」,FNC コロンビアコーヒー生産者連合会<http://cafedecolombia.jp/colombia/origin-valle/>2019年8月17日アクセス.

「91.35」,Alliance For Coffee Excellence and Cup of Excellence<https://allianceforcoffeeexcellence.org/directory/91-35/>2019年8月17日アクセス.

「Colombia Cup of Excellence breaks CoE record」,Global Coffee Report<http://gcrmag.com/news/article/colombia-cup-of-excellence-breaks-coe-record>2019年8月17日アクセス.

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