帰山人の珈琲遊戯 ニカラグア リモンシリョです。
帰山人の珈琲遊戯(GAME of COFFEE)は、2017年に始まった鳥目散 帰山人(とりめちる きさんじん)による焙煎豆販売です。
ニカラグア リモンシリョ
リモンシリョ
リモンシリョ(Limoncillo)は、ニカラグア(Nicaragua)マタガルパ県(Matagalpa Department)ヤシカ・スール(Yasica Sur)に位置する農園です。フィンカス・ミエリッヒ(ミエリッシュ)(Fincas Mierisch)を代表する農園です。
帰山人の珈琲遊戯 ニカラグア リモンシリョ ブルボン ナチュラル
ニカラグアのリモンシリョ農園の
ブルボンのナチュラル(乾式精製)。
それを深煎りにした「スカーレット」
緋色、緋色になる時、それは今。
北大路魯山人は、作陶に信楽(しがらき)の土を好んで用いて、
その焼き上がりで緋色(ひいろ)の効果を上げていました。
鳥目散帰山人は、焙煎にリモンシリョの豆を好んで用いて、
その焼き上がりで緋色(ひいろ)の効果を上げています。
ニカラグアの名門ミエリッヒが所有するリモンシリョ農園、
今般のナチュラル精製したブルボンは特に、信楽焼の
緋色(ひいろ)、つまりスカーレット(scarlet)を心象させる
‘窯あじ’を感じさせます。緋色、緋色になる時、それは今。
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品種
品種はレッド・ブルボン(Red Bourbon)です。
レッド・ブルボンは、ブラウンシュガー、チョコレート、チェリー、シナモンのテイストがあります。
精製方法
精製方法はフル・ナチュラル(Full Natural)です。
コーヒーチェリーが収穫された後、ベネフィシオ ドン・エステバンに運ばれ、そこで薄く広げられます。コーヒーチェリーは割り当てられたスペース内で1日に約3回、ダメージを与えないように注意深く攪拌されます。フル・ナチュラル精製は、気象条件に応じて20日から30日、水分含有量12%以下になるまで乾燥させます。この工程が完了後、輸出のために脱穀をする前に、最低30日間コーヒーを寝かせます。脱穀後、出荷されるまでさらに30日間寝かせます。
生豆と焙煎
【生豆と焙煎の仕立て】
ニカラグア共和国 マタガルパ地区 リモンシリョ農園
ブルボン ナチュラル(乾式精製) 100%
直火の手廻し釜で火力一定の「一本焼き」、20分45秒で
浅めの深煎りに仕立てて、「スカーレット」と名付けました。
《モカを思わせる、特有なアロマとフレーバーを併せ持った》
などと生豆問屋のフライヤーで紹介されていましたが、
それが発酵系の匂いを指すのであれば、モカとは少し
異なるし、臭ってもファンキーナチュラルほどではありません。
他方で、赤ワイン様の甘酸っぱさを指すのであれば、
この豆のフレイバーの特徴を示すに相応しい表現です。
緋色、緋色になる時、それは今。ご笑味ください。
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味
控えめに香る赤ワインのような上品なフレーバーが印象的です。帰山人氏の深煎りコーヒーに特徴的な苦味とじんわりとした甘さのバランスがに優れ、「緋色」の上品なイメージが浮かび上がります。
帰山人の珈琲遊戯 ニカラグア リモンシリョ レッド・パカマラ パルプト・ナチュラル
品種
品種はレッド・パカマラ(Red Pacamara)です。
レッド・パカマラは、ダークチョコレート、レッドアップル、ブラウンシュガー、ブラックベリーのテイストの傾向があり、シトラス、果実、酸味のバランスが取れたクリーミーで豊かなボディがあります。
精製方法
精製方法はパルプト・ナチュラル(Pulped Natural)です。
コーヒーチェリーを収穫後、夜の間水の中で保管します。翌朝にウェット・ミルで、最小限の水を用いて(できれば水を使わずに)パルピング(果肉除去)します。ムシラージ(粘質物)を100%残した状態でベネフィシオ ドン・エステバンに送られ、ドライ・ミルに移ります。
ベネフィシオ ドン・エステバンでは、アフリカンベッドでの乾燥工程に入る前に、ムシラージ(粘質物)を乾燥させるために、最初の2日間はプラスチックの防水シートで乾燥させます。 この工程では、パーチメントを1日3回から4回攪拌させます。 その後、水分含有量が12%に下がるまで12日から15日間、50%の日陰で乾燥の仕上げを行います。 合計乾燥期間は、約14日から16日です。
乾燥工程が終了後、輸出用の脱穀を行う前に、30日間コーヒーを寝かせます。
生豆と焙煎
【生豆と焙煎の仕立て】
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ニカラグア マタガルパ地区 リモンシリョ農園
レッドパカマラ パルプトナチュラル(半乾式精製) 100%
直火の手廻し釜で火力一定の「一本焼き」、
20分15秒で中深煎りに仕立てて、「アンタレス L」と名付けました。
(※この珈琲豆はチップ=10円ハゲが多く出ました。
焙煎後にも手選別をしていますが、香味づくりの調整上、
チップした豆が多めにあることを、ご承知おきください)
見た目は巨大ですが、香味は大味ではありません。
抽出してゆっくりと味わうと、中深煎りのパカマラ特有のトロンと
粘性のある甘酸っぱさが拡がっていきます。ご笑味ください。
味
ライムのような清涼感のあるフレーバーとリンゴのような甘さと酸味が印象的です。とろみのある口当たりがあり、中深煎りの苦味との相性に優れています。