工房 横井珈琲 ボリビア ラ・リャマ SL-34です。
工房 横井珈琲(YOKOI COFFEE)は、北海道札幌市西区発寒にあったスペシャルティコーヒー専門店です。オーナーの横井 力(よこい ちから)は、1996年に横井珈琲を創業し、北海道のスペシャルティコーヒーの先駆けとなりました。
ボリビア ラ・リャマ SL-34
ラ・リャマ農園
ラ・リャマ農園(Finca La Llama)は、ボリビア(Bolivia)ラ・パス県(La Paz Department)ユンガス地方(Yungas Region)カラナビ群(Caranavi Province)ヴィア・ロサリオ・コロニー(Villa Rosario Colony)に位置する農園です。
農園主はペドロ・ロドリゲス・ペニャリエータ(Pedro Rodriguez Peñarrieta)です。
ペドロ・ロドリゲスは、アグリカフェ(Agricafe)というコーヒー輸出業者を経営しています。彼はボリビアのコーヒー生産の減少に危機感を覚え、2012年に自らコーヒー農園を始めました。現在ロス・ロドリゲス農園(Fincas Los Rodriguez)の名の下に、12の農園が経営されており、ラ・リャマ農園はそのうちの1つです。
ラ・リャマ農園は、ロス・ロドリゲス農園の中で最も標高が高い農園です。コーヒーノキが両側に並ぶ急勾配の曲がりくねった道を四輪駆動車で進むと、この農園にだどり着きます。
ラ・リャマ農園は、標高1,650mの高地に位置し、日中の気温は穏やかで夜は安定しているため、コーヒーチェリーがゆっくりと成熟し、糖分を多く含んだコーヒーが生まれます。農園面積約10ヘクタールの約半分の面積でコーヒーが栽培されています。
ロドリゲス家は、2015年にこの農園を受け継ぎコーヒーの栽培を始めました。この農園はこの地域のモデル農園として、「ソル・デ・ラ・マニャーナ(Sol de la Mañana)」というプログラムを通じて、地元の生産者と学習の成果が共有されました。
品種
品種はSL-34です。
ラ・リャマ農園では、ジャバ(Java)、ゲイシャ(Geisha)、イエロー・カツーラ(Yellow Caturra)、SL-28、SL-34、バティアン(Batian)、エチオスター(Ethiostar)といった品種の栽培が試みられています。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です
アグリカフェのブエナ・ビスタ・ミル(Buena Vista Mill)で精製されました。
工房 横井珈琲 ボリビア ラ・リャマ SL-34
ペドロさんが運営するアグリカフェグループの複数のカラナビの農園の中で、ラ・リャマ農園は最も標高の高いところにあります。農園の名前は、ボリビアで一番象徴的な動物であるリャマに由来します。
工房 横井珈琲
ラ・リャマ農園は、ペドロさんたちの手に渡った時点で15年の歴史を持 っており、すでにコーヒーを生産していました。この農園のビジョンは、近代的農業の実践で何が成し遂げられるか、また、 新しいコーヒーは古いコーヒーと一緒に植えることが可能だということを地元の生産者に示すことです。
ラ・リャマ農園は、青々と茂った森林に囲まれ、地元の水源への良好なアクセスや、高い標高に恵まれています。ここにたどり着くには、道の両側にきれいに並ぶコーヒーの木の真ん中を通り、急勾配の曲がりくねった道を四輪駆動車で登っていかなければなりません。
今回ご紹介するのは、ペドロ・ロドリゲスさんが運営するラ・リャマ農園で収穫されたSL-34という品種のコーヒーです。
味
はちみつのような甘さととろみのある質感をベースに、パッションフルーツのような非常に明るい酸味が花開きます。鼻の奥に抜ける癖のあるフレーバーがアクセントになっています。