パナマのコーヒー輸出会社:カフェ・シットン
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パナマのコーヒー輸出会社 カフェ・シットン

カフェ・シットン

"Cafe Sitton",Raul Mendoza 2014年8月28日.

カフェ・シットン(Cafe Sitton S.A.)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)のコーヒー生産および輸出会社です。パナマでは、カフェ・デュラン(Café Durán)と並ぶ大手のコーヒー会社です。

創業者のマウリシオ・シットン(Mauricio Sittón)は、1918年にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれました。婚約者のアデラ・フェルナンデス(Adela fernández)と新婚旅行でパナマ地峡の海岸を訪れ、非常に美しい山々、豊かな植生、快適な気候を持つチリキ県に強く魅了されました。

マウリシオはパナマで最初の組織的なコーヒー農園を設立した人物です。彼はコーヒー生産の専門家として、当時最大コーヒー農園を開発したほか、ヨーロッパから製品を輸入し、パナマ・シティで販売を行っていました。

シットン家(Sittón Family)は、1960年にカルメン・エステート・コーヒー(Carmen Estate Coffee)のエフレイン・フランセスチ(Efrain Franceschi)に、40ヘクタールの土地を売却しました。

シットン家の一族が所有するバンビート・エステート・コーヒー(Bambito Estate Coffee)は、2021年のベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)のゲイシャ ウォッシュト(Geisha Washed)部門で第1位に輝くなど、シットン家はパナマのコーヒー産業で大きな役割を果たしています。

現在、カフェ・シットンは、パナマで最大のコーヒー輸出会社の1つとなっており、コーヒー製品は、カナダ、アメリカ合衆国、ドイツ、イタリア、フランスなどのヨーロッパ諸国に輸出されています。

カフェ・シットンのコーヒーは、ティエラ・アルタス地区(Tierras Altas District)で栽培され、チリキ県で精製処理された後、焙煎工場のあるパナマ・シティに輸送されます。

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