奥州珈琲:ブラジルNo.2#18 バルジニアスペシャル
スポンサーリンク

奥州珈琲のブラジルNo.2#18 バルジニアスペシャルです。奥州珈琲は昭和35年創業の岩手県奥州市にある自家焙煎コーヒー店です。

ブラジル サントスNo.2

ブラジル

ブラジル(Brazil)は南米の東部に位置する60億本のコーヒーの木が栽培されている世界最大のコーヒー産地です。人口は約2億930万人で、日系人は約160万人です。国土の60%以上が中部から南部に高原地帯です。北部は熱帯性雨林、中部は亜熱帯地帯、南部は温帯地帯となっています。

ブラジルのコーヒーの生産は、南部のミナスジェライス州が全体の約50%を生産しています。74%がアラビカ種で、26%がロブスタ種です。ブラジルのコーヒー生産量は世界全体の生産量の約30%を占めるため、コーヒーの国際相場はブラジルの生産量に左右されます。

ブラジルは北部のノルチ(Norte)、北東部のノルデスチ(Nordeste)、中西部のセントロ・オエスチ(Centro-Oeste)、南東部のスデスチ(Sudeste)、南部のスウ(Sul)5つの地域に別れ、それらの地域はさらに26のエスタードと呼ばれる州(Estado)と1つの連邦直轄区(首都ブラジリア)から構成されています。

サントスNo.2スクリーン18

奥州珈琲のブラジルNo.2#18 バルジニアスペシャルはブラジル南東のサントス港で選別されるサントスNo.2スクリーン18のことです。

サントス (Santos) とは1543年に設立されたブラジルの東南部サンパウロ州に位置する世界最大のコーヒー輸出港のことです。ブラジルがまだポルトガルの植民地だった頃から港湾都市として栄えました。明治維新による社会の変化のため、海外に職を求めた日本人がブラジルに移民します。1908年に神戸港から出発した日本からの最初の移民を乗せた笠戸丸が到着したのがこのサントス港です。

サントス港はブラジル全土からありとあらゆる貿易商品が集められ、また世界中からの貿易商材も運ばれてきます。コーヒーも例外でなく、ブラジルの各地の産地からサントスに集まってきます。そして、ブラジル全土からサントスに集荷された豆がサントスと名付けられます。

サントス港にはコーヒー取引所があり、コーヒーブローカーが300gの生豆のサンプルを各輸出業者に売り込みます。各輸出業者のコーヒー鑑定士がこのサンプルを焙煎して、カップテストを行ない値決めします。なぜ300gなのかというと、ブラジルのコーヒーは300gの生豆に含まれる欠点豆の数によってグレードが決まるからです。このわずか300gのサンプルで何億円ものコーヒーの取引が決まるわけです。

規格(グレード)

No.2とは豆のグレードのことです。ブラジルのコーヒー豆は300gに混入されている欠点豆の混入量によって、No.2~8までグレードが分かれます。No.2は欠点豆が4つ以下と、欠点豆が最も少ないと評価された豆のことで、ブラジルのコーヒー豆のなかでは最高級グレードです。欠点豆がないというのはほとんど考えられないため、ブラジルではNo.1グレードはありません。

No.2No.3No.4No.4.5No.5No.6No.7No.8
4826364686160360

スクリーン

スクリーンとは豆の大きさを表す規格です。数字が大きいほど、豆のサイズも大きくなります。

スクリーン20 8mm
スクリーン19 7.5mm
スクリーン18 7mm
スクリーン17 6.75mm
スクリーン16 6.5mm
スクリーン15 6mm
スクリーン14 5.5mm

こちらのサントスNo.18はスクリーン18なので、7mmで大粒です。

ブラジル サントスは酸味、苦味などがほどよくバランスがとれているのが特徴です。コーヒー豆の中では最も広く知られており、量産されるため価格も安いです。クセがなく、ブレンドのベースとして最もよく使われる豆の一つです。

奥州珈琲のブラジルNo.2#18 バルジニアスペシャル

風味と苦味のバランスが絶妙でふわっと香ばしい薫りが広がります。 そのコーヒーらしいほろ苦さと香りはどなたが飲んでも飲みやすく好評です。 あと味もスッキリと良好でついついもう一杯と進みます。

奥州珈琲 商品説明より
奥州珈琲のチラシ
チラシ
保管方法

焙煎

焙煎:ハイロースト(8段階中4番目)

中深煎りです。ちょうど真ん中、バランスのとれた焙煎度合いと言えます。1ハゼ(パチパチという音)と2ハゼ(ピチピチという音)の中間ぐらいの焙煎度です。ミディアムローストまでに比べ 酸味が押さえられ、苦味・甘味が強くなってくる段階です。酸味と苦味の調和が取れており、酸味は残っていますが、ほんのりと苦味も感じられる焙煎度です。

欠豆、貝殻豆、不揃い豆など、欠点豆があります。窒素充填のため、コーヒー豆のガスが抜かれています。

香ばしいフレーバーと、酸味、苦味、甘味のバランスのとれた味わいです。クセはないですが、欠点豆による雑味が感じられます。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事