丘の上珈琲(珈琲考房):インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナー
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丘の上珈琲(珈琲考房) インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナーです。

丘の上珈琲(珈琲考房)は、北海道夕張郡にある自家焙煎珈琲店です。

丘の上珈琲

インドネシア スマトラ島 マンデリン ポルン・アルフィナー

インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナー

インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナー(Indonesia Mandheling Pollung Alfiner)は、インドネシア(Indonesia)北スマトラ州(North Sumatra)フンムバン・ハスンドゥタン県(Humbang Hasundutan Regency)ポルン(Pollung)の約250人の小農家によって栽培されるマンデリンです。

スマトラ島は、インドネシア最大のアラビカ種コーヒー生産地です。ポルン地区は北スマトラ州の中央に位置する世界最大のカルデラ湖であるトバ湖の南西部、標高1,400m - 1,500mの高地に位置します。北スマトラ州は降雨量の多い高温多湿で、雨季と乾季がはっきりしない気候です。

アルフィナー ・ルンバンガオル 出典:WATARU

インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナーは、代表であるアルフィナー ・ルンバンガオルが生産農家を1軒1軒回り、高品質のコーヒーチェリーを厳選して買い付けるために、他の地域で生産されたコーヒーチェリーと混ざることなく、安定して高品質な豆を供給することができます。また、農家のコーヒー生産の品質向上にも力を入れています。

ポルン地区があるリントンでは、土壌やコーヒーノキを守るためにシェードツリーを植えることは一般的ではありませんが、アルフィナーは、カカオやバナナの木など、シェードツリーが植えられたコーヒー農園が数多く存在しているアチェ地区(Aceh)を参考にして、ギンネム(またはギンゴウカン)をシェードツリーに利用しています。シェードツリーを植えると収穫面積が狭まったり、収穫器具の搬入も困難になるため、手摘みで収穫しなければなりませんが、シェードツリーのつくる日陰がコーヒーノキを日焼けから守り、土壌、生育環境を安定的に保全することができます。

またアルフィナーは、ポルン地区のコーヒー生産の品質向上のために、高い糖度のコーヒーチェリーから苗木を作り、約50軒の農家に配るプロジェクトを始めました。この苗木の中にはブルボンやティピカなどもあり、これら新たな品種が実験的に栽培され始めています。

品種

コーヒー畑 出典:WATARU

品種は東ティモール由来のティムティム(TimTim)、アテン(Ateng)です。

アテンはスマトラ島アチェ地区で栽培されている品種で、もともとはティムティムと思われていましたが、後にカチモール(カティモール、Catimor)系統の品種であると判明しました。

インドネシアの品種については、旦部 幸博(たんべ ゆきひろ)の百珈苑BLOG「インドネシアコーヒーの歴史と品種」、「インドネシア・ハイブリッドの誕生」、「他産地からの移入種」などを参照できます。

精製方法

乾燥 出典:WATARU

スマトラ島では湿度が非常に高く、ドライ・ミル(パーチメントの脱穀と生豆の選別の工程)を行うことが困難だったため、「スマトラ式(ギリン・バサ(Giling Basah)、湿式脱穀(Wet Hulling))」と呼ばれる独特の精製方法を用いて精製されます。

このスマトラ式と他の精製方法との大きな違いは、乾燥工程を2度に分け、含水量が極端に高い状態で脱穀することにあります。「スマトラ式」は、生産した農園でルワク(Luwak)と呼ばれる機械で外皮を除去し、ムシラージ(Mucilage)を残した状態で途中まで乾かしたコーヒーチェリーを、取引業者が集荷して、まとめて脱穀と仕上げの乾燥を行います。スマトラ島に特殊な気象条件と精製方法が相まって、酸味が消え、コクが深く、独特な風味と味わいを有する、スマトラ特有の深緑色を示すコーヒ豆が生まれます。

丘の上珈琲(珈琲考房) インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナー

インドネシア マンデリン ポルン・アルフィナー

心地よいアーシーな風味を醸し出す最高級のリントン・マンデリン

マンデリン特有のエグい酸味を抑え、他にはない独特で心地よいアーシーな香りと苦味を楽しめるように焙煎しました。

最高級グレードのマンデリンであると自信を持ってご提供させていただきます。

丘の上珈琲

焙煎

丘の上珈琲は、中煎りで焙煎しています。取り扱いの豆はすべてハイローストからシティロースト程度で焙煎され、それぞれの豆の特性に合わせて強めに焙煎したり、弱めに焙煎したりしているものと思われます。

焙煎 出典:丘の上珈琲

インドネシア マンデリンは、丘の上珈琲が取り扱うコーヒーのなかでは最も苦味が強いです。

抽出

ドリップのコツ
「【丘の上珈琲】コーヒー淹れ方講座」,丘の上珈琲 2017年10月12日.

味 出典:丘の上珈琲

高品質のインドネシア マンデリン特有のアーシーなフレーバー、ハーブーのような清涼感のあるフレーバーが印象的です。バターのような滑らかな口当たりがあります。余韻が長く続きます。

<参考>

「インドネシア マンデリン ポルン アルフィナー」SPECIALTY COFFEE WATARU ONLINE SHOP,<https://www.specialty-coffee.jp/products/detail/336>





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