自家焙煎珈琲豆挽売 八月の犬:ブラジル カラメリッチ
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自家焙煎珈琲豆挽売 八月の犬 ブラジル カラメリッチです。八月の犬は京都府京丹後市に実店舗を置く自家焙煎の小さなお店です。

ブラジル カラメリッチ

ブラジル

ブラジルは南米の東部に位置する60億本のコーヒーの木が栽培されている世界最大のコーヒー産地です。人口は約2億930万人で、日系人は約160万人です。国土の60%以上が中部から南部に高原地帯です。北部は熱帯性雨林、中部は亜熱帯地帯、南部は温帯地帯となっています。

ブラジルのコーヒーの生産は、南部のミナス・ジェライス州(Minas Gerais)が全体の約50%を生産しています。74%がアラビカ種で、26%がロブスタ種です。ブラジルのコーヒー生産量は世界全体の生産量の約30%を占めるため、コーヒーの国際相場はブラジルの生産量に左右されます。

ブラジルは北部のノルチ(Norte)、北東部のノルデスチ(Nordeste)、中西部のセントロ・オエスチ(Centro-Oeste)、南東部のスデスチ(Sudeste)、南部のスウ(Sul)5つの地域に別れ、それらの地域はさらに26のエスタードと呼ばれる州(Estado)と1つの連邦直轄区(首都ブラジリア)から構成されています。ブラジルカラメリッチが生産されるミナス・ジェライス州は南東部のスデスチに位置しています。

セラード

ブラジル カラメリッチ(キャラメリッチ)は、標高約850m-1,200mに位置するミナス・ジェライス州のセラードで収穫されたコーヒーです。

セラードは1995年に、ミナス・ジェライス州政府の法令により認定されたこの州の55都市に広がる広大な熱帯サバンナ地域です。セラード(ポルトガル語で未開の大地の意味)はブラジル政府が国家プロジェクトとして農業開発を始めてから、約20年程度で南アメリカ最大の農業地域に生まれ変わった場所です。資金・技術提供において、日本もこの土地の開発に深く関わっています。土壌、栽培技術の改良により、農業に適さないとされていた広大な熱帯サバンナ地域が、一大穀倉地帯に変貌しました。セラードは今では、成功した開発援助のモデルとなっています。

このセラードで生産されるコーヒーは、ブラジル全土における生産量の約50%を占めています。コーヒーの生産地は山脈の地形が一般的ですが、セラードは広大な高原のため、コーヒーノキに日が均一に当たり、育成にバラツキが出ないことから、均質なコーヒー豆の安定した生産を確保できます。

また、気候は大陸性気候で、年間の平均気温は23℃、夏の雨期と冬の乾期がはっきり別れるのが特徴です。セラードのモンテカルメロ地区はもともと降雨量が少ない土地ですが、生産期の夏は雨季のため高温多湿で、集中的な降雨による一斉開花によって、コーヒーチェリーの熟成を均一に保つことができます。それに対して、収穫期の冬は乾季のため低温乾燥の穏やかな気候で、特に降雨量が少ないために、豆が発酵することなく、安定した収穫を行うことができます。雨期と乾期のはっきりと分かれた気候は、良質のコーヒーの栽培に最適です。

品種

品種はカツアイ(カトゥアイ、Catuai)、ムンドノーボ(Mundo Novo)その他の品種の混合です。

カツアイとムンドノーボは、ブルボンから派生したブラジルで栽培されている代表的な品種です。

精製方法

精製方法はナチュラル(乾式)です。

大量生産されるブラジルのコーヒーは、ナチュラルで精製されることが多いです。

規格

ブラジル カラメリッチはNo.2の規格で、スクリーンサイズ18以上です。

セラードのモンテカルメロで生産されたコーヒー豆が、ミナス・ジェライス州グシュアペに本社を置くCOOXUPE社という農協で集められます。そのCOOXUPE社はコーヒーを扱う農協として、ブラジル、あるいは世界でも最大の規模を誇ります。セラードのモンテカルメロの農園で精製された生豆をこの農協にてチェックし、カラメリッチに適合するものをピックアップします。そして、グレードNo.2、スクリーンサイズ18以上の規格に仕上げられます。

ブラジルのコーヒー豆は300gに混入されている欠点豆の混入量によって、No.2-8までグレードが分かれます。No.2は欠点豆が4つ以下と、欠点豆が最も少ないと評価された豆のことで、ブラジルのコーヒー豆のなかでは最高級グレードです。欠点豆がないというのはほとんど考えられないため、ブラジルではNo.1グレードはありません。

No.2No.3No.4No.4.5No.5No.6No.7No.8
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スクリーンサイズとは、豆の大きさを表す指標で、数字が大きいほど大粒の豆です。セラードでのスクリーン・サイズはおよそ以下の様な割合です。スクリーンサイズ18以上は約10%程度しかありません。

スクリーン18以上 約10%
スクリーン17 約25%
スクリーン16 約25%
スクリーン14 約20%
スクリーン15 約20%
スクリーン14未満 約10%
ピーベリー 約10%

ブラジル カラメリッチ(モンテカルメロ)はその名の通り、キャラメルのような甘い香りと味わい、ナッツのような香ばしい風味、まろやかで柔らかいコク、長く残らないすっきりした後味が特徴です。

フランス料理界の巨匠ジョエル・ロブションの「ドリップコーヒー」も、セラードのモンテカルメロのコーヒーが使われていました。

ちなみに、ブラジルカラメリッチはセラード地域より400㎞ほど東に位置するマッタス・デ・ミナスという山岳地のサンタ・カタリーナ農園で生産されるブラジル キャラメラードとは別のコーヒーです。

有機認証

ブラジル カラメリッチはオーガニックコーヒーです。

八月の犬で扱っているオーガニックコーヒーは、レインフォレストアライアンス という生物多様性と自然環境の維持と保護、持続可能な生活の確保に取り組んでいる団体と、有機JAS認証という有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを検査する登録認定機関から、二つの認証を受けた農園のコーヒーです。

レインフォレストアライアンス ホームページより
農林水産省 ホームページより

認定を受けると、これらのマークが使えます。

自家焙煎珈琲豆挽売 八月の犬のブラジル カラメリッチ

滑らかな口当たり、甘みのある酸味が印象的。

香り:★★★★☆ 甘味:★★★★☆ 酸味:★★★★☆ 苦味:★★★☆☆ コク:★★☆☆☆

八月の犬 ホームページより

焙煎

焙煎はシティローストです。

ブラジル産コーヒー豆 カラメリッチ
社外委託検査にて”農薬検出せず!”
中深煎りでもいけるおすすめのコーヒー豆です。 甘味もあって中深煎りでコクと甘味のバランスが良くなると感じ、そう心がけてコーヒーを焼いております。

八月の犬 ホームページより

キャラメルのような上質な甘さと苦味のバランスが良いです。コクが柔らかくすっきりして、後味がキレイです。甘さと苦味のバランスが良く、深煎りが苦手な人でも飲みやすいと思います。

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