
讃喫茶室 尾山台 パナマ ハートマン農園 カツーラです。
讃喫茶室 尾山台は、2018年に開業した東京都世田谷区の尾山台駅近くにある自家焙煎珈琲店です。兵庫県宝塚市の自家焙煎珈琲店 讃喫茶室の姉妹店です。代表は浅野 嘉之、店主は泰 圓澄です。
代表の浅野については、以下の記事を参照してください。
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パナマ ハートマン農園 カツーラ
ハートマン農園
ハートマン農園は、(Finca Hartmann)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)レナシミエント地区(Renacimiento District)サンタ・クララ(Santa Clara)にある農園です。
ハートマン農園は、ハートマン家(Hartmann Family)によって経営されています。
品種
品種はカツーラ(Caturra)です。
カツーラは1935年にブラジルで発見されたブルボンの突然変異種です。ティピカの3倍近い高い生産性を誇る品種ですが、栽培にはケアと肥料が必要となります。標高が高ければ高いほど品質が上がりますが、生産性が落ちるのが特徴です。
ハートマン農園では、ティピカ(Typica)、カツーラ(Caturra)、カツアイ(Catuai)、ブルボン(Bourbon)、ゲイシャ(Geisha)、パチェ(Pache)、マラゴジぺ(Maragogype)、パカマラ(Pacamara)の品種が栽培されています。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
カツーラをウォッシュトで精製することで、クリーンな味に仕上げています。
味
カツーラは生産性の高い品種ですが、味は平板でこれといった特徴が見られません。
讃喫茶室 尾山台 パナマ ハートマン農園 カツーラ

焙煎
讃喫茶室 尾山台で使用されている焙煎機はフジローヤル R-103です。浅野氏はフジローヤルのオフィシャル焙煎講師を務めています。
抽出
浅野氏は「日本ネルドリップ珈琲普及協会」の理事です。日本ネルドリップ珈琲普及協会の代表は、「カフェ・ド・カルモ」の繁田武之氏です。
そんな繁田さん
出会いはもう随分前
無我夢中でブラジルから持ってきたカルモシモサカを全国行脚で売り歩いていた
今でこそカルモシモサカはナショナルブランドになったといえるかもしれないが
当時(20年以上前になるかな)はまったくの無名の珈琲
自家焙煎店の飛び込み営業
ホームセンターやスーパーに小型焙煎機をもちこんで実践販売
なんとかカルモシモサカを皆さんに知ってもらおうとの啓蒙活動
そんな中、関西にこられていたとき(確か知人の紹介だった曖昧な記憶)会いに行ったのがはじめて
100Kg超級の体に似合わないかわいい笑顔(失礼)で
「こんにちは、はじめまして繁田です」
そのときはこんなに長いお付き合いになるとはおもいもよらなかった
「残暑お見舞い申し上げます」,讃喫茶室 2012年8月27日.
浅野氏による、ネルドリップ抽出の動画です。

パナマ ハートマン農園 カツーラは、浅煎りで焙煎されています。
豆をやいていると2回のハゼがあって
僕は1回目のハゼの終了から2回目のハゼがくる直前
ここあたりを浅い焙煎の領域としています
きっちりここの領域と向き合うとき
焙煎っていいなぁと思う
どうしても深い焙煎に向かいがちな自分がいて
でもここの領域があるからこそ深いところにいくことができる
浅い焙煎
むずかしい
「浅い焙煎」,讃喫茶室 2012年9月17日.
味
じんわり広がる甘さと非常にクリーンで透明感のある味わいが印象的です。甘さとクリーンさに秀でた味わいです。