讃喫茶室 尾山台 ブラジル ジアマンチーナ ヨシマツです。
讃喫茶室 尾山台は、2018年に開業した東京都世田谷区の尾山台駅近くにある自家焙煎珈琲店です。兵庫県宝塚市の自家焙煎珈琲店 讃喫茶室の姉妹店です。代表は浅野 嘉之(あさの よしゆき)、店主は泰圓澄 秀一(たいえんちょう しゅういち)です。
ブラジル ジアマンチーナ ヨシマツ
ファゼンダ・リアチョ・ダス・ヴァラス
ファゼンダ・リアチョ・ダス・ヴァラス(Fazenda Riacho das Varas)は、ブラジル(Brazil)ミナス・ジェライス州(英語:State of Minas Gerais、ポルトガル語:Estado de Minas Gerais)ジェキチニョニャ・メソ地域(英語:Jequitinhonha River Valley、ポルトガル語:Vale do Jequitinhonha)ジアマンチーナ小地域(Diamantina Microregion)ジアマンチーナ市(Diamantina Municipality)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、マタス・デ・ミナス地域(Matas de Minas Region)に区分されます。
農園主はリカルド・ヒロフミ・ヨシマツ(Ricardo Hirofumi Yoshimatsu)です。
ファゼンダ・リアチョ・ダス・ヴァラスは、リカルドの両親が1975年に設立した農園です。当時、マタス・デ・ミナス地域は、コーヒー生産に適しているとは認められていませんでしたが、一家の努力によって、コーヒー栽培が十分に可能であることを証明しました。現在、リカルドは絶え間ない改善と持続可能な生産方法を念頭に置いて農業を営んでいます。
ジアマンチーナはその名の通り昔から金やダイヤモンドの産地で、あまり農業には適さない土地です。町から少し離れたところで、野菜作りを始めました。野菜栽培は順調にすすみ、さらに夢だった「コーヒー栽培」を行いたいと考えます。ところがこの地域は国によりコーヒーの栽培には適さないとされており、コーヒー栽培に欠かせない国の融資が受けられません。
「「ジアマンチーナヨシマツ」について」,カフェ・ド・カルモ
それでもどうしてもコーヒーを作りたいという一念で、1978年すべて自費で6000本のコーヒーを植えます。本来なら国の融資を受け、トラクターなどの機械を揃えてから行うのが普通ですが、吉松さんはすべて手作業で行いました。このような危険を冒しながら、「コーヒーなどできない土地」「国も見放した土地」といわれた場所で、1980年に最初の収穫を迎えます。これが高品質だったことには非常に感動しました。その後、国もこの土地をコーヒー栽培適合地として認め、農場は順調に拡大していきます。
長男リカルドさんは西村農業学校で最新式の農業を学び(ここで下坂さんの長男・優さんと同級生に)、今の農場経営の礎をつくります。
リカルドさんは、農場経営にいろいろな改善点を加え、コーヒー栽培に欠かせない灌漑設備や乾燥機、倉庫、収穫機などを充実させます。特に今は環境保護を目的にした、自然を大事にする農業に取り組んでいます。
農園は標高1,100m - 1,200m、122ヘクタールの土地のうち120ヘクタールにムンドノーボ(Mundo Novo)、カツアイ(Catuai)、カツカイ(Catucai)のコーヒーが植えられており、年間5,400袋の収穫があります。
讃喫茶室 尾山台 ブラジル ジアマンチーナ ヨシマツ
日系農園の神様「下坂」氏に師事し、その精神を受け継ぐ。
讃喫茶室
今年のロットはナッティーな香りが強く、よりブラジルらしい風味に。
味
ナッツのような香ばしいフレーバーが支配的な味わいです。ミディアムボディですっきりとした後味です。