フジローヤル(FUJI ROYAL) 小型焙煎機 COFFEE DISCOVERY
小型焙煎機 COFFEE DISCOVERY
COFFEE DISCOVERYは、株式会社 富士珈機のフジローヤル(FUJI ROYAL)が開発した小型焙煎機です。2009年に販売が開始され、2010年1月29日に初出荷されました。
COFFEE DISCOVERYの開発にあたり、プロジェクトチームが結成されました。各部門からメンバーを募り、意見、構想がまとめられ、それをもとに、設計部門と製造部門が機械構造を考えることからスタートしました。
次に、200g(煎り上がり)のシリンダーの容量を計算し、大きさを選定、外形が決まったところでハネが検討されました。半熱風シリンダーを新開発し、フジローヤルの従来品に比べ軽量化に成功しました。シリンダー後部の軸一点の「片軸受け」タイプになっているため、シリンダー前部がシンプル構造になったことでスペースが出来、焙煎時の豆の攪拌性能が上がり、煎り上がりがきれいに仕上がります。 また、小型焙煎機にも関わらず、大風量の熱風により、最高の熱効率を実現しました。そのため、8分を切る短時間焙煎にも対応しています。
COFFEE DISCOVERYは、小型焙煎機ながら単独排気ファンを標準装備しています。これにより、連続焙煎が可能であるだけでなく、排気ライン直結により高レスポンスの排気調整が可能になります。高レスポンスの排気調整と高カロリーバーナーにより、様々なコーヒーの焙煎に対応しています。
FUJI ROYAL ロースターに搭載されている排気ダンパーは、焙煎時の排気量を調整する部分です。
排気ダンパーには開度の目印があり、小型ロースター「COFFEE DISCOVERY」は5段階、その他の機種は10段階から、細かい調整により排気風量を選ぶことができます。
「10月特集:ロースターの構造(第2回)」,FUJI ROYAL 2020年10月12日.
小型焙煎機ながらフジローヤル3kg焙煎機と同等の制御を搭載しているため、温度計調節器、ガス電磁弁、制御パーツ等はコンパクトなものが選定されています。
COFFEE DISCOVERYの生豆投入量は、250g(煎り上がり200g)です。焙煎方式は、直火式または半熱風式、熱源ガスは、各種都市ガスまたはプロパンガスから選択できます。排気ダンパー、微調整バルブと高性能ガス圧計、温度確認ブザーを搭載、約3分で焙煎豆を完全に冷却する素早い冷却機能と攪拌ハネの回転による焙煎豆の自動排出機能、小数点表示による詳細な温度変化の表示を備えています。営業用、サンプルロースター、家庭用として使用できます。
8月特集:COFFEE DISCOVERY(第1回):https://fuji-royal.jp/news/2055/
8月特集:COFFEE DISCOVERY(第2回):https://fuji-royal.jp/news/2300/
8月特集:COFFEE DISCOVERY(第3回):https://fuji-royal.jp/news/2345/