タカムラ コーヒーロースターズ:エチオピア アラカ ウォッシュト ナチュラル

タカムラ コーヒーロースターズ エチオピア アラカ ウォッシュト ナチュラルです。

タカムラ ワイン&コーヒーロースターズ(TAKAMURA Wine & Coffee Roasters)は、大阪府大阪市西区にあるワインとコーヒーの専門店です。ワインショップであった「タカムラ」が2013年にリニューアルし、スペシャルティコーヒーの自家焙煎を始めました。

エチオピア アラカ ウォッシュト ナチュラル

アラカ

エチオピア アラカは、エチオピア(Ethiopia)オロミア州(Oromia Region)西グジ地方(West Guji Zone)ハンベラ・ワメナ群(Hambela Wamena Woreda)アラカ住民自治組織(Alaka Kebele)に位置するメタッド農業開発株式会社(METAD)(METAD Agricultural Development PLC)(以下、メタッド社)の所有農園、ハンベラ農園 アラカ(Hambela Farm Alaka)で生産されたコーヒーです。コーヒー生産地域としては、グジ地域(Guji Area)に区分されます。

メタッド社については、以下の記事を参照してください。

アラカ農家組合

アラカ農家組合(Alaka Peasant Association)は、ハンベラ・ワメナ群のアラカ住民自治組織(Alaka Kebele)にあるハンベラ農園の農家組合です。アラカは、メタッド社の最初の農園で、メタッド社の精製所があります。

このコミュニティでは、もともと豆やトウモロコシなどを栽培しており、コーヒーは主要な収入源ではありませんでした。しかし、メタッド社が、このコミュニティの農家に30万本以上のコーヒーの苗を配布し、コーヒー生産のトレーニングを提供することで、コーヒー生産地域として知られるようになりました。

メタッド社は、学校の資金も提供しており、700人以上の子供に教育の機会を提供しています。

メタッド社とタカムラコーヒーロースターズ

メタッド社のコーヒーは、浅野氏の情熱に惹かれたマルカイコーポレーション株式会社が日本の総代理店となっています。タカムラコーヒーロースターズを運営するタカムラ株式会社は、マルカイコーポレーション株式会社のグループ会社です。

規格(グレード)

メタッド社の生産するコーヒーは、スペシャルティコーヒーのグレード1とグレード2です。エチオピア商品取引所コーヒー契約によると、グジ地域のスペシャルティ・ウォッシュト(Specialty Washed)とスペシャルティ・アンウォシュト(Specialty Unwashed)は、ともにQ1、Q2に分類されます。このコーヒーは、スペシャルティコーヒーのグレード1(Q1)です。

*エチオピア商品取引所では、乾式精製にナチュラル(Natural)という用語は使用されず、いまだにアンウォシュト(Unwashed)という用語が使用されています。

品種

品種は740110と74112です。

このエアルーム品種は、野生種と半野生種の2つのグループに大きく分類されます。

エチオピアの野生種は、グレート・リフト・バレーの西側に自生していた品種です。

エチオピアの半野生種の多くは、1967年に設立されたジンマ農業研究センター(JARC)(Jimma Agricultural Resarch Centre)で開発された品種です。ここでは耐性のある高品質のコーヒー品種の開発と、それらの品種を栽培するための農業技術を提供してきました。

740110と74112は、1974年にジンマ農業研究センターで開発された半野生種です。これらはゲデオ地方に固有の在来種から派生した品種です。

カウンター・カルチャー・コーヒー(Counter Culture Coffee)のゲツ・ベケレ(Getu Bekele)の調査によると、ゲデオ地方にはジンマ農業研究センターの74シリーズが集中しているようですが、地元の農家では野生種と半野生種の様々な品種が混在して栽培されることがほとんどです。

エチオピア商品取引所(ECX)によって取引されるコーヒーは、コーヒーの生産地域以外の情報はすべて匿名化され、品質によってロットが分類されるため、コーヒーの生産履歴を追跡することが困難です。しかし、エチオピア商品取引所を経由しない一部のコーヒーは、生産された農園や精製所、品種などを特定することが可能です。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)とナチュラル(Natural)です。

タカムラ コーヒーロースターズ エチオピア アラカ ウォッシュト ナチュラル

左 エチオピア アラカ ウォッシュト 右 エチオピア アラカ ナチュラル
左 エチオピア アラカ ウォッシュト 右 エチオピア アラカ ナチュラル

エチオピア アラカ ウォッシュト

エチオピア アラカ ウォッシュト

モカフレーバーと柑橘系の明るく華やかなフレーバー、レモンのような酸味が印象的です。紅茶のようにすっきりしていますが、含み香よりも戻り香が強く、余韻に華やかな香りの印象が長く残ります。

エチオピア アラカ ナチュラル

エチオピア アラカ ナチュラル

深めに焙煎のナチュラルは、ベリー系フレーバーが強く出ており、より複雑で濃厚なフレーバーです。ウォッシュトに比べ酸味は控えめで、ハチミツのような甘さがあります。余韻が長く続くのはウォッシュト同様です。

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