工房 横井珈琲 グアテマラ サン・ヘラルドです。
工房 横井珈琲(YOKOI COFFEE)は、北海道札幌市西区発寒にあったスペシャルティコーヒー専門店です。オーナーの横井 力(よこい ちから)は、1996年に横井珈琲を創業し、北海道のスペシャルティコーヒーの先駆けとなりました。
グアテマラ サン・ヘラルド
サン・ヘラルド
サン・ヘラルド農園(Finca San Gerardo)は、グアテマラ県(Guatemala Department)アマティトラン市(Amatitlán Municipality)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、フライハネス・プラトー(Fraijanes Plateau)に区分されます。
農園主はポール スタリー(Paul Starry)です。
サン・ヘラルド農園は、1905年にサマヨア家(Samayoa Family)が設立したベレン農園(Finca Belen)に始まります。1960年に分割相続され、スターリー・サマヨア(Starry Samayoa)が現在サン・ヘラルド農園として知られている農園を所有しました。1980年代後半からは、単一品種のスペシャルティコーヒーを生産する農園となりました。
サン・ヘラルド農園は、グアテマラ・シティの南35km、アマティトラン湖とパカヤ火山の間に位置しています。標高1,400m - 1,500m、面積56ヘクタール、ティピカ(Typica)とブルボン(Bourbon)が栽培されています。サン・ヘラルド農園は朝日を受け、アマティトラン湖に近いため、コーヒーノキを健康にする涼しい風が常に吹いています。雨季には安定した降雨があり、乾季にはコーヒーノキは、毎晩豊富な露から水分を得ています。標高1,500mの高地では、開花から収穫まで8カ月を要するため、コーヒー豆の生育に時間がかかります。火山性の土壌は、他の地域では見られない様々な栄養素を含んでおり、根の発育に重要な要素であるリンを含んでいます。
品種
品種はブルボン(Bourbon)です。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
工房 横井珈琲 グアテマラ サン・ヘラルド
サン・ヘラルド農園と同農園が所有するウェットミル(生産処理場)は、グアテマラシティの南部アマティトラン湖が見渡せる場所にあります。
ウェットミルは2010年に完成し、2011年には乾燥用のアフリカンベッドを設置しました。一般的にアフリカンベッドは通気性がよく、乾燥が均一になり品質向上に役立つと考えられています。2012年以降は、その台数をさらに増やし、パティオで乾燥させる代わりにアフリカンベッドでの乾燥量を増やし、毎年品質の向上に努めています。
収穫では作業の精度を上げ完熟のチェリーのみ収穫出来るよう、ピッカーと呼ばれるコーヒーチェリーを収穫する人たちにわざとゆっくりと収穫をするよう指示をしています。
ポールさんは、品質向上のためにオープンなマインドで他の農園や他のコーヒー生産国の技術を学び、試行錯誤し毎年新たな試みをし続けています。
自らも生産者でありながら、グアテマラの小規模生産者を含む優良生産者とバイヤーとの橋渡しをも行ってくださる、グアテマラのコーヒーを買い付けには欠くことができない方です。毎年大人気のポールさんのコーヒーをぜひこの機会にお楽しみください。
工房 横井珈琲
味
チョコレートのようなボディとオレンジのような酸味が印象的です。グアテマラのブルボンらしい、爽やかな酸味を持つ非常にクリーンな味わいです。
<参考>
Finca San Gerardo<https://sangerardocoffee.com/index.html>