工房 横井珈琲 ブラジル パライーゾ農園 レッド・カツアイ ブラジル カップ・オブ・エクセレンス ブラジル・ナチュラルズ 2018年 第1位です。
工房 横井珈琲(YOKOI COFFEE)は、北海道札幌市西区発寒にあったスペシャルティコーヒー専門店です。オーナーの横井 力(よこい ちから)は、1996年に横井珈琲を創業し、北海道のスペシャルティコーヒーの先駆けとなりました。
ブラジル パライーゾ農園 レッド・カツアイ ブラジル カップ・オブ・エクセレンス ブラジル・ナチュラルズ 2018年 第1位
パライーゾ農園
パライーゾ農園(Fazenda Paraíso)は、ブラジル(Brazil)南東部地域(英語:Southeast Region、ポルトガル語:Região Sudeste do Brasil)ミナスジェライス州(英語:State of Minas Gerais、ポルトガル語:Estado de Minas Gerais)セラード・ミネイロ・メソ地域(Cerrado Mineiro Mesoregion)カルモ・ド・パラナイバ市(Carmo do Paranaíba Municipality)に位置する農園です。
農園主は、アンドラーヂ家の第3世代のマリア・ド・カルモ・アンドラーヂ(Maria do Carmo Andrade)です。
アンドラーヂ家は、カルモ・ド・パラナイバで最も古い歴史を持つコーヒー生産者一家です。1901年にアンドラーヂ家の祖先が、カルモ・ド・パラナイバのカピン・ブランコ農園(Fazenda Capim Branco)でコーヒーの栽培を始めました。そして、1970年代にエドゥアルド・エウスタキオ・デ・アンドラーヂ(Eduardo Eustáquio de Andrade)とイスマエル・デ・アンドラーヂ(Ismael de Andrade)のアンドラーヂ兄弟が、この農園を再建しました。
マリアは、アンドラーヂ兄弟と兄弟ですが、独立しています。
パライーゾ農園は、標高1,100m、13ヘクタールでコーヒーが栽培されています。カルモ・ド・パラナイバ市は、セラード・ミネイロでも標高の高い場所に位置しています。
品種
品種はレッド・カツアイ(Red Catuai)です。
カツアイは、1949年にムンドノーボとカツーラの交配から生まれた非常に生産性の高い品種です。密集栽培に適しており、実が枝から落ちにくいので、強風や大雨の地域に適しています。ブラジルの主要栽培品種の1つで、イエロー・カツアイとレッド・カツアイがあります。
精製方法
精製方法はナチュラル(Natural)です。
完熟実を収穫後、選別機にかけてマイクロロットを作ります。熟成の異なる段階のコーヒーチェリーを混ぜないことで、より均一な乾燥を促進します。25℃に達するまで、ロットをタンク内で36時間発酵させました。次に、コーヒーチェリーをアフリカン・ベッドで乾燥させ、30cmの層にして2日間広げた状態で乾燥させました。ゆっくりとした乾燥により、エキゾチックでフルーティーなフレーバーを持つ、高品質で均質なコーヒーが生まれます。
カップ・オブ・エクセレンス(CoE)
このロットは、2018年ブラジル カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)のブラジル・ナチュラルズ(Brazil Naturals)部門で93.26点を獲得し第1位に輝いたロットです。
工房 横井珈琲 ブラジル パライーゾ農園 レッド・カツアイ ブラジル カップ・オブ・エクセレンス ブラジル・ナチュラルズ 2018年 第1位
アンドラーヂ一家のコーヒー生産の歴史は、ミナス・ジェライス州のセハード・ミネイロ地域のカルモ・ド・パラナイーバに、現在の生産者の先祖がやってきた1901年に始まりました。
工房 横井珈琲
1970年代には、一族の第3世代であるアンドラーヂ兄弟がこの地域に農園を再建しました。
パライーゾ農園は、地域内で最も古い農園のひとつです。この農園では季節がはっきり分かれており、1,100m前後の標高、バランスの取れた降雨量と暑さに恵まれています。兄弟は彼らの先祖から、自分たちがせめてできることは、自然環境をリスペクトすることだと教えられました。
そのため兄弟はいつも、自然を可能な限り良好な状態に保とうと努めています。
コーヒーは、緑色のチェリーの量が10%以下になった段階で収穫されます。
収穫後、色による選別作業で、未熟豆、完熟豆、過熟豆および乾燥豆を分別します。
この作業と、伝統的な洗浄・乾燥作業との違いは、水を一度も使わないということです。
水を使わないことで、発酵に関わる問題を減らし、外皮をはがさないことで豆の品質を高めることができます。
パライーゾ農園は、品質をとても重視しています。生産からポストハーベスト、倉庫での保管作業まで、生産工程のあらゆる段階でとても念入りな品質管理がおこなわれています。
農園内の各区画で作られるそれぞれのコーヒーの風味の特徴やトレーサビリティも従業員たちは理解しています。
こうした管理の結果として、消費者の方々に一貫した高品質なコーヒーをお届けしています。
今回ご紹介するのは国際品評会「ブラジル ナチュラル カップ・オブ・エクセレンス 2018」で見事1位に輝いたコーヒーです。ぜひお楽しみください。
味
レーズンのような独特の濃厚なフレーバー、土っぽいアロマが印象的です。チョコレートのようなボディと甘さ、なめらかな口当たりで、フルーティーな酸味が甘い余韻に変化します。