丸美珈琲店 ブラジル プログレッソ農園です。
丸美珈琲店(MARUMI COFFEE)は、2006年4月に創業した北海道札幌市中央区に本店を置くスペシャルティコーヒー専門店です。現在札幌市内に6店舗展開しています。
オーナーの後藤 栄二郎(ごとう えいじろう)は、2004年にドイツで開催されたワールド カップ テイスターズ チャンピオンシップ(WCTC)(World Cup Tasters Championship)で第3位に入賞しました。また、2013年のジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)(Japan Coffee Roasting Championship)で優勝し、2014年にイタリアで開催されたワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(WCRC)(World Coffee Roasting Championship)で第6位に入賞しました。
ブラジル プログレッソ農園
プログレッソ農園
プログレッソ農園(Fazenda Progresso)は、ブラジル(Brazil)バイーア州(State of Bahia)チャパダ・ディアマンティナ地域(Chapada Diamantina Region)ムクジェ市(Mucugê Municipality)に位置する農園です。標高1,100m - 1,180m、総敷地面積22,000ヘクタールの大規模農園で、そのうちコーヒーを栽培しているのは700ヘクタールです。周辺には、山のような崖の形成(チャパダ)と19世紀のダイヤモンド採掘(ディアマンティナ)で知られるチャパダ・ディアマンティナ国立公園(Chapada Diamantina National Park)があります。
プログレッソ農園は、3世代にわたって事業を行ってきたボレ家(Borré Family)が所有しています。ボレ家は、1984年にブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州(State of Rio Grande do Sul)から北東部のバイーア州へと移住しました。一家は、ムクジェに近いイビコアラ(Ibicoara)に土地を購入しました。当初、一家は大豆、小麦、じゃがいもなどを栽培していました。じゃがいもの栽培は大成功を収め、投資が活発になり、一家はブラジル最大のジャガイモ生産者の1つとなりました。
2005年、ボレ家は土地での活動を多様化するために、コーヒー栽培を始めました。高地、豊富な降雨量、肥沃な土壌など、スペシャルティコーヒーを生産するための理想的な条件が揃っていることを理解していたためです。末っ子のファビアーノ・ボレ(Fabiano Borré)が、コーヒー・プログラムの先頭に立ち、可能な限り最高品質のコーヒーを生産するために、最先端のインフラと農業手法に投資しました。ファビアーノは、優れたチームに囲まれ、この分野で最も尊敬されている専門家たちにアドバイスを求めました。その中には、カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)の創設者であり、ブラジルスペシャルティコーヒー協会の会長を務めたシルビオ・レイテ(Silvio Leite)も含まれていました。
10年間、ファビアーノはコーヒーの品質を向上させるための設備やプロセスを試み、投資を続けてきました。彼は強固な品質管理プログラムと専用の品質管理ラボを持っており、2010年から農園で働いているエドナルド・ナシメント(Ednaldo Nascimento)が率いる有能なカッピング・チームを組織しています。2015年に初めて参加したカップ・オブ・エクセレンス(CoE)で86.79点を獲得し第15位に入賞したことにより、この努力は報われました。また、2017年のカップ・オブ・エクセレンス(CoE)では87.17点を獲得し第20位に入賞しています。
精製方法
精製方法はパルプト・ナチュラル(Pulped Natural)です。
丸美珈琲店 ブラジル プログレッソ農園
<このコーヒーについて>
通常のロットとは異なる、より品質にこだわったマイクロロットのご紹介です。バイーア州の中西部シャパーダ、デアマンテナ地方のムクジェにある広さ700Haの広大なこの農園は、標高1000m-1200mの高原地帯に広がっており、灌漑設備を有しています。
丸美珈琲店
熟度の均一なチェリーのみを人手を使った収穫で選別ピッキングを行い、パルピング後、Patioで一日予備乾燥した後、乾燥機で35度の低温乾燥をおこない35-38時間で仕上げます。
広大な農園にもかかわらず、収穫方法は人手のため収穫のピーク時には340人のピッカーが農園に入ります。
味
完熟したチェリーのみを選別し、丁寧に精製されたことがテイストからも伝わる甘く綺麗な風味。
丸美珈琲店
ほのかなチェリーを思わせる果実感とナッツを連想させるオイリーな質感と甘い味わい
キャラメルのような甘さとナッツのようなフレーバーが印象的です。冷めてくると、果実感のある酸味が生まれます。後味に発酵臭が若干残ります。