丸美珈琲店 エチオピア イルガチェフェ G1 チェルベサです。
丸美珈琲店(MARUMI COFFEE)は、2006年4月に創業した北海道札幌市中央区に本店を置くスペシャルティコーヒー専門店です。現在札幌市内に6店舗展開しています。
オーナーの後藤 栄二郎(ごとう えいじろう)は、2004年にドイツで開催されたワールド カップ テイスターズ チャンピオンシップ(WCTC)(World Cup Tasters Championship)で第3位に入賞しました。また、2013年のジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)(Japan Coffee Roasting Championship)で優勝し、2014年にイタリアで開催されたワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(WCRC)(World Coffee Roasting Championship)で第6位に入賞しました。
エチオピア イルガチェフェ G1 チェルベサ
チェルべサ ダンチェ ウェット・ミル
エチオピア イルガチェフェ G1 チェルべサは、エチオピア(Ethiopia)南エチオピア州(SERS)(South Ethiopia Regional State)ゲデオ地方(Gedeo Zone)ゲデブ郡(Gedeb Woreda)ウォルカ・チェルベサ住民自治組織(Worka Chelbesa Kebele)で生産されたコーヒーです。コーヒー生産地域としては、イルガチェフェ地域(Yirgacheffe Area)に区分されます。
スナップ・スペシャルティコーヒー(SNAP SPECIALTY COFFEE)は、2008年にネグッセ(Negusse)によって、アディス・アベバに設立された輸出業者です。ゲデオ地方コシェレ地区(Kochere District)チェレレクツ(Chelelektu)で3つのウェット・ミルを運営しており、西アルシ地方(West Arsi Zone)ウラガ(Uraga)、グジ(Guji)、ネンセボ(Nensebo)で提携するウェット・ミルを運営しています。
会社の本拠地は首都アディス・アベバにあり、G1グレードのスペシャルティコーヒーは、西アルシ地方(West Arsi Zone)から輸出されます。
スナップ・スペシャルティコーヒーは、2019年にウォルカ・チェルベサのダンチェ(Danche)という小さな集落にウェット・ミルを建設しました。近隣の生産者から買い付けた完熟したコーヒーチェリーを、ウェット・ミルに持ち込み時にプレ・ソーティングし、アフリカン・ベッドで約2週間天日乾燥します。
品種
品種はウォリショ(Wolisho)、デガ(Dega)のイルガチェフェ在来種です。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)とナチュラル(Natural)です。
スナップ・スペシャルティコーヒーのウォッシュト精製は、次のように行われます。収穫したコーヒーチェリーをパルピング・マシーン(果肉除去機)と水を用いてパルピング(果肉除去)後、気象条件に応じて24時間から36時間水の中で発酵させ、水洗します。そして、密度に基づいて2つのグレード(G1とG2)に選別されます。その後、コーヒー豆を12時間から24時間タンクの綺麗な水に浸して、ムシラージ(粘液質)を完全に取り除きます。
乾燥工程では、気象条件によりますが、アフリカン・ベッドで10日から12日間、水分含有量12%になるまで乾燥させます。
丸美珈琲店 エチオピア イルガチェフェ G1 チェルベサ ウォッシュト
<このコーヒーについて>
このコーヒーはスペシャルティコーヒーの生産地として有名なイルガチェフェ地域のチェルベサという町に住む約416の小規模生産者たちより集められたマイクロロットです。
このエリアは自然林で覆われており、各生産者の庭先のコーヒーの樹のシェイドツリーとして役割を果たしています。
11月~1月まで続く収穫期の間、生産者たちは丁寧に完全完熟のチェリーのみ収穫します。摘み取られたチェリーは、「SNAP Specialty Coffee社」所有のウェットミルへと持ち込まれ、醗酵工程を終えたパーチメントは、 アフリカンベッドの上に薄く広げ、ゆっくりと乾燥を進めていきます。
丸美珈琲店
このウェットミルで行われる生産処理は、Mill ManagerであるMr. Girum Assefagが厳しく状態や品質の管理を行なっています。
味
オレンジやチェリーを思わせる果実の風味
後藤栄二郎のテイスティング評価
紅茶のキャンディーのような甘く華やかな印象
トロピカルフルーツのような華やかなフレーバー、はちみつやキャンディのような甘さが印象的です。甘さに隠れてレモンのような酸味が控えめに顔を出します。とても華やかな印象のコーヒーです。
丸美珈琲店 エチオピア イルガチェフェ G1 チェルベサ ナチュラル
<このコーヒーについて>
このコーヒーはコーヒーの原産国であるエチオピア国内でも、コーヒー生産地として名高いイルガチェフェ地域のウォルカ チェルベサエリアで収穫されたマイクロロットです。
近年このエリアは素晴らしいコーヒーが生産されるとして知名度が上がってきている注目のエリアです。品質向上のために様々な試験的なロッ トの生産にも取り組んでおり、丁寧な生産によりクリーンな味わいのコーヒーを作り上げています。
丸美珈琲店
味
熟したベリーを思わせる甘い香り
後藤栄二郎のテイスティング評価
ブラックティーやグレープなど様々な風味を連想させる豊かな味わい
グレープのような厚みのある濃厚な味わいが印象的です。イルガチェフェ特有の華やかな酸味を併せ持つために、味わいが重たくならない印象です。