エチオピアのコーヒー生産地:ゲデブ

エチオピアのコーヒー生産地 ゲデブ

ゲデブ

ゲデブ(Gedeb)は、エチオピア(Ethiopia)南部諸民族州(SNNPR)(Southern Nations, Nationalities, and People's Region)ゲデオ地方(Gedeo Zone)の群(Woreda)です。コーヒー生産地域としては、イルガチェフェ地域(Yirgacheffe Area)に分類されます。

ゲデブ郡はゲデオ地方最南端に位置する群で、比較的新しいコーヒー生産地です。コーヒー生産農家は第1世代目もしくは2世代目で、樹齢20年から30年のコーヒーノキが多いのも特徴です。ゲデブ群はほとんどの場所で、カーメット・シーズン(Kermet Season)と呼ばれる6月から9月にかけての夏の季節に豊富な降雨量があります。

この地域の農家の栽培面積は、イルガチェフェ北部に比べればやや大きい傾向にありますが、それでも平均1.5から2ヘクタールと比較的小規模です。しかし、5から20ヘクタールの大きな農園もいくつかあります。北部のイルガチェフェ群より栽培面積が若干広いです。

ゲデブ郡は、北にイルガチェフェ郡(Yirgacheffe Woreda)とコチェレ郡(Kochere Woreda)チェレレクツ住民自治組織(Chelelektu Kebele)の隣接する地域です。ゲデブ郡には、ウォルカ・チェルベサ(Worka Chelbessa)、ウォルカ・サカロ(Worka Sakaro) 、バンコ・ザザト(Banko Dhadhato)、ハロ・ハルツーム(Halo Hartume)、ハルムフォ(Harmufo)、ゲデブ・グビタ(Gedeb Gubita)、ゲデブ・ガルーシャ(Gedeb Galcha)、バンコ・チェルチェレ(Banko Chelchele)、バンコ・ゴチチ(Banko Gotiti)といったコーヒーを生産している住民自治組織(Kebele)があります。

近年になって、ゲデブ郡の政治的境界は北に伸び、以前はコチェレ郡(Kochere Woreda)の一部であった北部の住民自治組織を含むことになりました。しかしこの地域は2,400mを超える高すぎる標高のため、コーヒーはあまり生産されていません。

ゲデブ Gedeb:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/africa/ethiopia/southern-nations-nationalities-and-peoples-region/gedeo-zone/gedeb-woreda

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