シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』とシャルル・ペロー『ルイ大王の世紀』

シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』とシャルル・ペロー『ルイ大王の世紀』

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シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』と新旧論争

1721年に出版されたシャルル=ルイ・ド・モンテスキュー(Charles-Louis de Montesquieu)『ペルシア人の手紙』(原題:Lettres persanes)の「手紙36」では、パリでのコーヒーの流行について触れられている。

 パリでは、コーヒーが大流行している。コーヒーを公に飲ませる店が、実にたくさんある。いくつかの店では人々がニュースを伝え合い、他のいくつかの店ではチェスをしている。ある店では飲む者に才気をもたらすようにコーヒーを用意している。少なくとも、その店から出てくる者の中で、入った時より四倍の才気があると信じていない者はいない。

「手紙36」,シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』 田口卓臣訳 講談社学術文庫 p.130.

2020年4月10日に講談社学術文庫から出版された『ペルシア人の手紙』の翻訳者である田口 卓臣氏によると、この「ある店」はカフェ・プロコープを指している。

この文章の後には、当時カフェで議論されていた論争に関する文章が続く。

 それにしても私が不愉快なのは、こういう才人たちが祖国の役に立とうともせず、子供じみたことに才能を浪費していることだ。例えば、私がパリに着いた時、彼らは思いつきうる中で最も薄っぺらい論争に熱中していた。当時問題になっていたのは、二〇〇〇年来、生まれた祖国も死んだ時期もわかっていないギリシアの老詩人の評判についてだった。二つの陣営とも、この詩人が優れていることは認めていた。その功績の評価をもっと高くすべきか低くすべきか、という点だけが問題だった。誰もがその比率を示したがったが、この名声の授与者のうち何人かは他の者たちより高く見積もっていた。そこで喧嘩というわけだ!喧嘩は実に激しかった。何しろ、双方とも実に下品な侮辱を心からぶつけ合い、実に辛辣な言葉でからかい合っていたので、私は論争の主題よりも、そのやり方に感心してしまった。

「手紙36」,シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』 田口卓臣訳 講談社学術文庫 p.131.

この「ギリシアの老詩人」はホメロスを指している。当時カフェで交わされたのは、いわゆる「ホメロス論争」と呼ばれるものである。

ホメロス論争については、「手紙137」にも記述がある。

「ええと、その叙事詩というのはなんですか?」

「実を言うと」と神父は僕に言った、「私にもわかりません。通(つう)のかたがたいわく、今まで本物の叙事詩は二つしか作られたことがなく、他のものはその名で呼ばれてはいても、ちっとも叙事詩ではないのだそうです。この点についても私にはよくわかりませんがね。通のかたがたは、さらに、新たに叙事詩を作ることは不可能だとも述べておりますが、これはいっそう驚くべき発言です。

「手紙137」,シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』 田口卓臣訳 講談社学術文庫 p.468.

このホメロス論争は、新旧論争が再燃したものであった。

新旧論争のきっかけとなったのが、シャルル・ペロー(Charles Perrault)『ルイ大王の世紀』(原題:Le Siècle de Louis-le-Grand)である。

Le siècle de Louis le Grand:https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k108214v/f1.item

この頌詩は、1687年1月27日のルイ14世の快気を祝うアカデミー・フランセーズの席上で、ルイ・ド・ラヴォ(Louis de Lavau)によって朗読された。このアレクサンドラン(12音綴)による532行の韻文詩では、「ルイ大王の世紀」がアウグストゥスの時代を凌いでいると述べられている。以下に訳出した。

この詩をきっかけとして、古代ギリシア・ローマ時代の文芸の優位性を主張する古代派と、近代、特にフランスの文芸と科学の優位性を主張する近代派に分かれ、激しい論争が繰り広げられた。

近代派には、ペローをはじめ、ベルナール・フォントネル(Bernard Fontenelle)など、古代派には、ペローに対して正面を切って反論を述べた詩人のニコラ・ボワロー(Nicolas Boileau)をはじめ、ラ・フォンテーヌ(La Fontaine)、ラ・ブリュイエール(La Bruyère)、ジャン・ラシーヌ(Jean Racine)らを擁し、論争は多岐に渡った。

ペローは近代派の旗振り役として、1688年から1697年にかけて、『古代人と近代人の比較論』(原題:Parallèle des Anciens et des Modernes)という全4巻(第5対話)の対話編を出版した。

この論争は、1694年8月30日に両者の和解という形で一応の決着がついた。しかし、1713年から1716年にかけて、ホメロスをめぐる論争として再燃することになった。

このような論争を経て、「近代」は「古代」の土壌の上に、「進歩」の観念を花開かせることとなった。「啓蒙(Lumière)」の時代の幕開けである。

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シャルル・ペロー(Charles Perrault)『ルイ大王の世紀』(原題:Le siècle de Louis le Grand)

La belle antiquité fut toujours vénérable ;
Mais je ne crus jamais qu’elle fût adorable.
Je vois les anciens, sans plier les genoux ;
Ils sont grands, il est vrai, mais hommes comme nous ;
Et l’on peut comparer, sans craindre d’Être injuste,
Le siècle de Louis au beau siècle d’Auguste.
En quel temps sut-on mieux le dur métier de Mars ?
Quand d’un plus vif assaut força-t-on des remparts ?
Et quand vit-on monter au sommet de la gloire,
D’un plus rapide cours le char de la victoire ?
Si nous voulions ôter le voile spécieux,
Que la prévention nous met devant les yeux,
Et, lassés d’applaudir à mille erreurs grossières,
Nous servir quelquefois de nos propres lumières,
Nous verrions clairement que, sans témérité,
On peut n’adorer pas toute l’antiquité ;
Et qu’enfin, dans nos jours, sans trop de confiance,
On lui peut disputer le prix de la science.
麗しい古代はつねに尊かったが;
私はそれが崇拝されるべきだと思ったこと決してない。
古代人を仰ぎ見るのに、脆くことはない;
確かに、彼らは偉大だが、我々と同じ人間だ;
不当であることなしに、比較できる、
アウグストゥスの麗しい時代とルイの時代とを。
マルスの困難な技が秀でていると知ったのはいつのことか?
より鋭い攻撃が城壁をこじ開けたのはいつのことか?
より速く走る勝利の戦車が、
栄光の頂点へと駆け上がるのを目撃したのはいつのことか?
偏見が我々の眼前に置く、
欺瞞のベールを取り除きたいなら、
無数の愚かな誤りに拍手喝采することにうんざりして、
時に自らに固有の光を使うなら、
我々は奢りなく、曇りなき眼で見るのに、
古代のすべてを崇拝することはできないと;
ついに、この時代に、過度の確信を抱かなくても
知恵の価値を競うことができる。
Platon, qui fut divin du temps de nos aïeux,
Commence à devenir quelquefois ennuyeux
En vain son traducteur, partisan de l’antique,
En conserve la grâce et tout le sel attique ;
Du lecteur le plus âpre et le plus résolu,
Un dialogue entier ne saurait être lu.
我々の祖先の時代に神であった、プラトンは、
時折つまらないくなりつつある
その翻訳者、古代の支持者は、
その優雅さとあらゆる機知を無益に保っている;
最も厳しく最も熱心な読者には、
議論全体を窺い知れない。

*le sel attique=アッティカの塩=機知

Chacun sait le décri du fameux Aristote,
En physique moins sûr qu’en histoire Hérodote ;
Ses écrits, qui charmaient les plus intelligents,
Sont à peine reçus de nos moindres régents.
Pourquoi s’en étonner ? Dans cette nuit obscure,
Où se cache à nos yeux la secrète nature,
Quoique le plus savant d’entre tous les humains,
Il ne voyait alors que des fantômes vains.
Chez lui, sans nul égard des véritables causes,
De simples qualités opéraient toutes choses,
Et son système obscur roulait tout sur ce point,
Qu’une chose se fait de ce qu’elle n’est point.
D’une épaisse vapeur se formait la comète,
Sur un solide ciel roulait chaque planète ;
Et tous les autres feux dans leurs vases dorés,
Pendaient du riche fond des lambris azurés.
有名なアリストテレスの不評は誰もが知っている、
歴史家のヘロドトスよりも自然学において不確実だ;
彼らの著作は、最も賢明な人々に魅力を与えていたが、
我々の数少ない摂政に受け入れられる程度である。
なぜ驚異なのか? この暗い夜に、
秘密の自然はどこに隠れているのか、
全人類の中で最も学識に優れた人も、
無意味な幽霊だけしか見なかった。
ヘロドトスは、真の原因にいかなる畏敬もなく、
単純な質料がすべてを動かし、
そして彼の暗い形相はこの点においてすべてが回転した、
あるものは、そうでないものでできている。
厚い蒸気から彗星が形成され、
それぞれの惑星は固い空に回転した;
黄金の花瓶の中にある他のすべての炎は、
紺碧の羽目板の豊かな背景を吊るした。
O ciel ! depuis le jour qu’un art incomparable,
Trouva l’heureux secret de ce verre admirable,
Par qui rien sur la terre et dans le haut des cieux,
Quelqu’éloigné qu’il soit, n’est trop loin de nos yeux,
De quel nombre d’objets, d’une grandeur immense,
S’est accrue eu nos jours l’humaine connaissance !
Dans l’enclos incertain de ce vaste univers,
Mille mondes nouveaux ont été découverts,
Et de nouveaux soleils, quand la nuit tend ses voiles,
Égalent désormais le nombre des étoiles.
Par des verres encor non moins ingénieux,
おお、空よ! 比類のない技芸の日から、
この驚くべきガラスの幸福な秘密を見つけた、
このガラスのおかげで地上と天の高さは、
どれほど遠くとも、我々の目に届くには十分だ、
計り知れないほど壮大な、オブジェの数々で、
人類の知恵はこの時代に増大した!
この広大な宇宙の不透明な囲いの中で、
千の新しい世界が発見された、
そして夜がベールを覆うとき、新しい太陽が、
星の数を一致させる。
我々の同じくらい巧みなガラスを通じて、

*ce verre admirableのガラス(verre)は双眼鏡を示唆している。des verres encor non moins ingénieuxのガラス(verres)(複数形)は顕微鏡を示唆していることは、以下の部分から見て取れる。

L’œil voit croitre sous lui mille objets curieux
II voit, lorsqu’en un point sa force est réunie,
De l’atome au néant la distance infinie ;
Il entre dans le sein des moindres petits corps,
De la sage nature il y voit les ressorts,
Et portant ses regards jusqu’en son sanctuaire,
Admire avec quel art en secret elle opère.
眼下では千の新奇なオブジェが伸びてゆく
目に見える、力がある一点に結集するとき、
原子から無限の距離の無までが;
目は最も小さな細胞の中に入る、
そこに賢明な自然の動力を見る、
そして自然の聖域まで視線を上げると、
そこで秘密裏に扱われている技芸に驚嘆する。

*il y( petits corps ) voit les ressorts de la sage nature.

L’homme, de mille erreurs autrefois prévenu,
Et malgré son savoir, à soi-même inconnu,
Ignorait en repos jusqu’aux routes certaines,
Du Méandre vivant qui coule dans ses veines.
Des utiles vaisseaux, où de ses aliments
Se font, pour le nourrir, les heureux changements
Il ignorait encor la structure et l’usage,
Et de son propre corps le divin assemblage.
Non, non, sur la grandeur des miracles divers,
Dont le Souverain Maitre a rempli l’univers,
La docte antiquité, dans toute sa durée,
À l’égal de nos jours ne fut point éclairée.
古代人は、かつて千の誤りを警告され、
彼自身の知らない、知識にもかかわらず、
その静脈を走る生き生きと蛇行する川の、
確かな道筋まで知らないことを思い煩いはしなかった。
彼はまだ知らなかった、
養うための、幸福な変化である、
有益な血管、またはそこで運ばれる栄養の、
構造と役割、自らに固有の神々しい身体の仕組みを。
いや、いや、至上の支配者が宇宙を充満した、
様々な奇跡の偉大さについては、
賢明な古代は、その初めから終わりまで、
我々の時代と比べると知識に欠けていた。
Mais, si pour la nature elle eut de vains auteurs,
Je la vois s’applaudir de ses grands orateurs,
Je vois les Cicérons, je vois les Démosthènes,
Ornements éternels et de Rome et d’Athènes,
Dont le foudre éloquent me fait déjà trembler,
Et qui, de leurs grands noms, viennent nous accabler.
Qu’ils viennent, je le veux ; mais que sans avantage
Entre les combattants le terrain se partage ;
Que, dans notre barreau, l’on les voie occupés
À défendre d’un champ trois sillons usurpés ;
Qu’instruits dans la coutume, ils mettent leur étude
À prouver d’un égout la juste servitude,
Ou qu’en riche appareil, la force de leur art
Éclate à soutenir les droits de Jean Maillart.
Si leur haute éloquence, en ses démarches fières,
Refuse de descendre à ces viles matières,
Que nos grands orateurs soient assez fortunés
Pour défendre, comme eux, des clients couronnés,
Ou qu’un grand peuple en foule accoure les entendre,
Pour déclarer la guerre au père d’Alexandre,
Plus qu’eux peut-être alors diserts et véhéments,
Ils donneraient l’essor aux plus grands mouvements ;
Et si, pendant le cours d’une longue audience,
Malgré les traits hardis de leur vive éloquence,
On voit nos vieux Catons sur leurs riches tapis,
Tranquilles auditeurs et souvent assoupis,
On pourrait voir alors, au milieu d’une place,
S’émouvoir, s’écrier l’ardente populace.
だが、もし自然にとって古代が無益な作家を持っていたなら、
私は古代が偉大な雄弁家を誇るのを見る、
キケロたちを見、デモステネスたちを見る、
ローマとアテネの永遠なる装飾品を、
その弁論の稲妻はすでに私を震撼させ、
そして、彼らの偉大な名は、我々を圧倒する。
彼らがやってくるのを、私は望む; だがそこに優位なし
戦士たちの間で大地は分割される;
ならば我々の証言台で、彼らが慌ただしい姿を見せてみよ
強奪された三つの畝がある畑を守ることに;
彼らが伝統的な教育を受けているなら、彼らの学問で、
下水道が実に便利であることを証明して見せよ、
または、見た目が立派な、彼らの技の力で、
ジャン・マイヤールの権利を懸命に支援して見せよ。
彼らの雄弁の高度さ、その誇り高き足取りは、
これらの低い水準にまで降りて行くことを拒絶し、
我々の偉大な雄弁家たちは、彼らと同じ水準にある人たちに、
依頼された冠を守ることの、十分な幸運を持つだろう、
または、群れなす人々が彼らの話を聞きに駆けつける、
アレクサンドルの父親に戦争を宣言するために、
彼らは巨大な運動を盛り立てる、
それは偉大な雄弁家たちよりも雄弁で熱狂的かもしれない;
そしてもし、長い演説の最中に
彼らの活発な雄弁さの大胆な話し方にもかかわらず、
我々は高価なカーペットの上に寝ている親愛なるケイトンたちを見る、
静かな聴衆と、しばしば眠気、
すると、広場の中央に、
燃え立つような大衆の感動と、叫びを見ることができる。
Ainsi, quand sous l’effort des autans irrités,
Les paisibles étangs sont à peine agités,
Les moindres aquilons, sur les plaines salées,
Élèvent jusqu’aux cieux les vagues ébranlées.
ちょうど、苛立つ南風の努力の下で、
穏やかな池はほとんど動くことはないのに、
海原を吹く、ささいな北風が、
波を揺さぶり天まで昇るように。
Père de tous les arts, à qui du dieu des vers
Les mystères profonds ont été découverts,
Vaste et puissant génie, inimitable Homère,
D’un respect infini ma muse te révère.
Non, ce n’est pas à tort que tes inventions
En tout temps ont charmé toutes les nations ;
Que de tes deux héros, les hautes aventures
Sont le nombreux sujet des plus doctes peintures,
Et que des grands palais les murs et les lambris
Prennent leurs ornements de tes divins écrits.
Cependant, si le ciel, favorable à la France,
Au siècle où nous vivons eût remis ta naissance,
Cent défauts qu’on impute au siècle où tu naquis,
Ne profaneraient pas tes ouvrages exquis.
Tes superbes guerriers, prodiges de vaillance,
Prêts de s’entrepercer du long fer de leur lance,
N’auraient pas si longtemps tenu le bras levé ;
Et, lorsque le combat devrait être achevé,
Ennuyé les lecteurs, d’une longue préface,
Sur les faits éclatants des héros de leur race.
Ta verve aurait formé ces vaillants demi-dieux,
Moins brutaux, moins cruels et moins capricieux.
D’une plus fine entente et d’un art plus habile
Aurait été forgé le bouclier d’Achille,
Chef-d’œuvre de Vulcain, où son savant burin.
Sur le front lumineux d’un résonnant airain,
Avait gravé le ciel, les airs, l’onde et la terre,
Et tout ce qu’Amphytrite en ses deux bras enserre,
Où l’on voit éclater le bel astre du jour,
Et la lune, au milieu de sa brillante cour.
Où l’on voit deux cités parlant diverses langues,
Où de deux orateurs on entend les harangues,
Où de jeunes bergers, sur la rive d’un bois,
Dansent l’un après l’autre, et puis tous à la fois ;
Où mugit un taureau qu’un fier lion dévore,
Où sont de doux concerts ; et cent choses encore
Que jamais d’un burin, quoiqu’en la main des dieux,
Le langage muet ne saurait dire aux yeux
Ce fameux bouclier, dans un siècle plus sage,
Eût été plus correct et moins chargé d’ouvrage.
Ton génie, abondant en ses descriptions,
Ne t’aurait pas permis tant de digressions,
Et, modérant l’excès de tes allégories,
Eût encor retranché cent doctes rêveries,
Où ton esprit s’égare et prend de tels essors,
Qu’Horace te fait grâce en disant que tu dors.
すべての技芸の父、詩の神
奥深い神秘が発見され、
広大で力強き天才、比類なきホメロス、
私のミューズは限りない敬意をもってあなたを崇拝する。
いいや、あなたの発明に不当ではない
あらゆる時代にあらゆる国を魅了してきた;
あなたの二人の英雄、気高い冒険は
最も学識ある絵画の多くの主題であり、
その素晴らしい宮殿の壁と羽目板は
あなたの神々しい著述の装飾から取られたものだ。
しかし、フランスを優先する神が、
我々が住んでいる世紀に、あなたの誕生を延期していたら、
あなたが生まれた世紀に起因する百の欠点は、
あなたの精巧な作品を冒涜しない。
あなたの見事な戦士、勇敢な天才が、
槍の長い鉄を突き刺す準備のために、
かくも長く腕を上げていなかっただろう;
そして、戦闘が終わるはずなのに、
彼らの種族の英雄の輝かしい事実についての、
長い序文は、読者を退屈させる。
あなたの言葉はこれらの勇敢な半神を形成しただろう、
彼らは凶暴さが少なく、残酷さが少なく、放縦さが少なかっただろう。
より深い理解とより熟練した技芸は
ウルカヌスの傑作、彼の著名な彫刻である、
アキレスの盾が鍛造しただろう。
鳴り響く青銅の明るい前面に、
空、空気、波と大地と、
アムピトリテの両腕に抱かれたすべてのものが刻まれただろう、
美しい恒星が日の出し、
輝く軌跡の真中にある月が見られる。
二つの都市が異なる言語を話しているのが見られる、
二人の話者の長広舌を聞く、
森のほとりで、若い羊飼いたちが、
次から次へと踊り、続いて同時に踊る;
誇り高きライオンがむさぼり食う雄牛が吠える、
それは甘美なコンサート;そして、百もの場面も
たとえ神々の手が、彫刻ができたとしても
目に沈黙の言葉を伝えることはできないだろう
この有名な盾は、より賢明な世紀に、
より正確になり、彫刻される箇所はより少ない。
その有り余る説明に豊富な、あなたの天才は、
これほど多くの余談をあなたに許さなかっただろう、
そして、あなたのアレゴリーの過剰を抑制し、
ついに百の学識ある夢想も断ち切っただろう、
あなたの精神が道に迷いあんなにも躍進するので、
ホラチウスはあなたが寝ていると言ってあなたを手助けする。

*Quoiqu’en la main des dieux, que jamais d’un burin, ne saurait dire aux yeux, dans le langage muet.

Ménandre, j’en conviens, eut un rare génie,
Et pour plaire au théâtre une adresse infinie.
Virgile, j’y consens, mérite des autels.
Ovide est digne encor des honneurs immortels.
Mais ces rares auteurs, qu’aujourd’hui l’on adore,
Étaient-ils adorés quand ils vivaient encore ?
Écoutons Martial Ménandre, esprit charmant,
Fut du théâtre grec applaudi rarement ;
Virgile vit les vers d’Ennius le bonhomme,
Lus, chéris, estimés des connaisseurs de Rome,
Pendant qu’avec langueur on écoutait les siens,
Tant on est amoureux des auteurs anciens ;
Et malgré la douceur de sa veine divine,
Ovide était connu de sa seule Corine,
Ce n’est qu’avec le temps que leur nom s’accroissant,
Et toujours, plus fameux, d’âge en âge passant,
À la fin s’est acquis cette gloire éclatante,
Qui de tant de degrés a passé leur attente.
メナンドロスは、私が認めている、稀有な天才を持っていた、
そして、劇の世界で無限の能力によって好まれていた。
ヴェルギリウスは、私が認めている、祭壇に値する。
オウィディウスも不滅の名誉に値する。
しかし、今日崇拝されている、これらの稀有な作家は、
彼らがまだ生きている時に崇拝されていただろうか?
マルティアリスを聴こう。魅力的な才知のメナンドロスは
ギリシアの劇場でめったに喝采されなかった;
ウェルギリウスは好人物エンニウスの詩句が
ローマの玄人に読まれ愛され評価されるのを見た。
その一方で彼の詩句は無関心をもって聴かれた。
それほど人は昔の作家が好きなのだ;
神々しい閃きの甘美さにもかかわらず、
オウィディウスはその『コリンナ』でのみ知られていた、
彼らの名声は時とともに増してゆき、
時代から時代にかけて、つねに、より有名になり、
ついにこの輝かしい栄誉を獲得し、
彼らの期待を超えて非常な高みに達した。
Tel, à fois épandus, un fleuve impétueux,
En abordant la mer coule majestueux,
Qui, sortant de son roc sur l’herbe de ses rives,
Y roulait, inconnu, ses ondes fugitives.
ちょうど、波を広げて、荒れる大河は
海に近づくと厳かに流れるように、
それは、岩から両岸の草へと出てゆく時には
儚い波を、知られずに、流していた。
Donc, quel haut rang l’honneur ne devront point tenir
Dans les fastes sacrés des siècles à venir,
Les Regniers, les Mainards, les Gombauds, les Malherbes,
Les Godeaux, les Racans, dont les écrits superbes,
En sortant de leur veine, et dès qu’ils furentnés,
D’un laurier immortel se virent couronnés.
Combien seront chéris par les races futures,
Les galants Sarrasins, et les tendres Voitures,
Les Molières naïfs, les Rotrou, les Tristans,
Et cent autres encor délices de leur temps.
Mais quel sera le sort du célèbre Corneille,
Du théâtre français l’honneur et la merveille,
Qui sut si bien mêler aux grands évènements.
L’héroïque beauté des nobles sentiments ?
Qui des peuples pressés vit cent fois l’affluence,
Par de longs cris de joie honorer sa présence,
Et les plus sages rois, de sa veine charmés,
Écouter les héros qu’il avait animés.
De ces rares auteurs, au temple de mémoire,
On ne peut concevoir quelle sera la gloire,
Lorsqu’insensiblement, consacrant leurs écrits,
Le temps aura, pour eux, gagné tous les esprits ;
Et par ce haut relief qu’il donne à toute chose,
Amené le moment de leur apothéose.
ゆえに、来るべき時代の聖なる年代記において
どんな名誉ある高い地位を占めないことがあるだろうか、
レニエたち、メナールたち、ゴンボーたち、マレルブたち、
ゴドーたち、ラカンたち、その見事な作品は、
彼らの霊感から、生まれた途端に、
不滅の月桂冠を授けられた。
未来の種族はどれほど慈しむだろうか、
勇敢なサラセン人と心優しいヴォワチュール、
素朴なモリエールたち、ロトルーたち、トリスタンたち、
そして、彼らの時代の他の百の好ましい作家たち。
だが、名誉と驚異のテアトル・フランセの、
著名なコルネイユの運命はいかに、
彼は偉大な出来事をあまりに巧みに融合させることを知っていた。
高貴な感情の勇ましい美については?
劇場に急ぐ人々の百回の流れをコルネイユは見た、
彼の存在を称える歓喜の長い叫びによって、
彼の霊感に魅了された、最も賢明な王たちが、
彼が息吹を与えた英雄たちに耳を傾けているのを。
これら稀有な作家たちの、記憶の神殿において
栄光がいかなるものとなるかは想像に及ばない、
いつか、彼らの著作が捧げられるとき、
時とともに、彼らは、すべての人々に知られるようになるだろう;
そして、時がすべてのものに与えるこの高次の救済よって、
彼らの神格化の瞬間がもたらされる。
Maintenant, à loisir, sur les autres beaux arts,
Pour en voir le succès, promenons nos regards.
Amante des appas de la belle nature,
Venez, et dites-nous, agréable Peinture
Ces peintres si fameux des siècles plus âgés,
De talents inouïs furent-ils partagés ;
Et le doit-on juger par les rares merveilles
Dont leurs adorateurs remplissent nos oreilles
Faut-il un si grand art pour tromper un oiseau !
Un peintre est-il parfait pour bien peindre un rideau ?
Et fut-ce un coup de l’art si digne qu’on l’honore,
De fendre un mince trait, d’un trait plus mince encore.
À peine maintenant ces exploits singuliers
Seraient le coup d’essai des moindres écoliers.
Ces peintres commençants, dans le peu qu’ils apprirent,
N’en surent guère plus que ceux qui les admirent.
さて、思うがままに、他の麗しい技芸に関して、
その成功を確認するために、我々の眺望を見て回る。
麗しい自然の魅力の愛人よ、
来て、そして教えて、素晴らしい絵画を
何世紀も前のこれほどに有名なこれらの画家たち、
彼らは前代未聞の才能を共有していた;
そして、その才能は彼らの崇拝者たちが我々の耳を満たす
稀有な驚異によって判断すべきか
鳥を欺くためにこれほど偉大な技芸が必要だろうか!
画家はカーテンを上手に描くのに最適か?
そして細い線で分割し、さらに細い線を描く、
それは名誉に値するほどの技芸の一撃であったか。
現在のこれらの特異な偉業はかろうじて
最も幼い生徒の試みの一撃だろう。
これらの最初の画家たちは、彼らが学んだわずかな知識の中で、
彼らを賞賛する人々以上のことはほとんど知らなかったのだ。
Dans le siècle passé, des hommes excellents
Possédaient, il est vrai, vos plus riches talents ;
L’illustre Raphaël, cet immense génie,
Pour peindre, eut une force, une grâce infinie ;
Et tout ce que forma l’adresse de sa main,
Porte un air noble et grand, qui semble plus qu’humain.
Après lui s’éleva son école savante,
Et celle des Lombards à l’envi triomphante.
De ces maitres de l’art, les tableaux précieux
Seront, dans tous les temps, le doux charme des yeux.
De votre art cependant le secret le plus rare,
Ne leur fut départi que d’une main avare
Le plus docte d’entr’eux ne sut que faiblement,
Du clair et de l’obscur l’heureux ménagement.
On ne rencontre point, dans leur simple manière,
Le merveilleux effet de ce point de lumière,
Qui, sur un seul endroit, vif et resplendissant,
Va, de tous les côtés, toujours s’affaiblissant,
過ぎ去った世紀に、卓越した人々は
最も豊かな才能を、確かに、持っていた;
高名なラファエロ、この巨大な天才、
絵を描くために、強さを、無限の恩寵を持っていた;
そして彼の手の技が形成したすべてのことは、
人間よりも、高貴で偉大な気配を持つ。
彼は学術の学校と、
勝利の欲望でロンバルドの学校を立ち上げた。
これらの芸術の巨匠のうち、貴重な絵画は
つねに、目の甘美な魅力だろう。
しかし、あなたの芸術の中で、最も希少な秘密は、
守銭奴の手だけで彼らに分配されたものだった
彼らの間で最も優れた学識は乏しい知識でしかない、
明暗についての組み合わせの驚異については。
この光の点の素晴らしい印象は、
彼らの安易な方法では、出会うことがない、
活気に満ちて輝いている、光の一点は、
あらゆる側面に広がると、つねに弱くなる。

*ロンバルド(Lombard)は、金貸しの意味を持つ。

Qui, de divers objets que le sujet assemble,
Par le nœud des couleurs ne fait qu’un tout ensemble,
Et présente à nos yeux l’exacte vérité
Dans toute la douceur de sa naïveté.
Souvent, sans nul égard du changement sensible
Que fait de l’air épais la masse imperceptible,
Les plus faibles lointains et les plus effacés
Sont comme les devants distinctement tracés ;
Ne sachant pas encor qu’un peintre, en ses ouvrages,
Des objets éloignés doit former les images,
Lorsque confusément son œil les aperçoit,
Non telles qu’elles sont, mais telles qu’il les voit.
C’est par là que Le Brun, toujours inimitable,
Donne à tout ce qu’il fait un air si véritable,
Et que, dans l’avenir, ses ouvrages fameux
Seront l’étonnement de nos derniers neveux.
組み合わさった主体のさまざまな客体が、
色の結び目で全体を一つにする、
そして正確な真実を我々の目に見せる
その素朴さのすべての優しさに。
多くの場合、感覚できる変化に依らず
厚い空気を知覚できない質量にする、
最も遠く離れており、最も明瞭に見えないものは
前面にはっきりと描かれているようだ;
画家がまだ知らない、彼の作品のなかで、
遠くの客体からイメージを形成するはずだ、
彼の混乱している目が客体を見るように、
そうあるのではなく、そう見えるように。
これがルブランのなしたこと、つねに独創的な、
彼が為すすべてをかくも真実のように見せた、
そして、いずれは、その優れた作品たちは
我々の末々の甥たちに驚きを与えるだろう。
Non loin du beau séjour de l’aimable peinture,
Habite pour jamais la tardive sculpture ;
Près d’elle est la Vénus, l’Hercule, l’Apollon,
Le Bacchus, le Lantin et le Laocoon,
Chefs-d’œuvre de son art, choisis entre dix mille ;
Leurs divines beautés me rendent immobile,
Et souvent interdit, il me semble les voir
Respirer comme nous, parler et se mouvoir.
C’est ici, je l’avoue, où l’audace est extrême,
De soutenir encor mon surprenant problème ;
Mais si l’art, qui jamais ne se peut contenter,
Découvre des défauts qu’on leur peut imputer,
Si du Laocoon la taille vénérable,
De celle de ses fils est par trop dissemblable,
Et si les moites corps des serpents inhumains,
素敵な絵画のある美しい居間からそれほど遠くないところに、
晩成の彫刻は永遠に住う;
その絵画の近くにはヴィーナス、ヘラクレス、アポロン、
バッカス、ランタン、ラオコーン、
一万点の中から選ばれたその芸術の傑作;
それら神々しい美は私を直立不動にさせる、
そしてしばしば言葉を失う、我々のように呼吸し、
話し、動いているように、私には見える。
それがここにある、私は認めよう、私の驚くべき問いをまだ支え続ける、
大胆さは極端なものである;
しかし、もし決して満足することを知らない技芸が、
彫像の欠点を発見するなら、
もしラオコーンの見事な胴回りが
彼の息子のそれにあまりにも似ていないなら、
そして、もし人間らしくない滑りのある蛇の体が
Au lieu de deux enfants enveloppent deux nains ;
Si le fameux Hercule a diverses parties,
Par des muscles trop forts un peu trop ressenties ;
Quoique tous les savants, de l’antique entêtés,
Érigent ces défauts en de grandes beautés,
Doivent-ils nous forcer à ne voir rien de rare,
Aux chefs-d’œuvre nouveaux dont Versailles se pare,
Que tout homme éclairé qui n’en croit que ses yeux,
Ne trouve pas moins beaux pour n’être pas si vieux ?
Qui se font admirer, et semblent pleins de vie,
Tout exposés qu’ils sont aux regards de l’envie.
Mais que n’en diront point les siècles éloignés,
Lorsqu’il leur manquera quelque bras, quelque nez ?
Ces ouvrages divins où tout est admirable,
Sont du temps de Louis, ce prince incomparable,
Diront les curieux. Cet auguste Apollon
Sort de la sage main du fameux Girardon ;
Ces chevaux du soleil, qui marchent, qui bondissent,
Et, qu’au rapport des yeux, on croirait qu’ils hennissent,
Sont l’ouvrage immortel des deux frères Gaspards ;
Et cet aimable Acis, qui charme vos regards,
Où tout est naturel autant qu’il est artiste,
Naquit sous le ciseau du gracieux Baptiste.
Cette jeune Diane, où l’œil, à tout moment,
De son geste léger croit voir le mouvement,
Qui, placée à son gré le long de ces bocages,
Semble vouloir sans cesse entrer sous leurs feuillages,
Se doit à l’ouvrier, dont la savante main,
Sous les traits animés d’un colosse d’airain,
Secondant d’Aubusson, dans l’ardeur de son zèle,
Du héros immortel fit l’image immortelle.
Allons sans différer dans ces aimables lieux,
De tant de grands objets rassasier nos yeux.
Ce n’est, pas un palais, c’est une ville entière,
Superbe en sa grandeur, superbe en sa matière ;
Non, c’est plutôt un monde, où du grand univers
Se trouvent rassemblés les miracles divers.
Je vois de toutes parts les fleuves qui jaillissent,
Et qui forment des mers des ondes qu’ils vomissent,
Par un art incroyable, ils ont été forcés
De monter au sommet de ces lieux exhaussés ;
Et leur eau, qui descend aux jardins qu’elle arrose,
Dans cent riches palais en passant se repose.
Que leur peut opposer toute l’antiquité,
Pour égaler leur pompe et leur variété ?
二人の子供の代わりに二人の小人を締め付けるなら;
もし有名なヘラクレスが、強すぎる筋肉のせいで、
発達しすぎたいくつかの部位を持っているなら;
古代の頑迷な、すべての学者は、
偉大な美しさにこれらの欠点を育んだにも関わらず、
ベルサイユを彩る新たな傑作に、
彼らが我々に稀有なものをまったく見ないように強制する必要はあるだろうか、
自らの目だけを信じるすべての聡明な男は、
時を経ていないからといって美を見損なうことはないのではないか?
目に憧れを映すように展示されているその傑作は、
称賛され、活気に満ちているように見える。
しかし、それらが腕や鼻を欠くだろう時代の、
遠い未来の世紀のその傑作についてなんと言うだろうか?
すべてが驚異であるこれらの神聖な作品は、
ルイの世紀にある、この比類のない王子の、
と好奇心に満ちた人は言うだろう。この王のようなアポロンは、
有名なジラルドンの優れた手から生まれる;
歩き、跳躍し、そして、泣いているように見える、
これらの太陽の馬たちは、
ガスパールの二人の兄弟の不滅の作品である;
それは彼が芸術家であるのと同じくらいすべてが自然である、
あなたの眼差しを魅了する、この愛らしいアーキスは、
優雅なバティストの彫刻刀の下で生まれた。
この若いディアーヌを、見ている目は、いつでも、
彼女の軽やかなポーズに運動を見ているように思う、
これらのボカージュに沿って彼女が好きなように配置した、
葉叢の下に絶えず入っていきたいようだ、
知恵ある手を持つ、労働者のおかげで、
真鍮の巨像の生き生きとした特徴の中で、
オービュッソンへの後援者、彼の熱意で、
不滅の英雄の不滅のイメージを形成した。
これらの愛らしい場所にすぐに行こう、
多くの偉大なオブジェが我々の目を満たす。
これは宮殿ではない、外観において見事な、
内観において見事な、一つの都市そのものである。
いや、むしろこれは一つの世界であって、そこには
世界の様々の奇跡が集められている。
あちこちから川が湧き出しているのを見て、
そして川が吐き出す波で海を形成し、
宮殿の高い場所への登頂を、
驚くべき芸術が、川に強要した;
そして川の水が、百の豊かな宮殿を通るたびに穏やかになり、
庭に降りて水を撒く。
それらの華麗さと多様性に匹敵するために、
抗うことができるものが古代においてあるだろうか?
Naguère dans sa chaire, un maitre en rhétorique,
Plein de ce fol amour qu’ils ont tous pour l’antique,
Louant ces beaux jardins, qu’il disait avoir vus
On les prendrait, dit-il, pour ceux d’Alcinoos.
Le jardin de ce roi, si l’on en croit Homère,
Qui se plut à former une belle chimère,
Utilement rempli de bons arbres fruitiers,
Renfermait dans ses murs quatre arpents tout entiers.
Là se cueillait la poire, et la figue et l’orange,
Ici, dans un recoin, se foulait la vendange,
Et là, de beaux raisins sur la terre épanchés,
S’étalaient au soleil pour en être séchés.
Dans le royal enclos, on voyait deux fontaines,
Non s’élever en l’air superbes et hautaines,
Mais former à l’envi deux paisibles ruisseaux,
Dont l’un mouillait le pied de tous les arbrisseaux,
Et l’autre, s’échappant du jardin magnifique,
少し前まで教壇で、すべての人々が古代のために持っていた、
狂気の愛で満たされていた、ひとりの修辞学者は、
彼が見たと言った、これらの美しい庭園を称賛した、
アルキノオスの庭に、彼は言った、それは間違えられると。
ホメロスによると、素晴らしい果樹の恵みに満たされ、
美しいキメラを作ることに喜びを感じた、
この王の庭は、
あらゆる側面を四アルパンの壁で囲まれていた。
そこではナシ、そしてイチジクとオレンジが摘まれていた、
ここの、隅で、ヴァンダンジュが踏まれていた、
そして他所では、大地の上の美しいブドウが、
乾燥させるために太陽の下に広げられた。
王室の囲いには、二つの噴水が見えていた、
美しく、傲慢な空に昇らないが、
しかし、憧れの二つの平和な小川を形成し、
一つはすべての低木の根を濡らしていた、
そしてもう一つは、美しい庭園から脱出し、
Abreuvait les passants dans la place publique.
Tels sont, dans les hameaux des prochains environs,
Les rustiques jardins de nos bons vignerons.
公共の広場で通行人を潤した。
あたかもそれは、郊外の小さな部落における
我々の善良な葡萄作りたちの辺鄙な庭である。
Que j’aime la fraicheur de ces bocages sombres,
Où se sont retirés le repos et les ombres,
Où sans cesse on entend le murmure des eaux
Qui sert de symphonie au concert des oiseaux !
Mais ce concert si doux, où leur amour s’explique,
M’accuse d’oublier la charmante musique.
休息と影が後退する、
これらの暗いボカージュの新鮮さを私は愛す、
鳥たちのコンサートのシンフォニーを奏でる、
水のせせらぎを絶え間なく聞く!
しかし鳥たちの愛が表現する、あれほど甘美なこのコンサートは、
私に魅力的な音楽を忘れることを非難する。
La Grèce, toujours vaine, est encore sur ce point
Fabuleuse à l’excès, et ne se dément point,
Si l’on ose l’en croire, un chantre de la Thrace,
Forçait les animaux de le suivre à la trace,
Et même les forêts, jusqu’aux moindres buissons,
Tant le charme était fort de ses douces chansons.
Un autre plus expert, non content que sa lyre
Fît marcher sur ses pas les rochers qu’elle attire,
Vit ces mêmes rochers de sa lyre enchantés,
Se poser l’un sur l’autre, et former des cités.
Ces fables, il est vrai, sagement inventées,
Par la Grèce avec art ont été racontées ;
Mais, comment l’écouter, quand d’un ton sérieux,
Et mettant à l’écart tout sens mystérieux,
Elle dit qu’à tel point, dans le cœur le plus sage,
Ses joueurs d’instruments faisaient entrer la rage,
En sonnant les accords du mode phrygien,
Que les meilleurs amis et les plus gens de bien,
Criaient, se querellaient, faisaient mille vacarmes,
Et pour s’entretuer couraient prendre des armes
Que quand ces enragés, écumant de courroux,
つねに無益な、ギリシアは、再びこの点について
行き過ぎた幻想であり、自己矛盾があるとは言わない、
あえてギリシアを信じるなら、トラキアの歌手は、
動物たちに彼を追従させた
そして森さえ、最も小さな茂みまで、
彼の甘美な歌の魅力はあんなにも強力だった。
またもう一人の歌手は、リラが魅惑した岩に
彼の足跡を歩かせた上で、
彼の魔法がかかったリラの同じ岩たちが、
互いに積み重なり、都市を形成するのを見た。
技芸をもってギリシアによって、賢明に発明された、
これらの寓話は、真実として語られた;
しかし、真剣な調子で、どのようにギリシアを理解すべきか、
そして、すべての神秘的な意味はさておき、
最も賢い精神の中で、ギリシアの楽器の奏者たちが
フリュギア風の和音を鳴らすことで、
聴衆に憤怒を侵入させ、
最高の友と最高の人たちが、
叫び、喧嘩し、千の暴動を起こし、
そして、互いを殺し合うため、武器を取って走っていた
怒りで泡立つ狂人達が、
Se tenaient aux cheveux et s’assommaient de coups,
Les joueurs d’instruments, pour adoucir leur bile,
Touchaient le dorien, mode sage et tranquille,
Et qu’alors ces mutins, à de si doux accents,
S’apaisant tout à coup, rentraient dans leur bon sens ?
Elle se vante encor qu’elle eut une musique
Utile au dernier point dans une république,
Qui de tout fol amour amortissait l’ardeur,
Et du sexe charmant conservait la pudeur ;
Qu’une reine[1] autrefois pour l’avoir écoutée,
Fut près d’un lustre entier en vain sollicitée ;
Mais qu’elle succomba dès que son séducteur,
Eut chassé d’auprès d’elle un excellent flûteur,
Dont, pendant tout ce temps, la haute suffisance
Avait de cent périls gardé son innocence.
Avec toute sa pompe et son riche appareil,
La musique en nos jours ne fait rien de pareil.
髪を掴み、相手の気を失わせ、
楽器の奏者たちは、彼らの胆汁質を和らげるために、
賢明で静謐な様式である、ドリス風の演奏をしていた、
そしてこれらの怒りに駆られた人々は、そのような甘美な奏法で、
突然落ち着き、彼らの良識をもって気を取り直したのだろうか?
このように述べたギリシアはまだ共和国にとって最高に役に立つ
音楽を持っていることを誇りに思っている、
その音楽はすべての狂おしい愛の熱意を和らげた、
そして魅力的な性は純潔を保った;
かつて音楽に夢中な女王[1]が、
延々といたずらに求婚を受けた;
しかし誘惑者が優れたフルート奏者を彼女のそばから追い出すと、
彼女はすぐに誘惑者に屈服した、
この間ずっと、高い才能を持ったフルート奏者は
百の危険から彼女の無垢を守っていた。
そのすべての華やかで豊かな装置とともに、
現代の音楽においてこれに匹敵するものは何もない。 

[1] reine(女王)=クリュタイムネーストラー(Clytemnestre)

*du sexe charmant=魅力的な性(女性)

Ce bel art, tout divin par ses douces merveilles,
Ne se contente pas de charmer les oreilles,
Ni d’aller jusqu’au cœur par ses expressions
Émouvoir à son gré toutes les passions
Il va, passant plus loin, par sa beauté suprême,
Au plus haut de l’esprit charmer la raison même.
これらの甘美な驚異による神々しく、麗しいこの技芸は、
耳の魅惑を満足させず、
表現によって精神にたどり着くこともなく
あらゆる情熱を自在に揺さぶる
それはもっと遠くまで行き、至上の美によって、
精神の最上部で理性そのものを魅惑する。
Là cet ordre, ce choix et ces justes rapports
Des divers mouvements et des divers accords,
Le choc harmonieux des contraires parties,
Dans leurs tons opposés sagement assorties,
Dont l’une suit les pas de l’autre qui s’enfuit
多様な運動と多様な調和の
この秩序、この選択、そしてこれらの正しい関係が理性にはある、
対立する部分の調和の衝突は、
ある部分は逃げ出す他の部分の後を追い、
それらの対立する音調が賢明に組み合わさる
Ainsi, pendant la nuit, quand on lève les yeux
Vers les astres brillants de la voute des cieux,
Plein d’une douce joie, on contemple, on admire
Cet éclat vif et pur dont on les voit reluire ;
Et d’un respect profond on sent toucher son cœur
Par leur nombre étonnant et leur vaste grandeur
Mais si de ces beaux feux les courses mesurées,
De celui qui les voit ne sont pas ignorées,
S’il connait leurs aspects et leurs déclinaisons,
Leur chute et leur retour, qui forment les saisons,
Combien adore-t-il la sagesse infinie,
Qui de cette nombreuse et céleste harmonie,
Qu’un ordre, compassé jusqu’aux moindres moments,
Règle les grands accords et les grands mouvements ?
同じように、夜の間に、空を見上げ
輝く天体の景観をながめる者は、
生き生きと純粋なその輝きに
甘美な喜び、感嘆、畏怖に満たされる;
そしてそれらの驚くべき数と壮大な規模によって
深い尊敬を持って心に触れるのを感じる
しかし、もしこの美しい惑星の定まった運行が、
眺める人に無視されていなくても、
四季を形作る様相、方位角、
落度や回帰が知られているとしても、
どれほど人は無限の叡智を崇拝するであろうか、
この夥しい天体の調和で、
わずかな瞬間に至るまで正確に配置された、秩序で、
大いなる調和と大いなる運動を規則づける叡智を?
La Grèce, je le veux, eut des voix sans pareilles,
Dont l’extrême douceur enchantait les oreilles ;
Ses maitres, pleins d’esprit, composèrent des chants,
Tels que ceux de Lulli, naturels et touchants ;
Mais n’ayant point connu la douceur incroyable
Que produit des accords la rencontre agréable ;
Malgré tout le grand bruit que la Grèce en a fait,
Chez elle ce bel art fut un art imparfait
Que si de sa musique on la vit enchantée,
C’est qu’elle se flatta de l’avoir inventée ;
Et son ravissement fut l’effet de l’amour
Dont on est enivré pour ce qu’on met au jour.
Ainsi, lorsqu’un enfant, dont la langue s’essaye,
Commence à prononcer, fait du bruit et bégaye,
La mère qui le tient a ses sens plus charmés
De trois ou quatre mots qu’à peine il a formés,
Que de tous les discours pleins d’art et de science,
Que déclame en public la plus haute éloquence.
ギリシア、私は欲する、それは比類のない声を持っていた、
その極端な甘美さが耳を魅惑した;
機知に富んだ、これらの作曲家たちは、歌を作曲した、
リュリのそれのように、自然で感動的なものである;
しかし、楽しい音の調和を生み出す
信じられないほどの甘美さを知らなかった;
ギリシアが自ら音楽をいくら誇ろうとも、
その時代のこの美しい芸術は不完全な芸術だった
もし人々がギリシアの音楽に魅了されているとしたら、
それは自ら発明したことに自惚れていたからだ;
そしてその恍惚は生み出すことに陶酔する
愛の効果だった。
あたかも、舌を試してみる、幼児が、
発音しはじめ、音を出し口籠もる時、
子を抱く母親の五感は子のかろうじて形成した
三つ四つの語に、最高の雄弁が公衆に語る
技術と学知に満ちたあらゆる演説でよりも、
もっと魅惑されるように。
Que ne puis-je évoquer le célèbre Arion,
L’incomparable Orphée et le sage Amphion,
Pour les rendre témoins de nos rares merveilles,
Qui, dans leur siècle heureux, n’eurent point de pareilles !
著名なアリオン、比類のないオルフェウスと賢明なアムピオン、
ギリシアの幸福な時代に、匹敵するものを持っていなかった、
我々の稀有な驚異を証言するために、
彼らを呼び出すことができないのは心残りだ!
Quand la toile se lève, et que les sons charmants
D’un innombrable amas de divers instruments,
Forment cette éclatante et grave symphonie,
Qui ravit tous les sens par sa noble harmonie,
Et par qui le moins tendre, en ce premier moment,
Sent tout son corps ému d’un doux frémissement ;
Ou quand d’aimables voix, que la scène rassemble,
Mêlent leurs divins chants et leurs plaintes ensemble,
Et par les longs accords de leur triste langueur,
Pénètrent jusqu’au fond le moins sensible cœur ;
Sur des maitres de l’art, sur des âmes si belles,
Quel pouvoir n’auraient pas tant de grâces nouvelles
幕が上がると、様々な楽器の無数の集まりの
魅惑的な音たちが、
この華麗で荘重な交響曲を形成し、
その高貴な調和であらゆる感覚を喜ばせる、
そしてこの最初の瞬間に、最も冷酷な人間が、
甘美な身震いで全身が打ち震えるのを感じる;
または舞台に集まる、好ましい声たちが、
神聖な歌と悲哀を共に混ぜ合わせると、
それらの悲しい苦悩の長い和音によって、
最も感覚の鈍い心臓を底まで貫く;
芸術の主によって、かくも美しい魂によって、
どんな力がそれほど多くの新しい恵みを持たないことがあるだろうか

*最も感覚の鈍い心臓を底まで貫く=最も冷酷な人をも感動させる力を持つ

Tout art n’est composé que des secrets divers,
Qu’aux hommes curieux l’usage a découverts,
Et cet utile amas des choses qu’on invente,
Sans cesse, chaque jour, ou s’épure, ou s’augmente ;
Ainsi, les humbles toits de nos premiers aïeux,
Couverts négligemment de joncs et de glaïeux,
N’eurent rien de pareil en leur architecture,
À nos riches palais d’éternelle structure
Ainsi le jeune chêne en son âge naissant,
Ne peut se comparer au chêne vieillissant,
Qui, jetant sur la terre un spacieux ombrage,
Avoisine le ciel de son vaste branchage.
あらゆる芸術は様々な秘密でのみ構成されている、
物を知ることを欲する人々の実践を通じて知られていき、
そして発明された物事の役立つ集積は、
絶え間なく、日々純化し、増加する;
例えば、我らの最初の祖先たちの慎ましい屋根は、
無造作に藺草や菖蒲で覆われて、
永遠の構造をもつ我らの豊かな宮殿に
その建築法において似ても似つかぬものだった、
こうして生まれたばかりの樫の若木は、
広々とした影を大地に投げ、
枝を広げて天に近づく、
老齢の樫とは比ぶべくもない。
Mais c’est peu, dira-t-on, que, par un long progrès,
Le temps de tous les arts découvre les secrets ;
La nature affaiblie en ce siècle où nous sommes,
Ne peut plus enfanter de ces merveilleux hommes,
Dont avec abondance, en mille endroits divers,
Elle ornait les beaux jours du naissant univers,
Et que, tout pleins d’ardeur, de force et de lumière,
Elle donnait au monde en sa vigueur première....
だがそれは些細なことだ、と人は言うだろう、長い歩みによって、
時はすべての芸術の秘密を明らかにするとしても;
我々のいるこの世紀において自然は衰弱していて、
豊富な、千の異なる場所に、
自然が誕生したての宇宙の美しい日々を飾った、
これらの驚異的な人々をもはや生み出すことはできないと、
そして、自然に最初の活力があった頃、
情熱、強さ、そして光に満ちたそれらの人々を世界に与えていた…
À former les esprits comme à former les corps,
La nature en tout temps fait les mêmes efforts ;
Son être est immuable ; et cette force aisée
Dont elle produit tout, ne s’est point épuisée
Jamais l’astre du jour, qu’aujourd’hui nous voyons,
N’eut le front couronné de plus brillants rayons ;
Jamais, dans le printemps, les roses empourprées,
D’un plus vif incarnat ne furent colorées ;
Non moins blanc qu’autrefois brille dans nos jardins
L’éblouissant émail des lis et des jasmins,
Et dans le siècle d’or la tendre Philomèle,
Qui charmait nos aïeux de sa chanson nouvelle,
N’avait rien de plus doux que celle dont la voix
Réveille les échos qui dorment dans nos bois.
De cette même main les forces infinies
Produisent en tout temps de semblables génies.
身体を形成するにせよ精神を形成するにせよ、
自然はつねに同じ努力を払う;
その本質は変ることがない;すべてを産み出す
その伸びやかな力は、使い果たされることがない
現在我々の見る、太陽は、
より明るい光で覆われていたわけでは決してない;
春に、赤い薔薇は、
生き生きとした深紅で彩られていたのでもない;
我々の庭でまばゆいばかりに輝く、エナメルのようなユリとジャスミンは、
以前の白の輝きよりも劣るわけではない
そして新しい歌で我々の祖先を魅了した、
優しいピロメラの黄金時代に、
我々の草叢で眠るこだまを目覚めさせるその声の甘美さは
現在よりもまったく秀でてはいない。
自然の同じ手のもつ無限の力は
いつの時代にも相似た才能を産み出す。
Les siècles, il est vrai, sont entr’eux différents,
Il en fut d’éclairés, il en fut d’ignorants ;
Mais si le règne heureux d’un excellent monarque
Fut toujours de leur prix et la cause et la marque,
Quel siècle pour ses rois, des hommes révéré,
Au siècle de Louis peut être préféré ?
De Louis, qu’environne une gloire immortelle,
De Louis, des grands rois le plus parfait modèle ?
何世紀にもわたって、確かに、これらの世紀は似ていない、
それは賢明でもあり、無知でもあった;
しかし、優れた君主の幸福な統治が
つねに世紀の価値と理由と印であったなら、
ルイの世紀より、崇敬される人々である、
それらの王たちのための、どんな世紀のほうが好まれるだろうか?
不滅の栄光に囲まれた、ルイ、
偉大な王の中で最も完璧な典型である、ルイよりも?
Le ciel en le formant épuisa ses trésors,
Et le combla des dons de l’esprit et du corps ;
Par l’ordre des destins, la victoire, asservie
À suivre tous les pas de son illustre vie,
Animant les efforts de ses vaillants guerriers,
Dès qu’il régna sur nous le couvrit de lauriers ;
Mais lorsqu’il entreprit de mouvoir par lui-même
Les pénibles ressorts de la grandeur suprême,
De quelle majesté, de quel nouvel éclat,
Ne vit-on pas briller la face de l’état ?
La pureté des lois partout est rétablie,
Des funestes duels la rage est abolie ;
Sa valeur en tous lieux soutient ses alliés,
Sous elle, les ingrats tombent humiliés,
Et l’on voit tout à coup les fiers peuples de l’Èbre,
Du rang qu’il tient sur eux rendre un aveu célèbre.
Son bras, se signalant par cent divers exploits,
Des places qu’il attaque en prend quatre à la fois ;
Aussi loin qu’il le veut il étend ses frontières ;
En dix jours, il soumet des provinces entières ;
Son armée, à ses yeux, passe un fleuve profond,
Que César ne passa qu’avec l’aide d’un pont.
De trois vastes états les haines déclarées
Tournent contre lui seul leurs armes conjurées ;
Il abat leur orgueil, il confond leurs projets,
Et pour tout châtiment leur impose la paix.
ルイを形成した神は自らの宝を使い果たし、
彼に精神と肉体の賜物を与えた;
ルイが我々を統べた時、
勇敢な戦士の努力を活気付け、
彼の輝かしい人生のすべての歩みに追従することに
隷属した、勝利は、運命に従い、彼は月桂樹を戴いた:
しかし、ルイが自ら動き始め、
至上の偉大さが容易ではない力を発揮した時、
なんという威厳が、なんという新しい輝きが、
国家の顔を輝かせるのを見なかったか?
至る所で法の純潔が回復し、
残忍な決闘の憤怒は打ち捨てられる;
至る所で彼の価値は彼の同盟国を支える、
その価値の下で、忘恩は屈辱にまみれ、
そして突然ルイの支配を認めたエブロ川の誇り高い人々が、
名を揚げるのを目の当たりにする。
ルイの腕は、百の異なる偉業によって特徴づけられ、
彼が攻撃する場所は一度に四つの場所を征服する;
ルイが望む限り、彼は国境を広げる;
十日で、彼は州全体を鎮圧する;
ルイの軍隊は、彼の目の前で、深い川を渡る、
カエサルが橋の助けを借りて渡った川を。
あからさまに憎悪を向ける三つの広大な州は
同盟を破る武器だけをもって彼に歯向かう;
ルイは彼らの高慢を打ち砕き、彼らの計画を明るみに出し、
たった一つの懲罰として彼らに平和を課す。
Instruit d’où vient en lui cet excès de puissance,
Il s’en sert, plein de zèle et de reconnaissance,
À rendre à leur bercail les troupeaux égarés,
Qu’une mortelle erreur en avait séparés,
Et par ses pieux soins, l’hérésie étouffée,
Fournit à ses vertus un immortel trophée.
ルイにおけるこの力の過剰がどこに由来するのかを教育し、
致命的な間違いが引き離した、
迷える子羊たちを小屋に戻すために、
彼の中に充溢する熱意と感謝を提供する、
そしてルイの敬虔な心遣いによって、異端者は息も絶え絶えになる、
それは彼の美徳に不滅のトロフィーを与える。
Peut-être qu’éblouis par tant d’heureux progrès,
Nous n’en jugeons pas bien, pour en être trop près ;
Consultons au-dehors, et formons nos suffrages
Au gré des nations des plus lointaines plages,
De ces peuples heureux, où plus grand, plus vermeil,
Sur un char de rubis se lève le soleil,
Où la terre, en tout temps, d’une main libérale,
Prodigue ses trésors qu’avec pompe elle étale,
Dont les superbes rois sont si vains de leur sort,
Qu’un seul regard sur eux est suivi de la mort.
L’invincible Louis, sans flotte, sans armée,
Laisse agir en ces lieux sa seule renommée ;
Et ces peuples, charmés de ses exploits divers,
Traversent sans repos le vaste sein des mers,
Pour venir à ses pieds lui rendre un humble hommage,
Pour se remplir les yeux de son auguste image,
Et gouter le plaisir de voir tout à la fois,
Des hommes le plus sage, et le plus grand des rois.
おそらく、これほどの幸福な進展によって目がくらみ、
我々はあまりに近すぎるために、それをよく判断できないのだ;
他国に教示を受け、我々の意見を形成しよう、
ルビーの戦車に乗って昇る太陽が、
より大きく、より輝き、
大地の自由な手が、あらゆる時に、立派に広げる宝を与え、
華やかに飾る宝飾を放蕩し、
優れた王たちを一目見ると死が続くように、
人々の運命をあまりにも無駄にしている、
幸福な人々の住う、最も遠い海岸の国々の裁量によって。
無敵のルイ、艦隊なし、軍隊なし、
これらの場所でルイの名声だけが広がるのをただ見ていよう;
そして、これらの人々は、彼の様々な偉業に魅了され、
広大な海の懐を休まずに渡り、
彼に謙虚な敬意を払うために彼の足元に来るために、
アウグストゥスのようなイメージで彼らの目を埋めるために、
そして、最も賢明な人から、最も偉大な王まで、
すべてを一度に体現する人を見る喜びを味わうために。
Ciel à qui nous devons cette splendeur immense,
Dont on voit éclater notre siècle et la France,
Poursuis de tes bontés le favorable cours,
Et d’un si digne roi conserve les beaux jours,
D’un roi qui, dégagé des travaux de la guerre,
Aimé de ses sujets, craint de toute la terre,
Ne va plus occuper tous ses soins généreux,
Qu’à nous régir en paix, et qu’à nous rendre heureux.
我々の世紀とフランスを劇的に進展させた、
この計り知れない美を負っている神のおかげで、
あなたの善良な好ましい宮廷を継続し、
かくも荘厳な王は人命を守る、
戦争の労働から解放された、王は、
これらの民族に愛され、全世界に恐れられ、
我々を平和に支配すること、そして我々を幸福にすることにしか、
これらの寛大な心配りのすべてを占めることはない。

<参考>

『ルイ大王の世紀』における比喩(1)<https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_detail_md/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=MD100000&bibid=1183&opkey=B158678309943136&start=1&listnum=0&place=&totalnum=4&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0000>

『ルイ大王の世紀』における比喩(2)<https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_detail_md/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=MD100000&bibid=1191&opkey=B158678191895658&start=1&listnum=1&place=&totalnum=2&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=00>

「「新旧論争」に見るシャルル・ペローの文芸観 -- 『古代人近代人比較論』を通して --」<https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/225186/1/fbk000_047_125.pdf>

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