工房 横井珈琲:ペルー テソリート

工房 横井珈琲 ペルー テソリートです。

工房 横井珈琲(YOKOI COFFEE)は、北海道札幌市西区発寒にあったスペシャルティコーヒー専門店です。オーナーの横井 力(よこい ちから)は、1996年に横井珈琲を創業し、北海道のスペシャルティコーヒーの先駆けとなりました。

ペルー テソリート

テソリート

テソリート(Tesorito)は、ペルー(Peru)プーノ州(Puno Department)サンディア県(Sandia Province)アルト・イナンバリ地区(Alto Inambari District)に位置する農園です。

農園主はマキシミリアーナ・ピント・キスペ(Maximiliana Pinto Quispe)です。

サンディア県のサンディア・バレー(Sandia Valley)は、世界有数のコーヒーの産地として知られていますが、近年麻薬取引とコカイン生産が地域の農業を握りしめています。この地域のコーヒー生産者の数は、数年前と比較してわずか10%に過ぎないところもあり、生産者は生活費を稼ぐのに苦労し、代わりにコカイン生産などの代替手段を選ぶことが多くなっています、

近年、コーヒーの収量が著しく減少しているため、さまざまなNGOや公的機関が、プーノ州でコーヒー栽培以外の選択肢を提供しようと取り組んでいます。

国営の薬物のない生活と開発のための国家委員会(Devida)(State-run National Commission for Development and Life without Drugs)は、サン・ガバン・バレー(San Gaban Valley)とサンディア・バレー(Sandia Valley)で、コーヒー、カカオ、果樹の栽培を中心とした代替開発プロジェクトを推進しています。

このような取り組みの結果、「ケチュア(Quechua)」というブランド名で販売されているコーヒーが、アメリカ合衆国で開催された「グローバル・スペシャルティ・コーヒー・エクスポ・シアトル(Global Specialty Coffee Expo Seattle in the United States)」で「ベスト・クオリティ・コーヒー(Best Quality Coffee)」賞を受賞しました。

このような評価により、サンディア県で生産されるコーヒーの品質は、国際的にも評価されるものとなっています。

品種

品種はブルボン(Bourbon)です。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

工房 横井珈琲 ペルー テソリート

ペルー テソリート
ペルー テソリート

ペルー南部プーノ県のサンディア渓谷には、小規模コーヒー生産者が数多く存在しています。
1980年代に実施された国連主導の緑化プロジェクトにより、サンディア渓谷では主にブルボン種が栽培されています。同地域の収穫時期は8月~10月で、各生産者は手回し式のパルパー(果肉除去機)でコーヒーの果肉を除去し、コンクリート製の貯水槽で発酵、水洗の作業を行っています。

マキシミリアーナ・ピント・キスペさんは、20年以上にわたってコーヒーを生産しています。
農園名の「テソリート」とは「宝物」を意味します。農園には驚くほど多様な生物が生息し、この土地の固有種の木もたくさん生えています。コーヒー作りの中で彼女が一番好きなのは、コーヒーの木や大地と繋がったような気持ちになれる収穫の作業だといいます。

テソリート農園には、18年もののカトゥーラの木もあるそうです。
多くのコーヒーの木が病害や気候の変化の被害を受ける中で、これはとても珍しいことだと言えます。

工房 横井珈琲

ペルー テソリート

パイナップルやグレープフルーツのような明るく凝縮感のある酸味が印象的です。後味にチョコレートのような余韻が残ります。横井珈琲 パセオ店で提供しているガトー・ド・ノポロのケーキとよく合います。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事