カフェ ランバン ブラジル サンタ・アリーナ農園 イエローブルボンです。
カフェ ランバン(Café RANBAN)は、1977年に創業した北海道札幌市にある自家焙煎珈琲店です。札幌市の自家焙煎の先駆けとなる珈琲店の1つです。
ブラジル サンタ・アリーナ農園 イエローブルボン
サンタ・アリーナ農園
サンタ・アリーナ農園(Fazenda Santa Alina)は、ブラジル(Brazil)サン・パウロ州(英語:State of São Paulo、ポルトガル語:Estado de São Paulo)サン・セバスチャン・ダ・グラマ市(São Sebastião da Grama Municipality)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、アルタ・モジアナ(Alta Mogiana)に区分されます。
サンタ・アリーナ農園は、サン・セバスチャン・ダ・グラマ市で最も古い農園の1つに数えられています。
この地域は、日中は日光が豊富で、夜は温暖な気温です。また、ブラジルの最高品質のコーヒーを生産する地域の1つとして知られています。
サンタ・アリーナ農園は、標高1,100m - 1,400mの丘陵地帯に895ヘクタール以上広がっており、そのうち239ヘクタールでコーヒーが栽培されています。年間平均5500袋のコーヒーを生産しており、それらは主にマイクロロットです。
サンタ・アリーナ農園は、1907年にジョアキン・ベルナルデス・ダ・シルバ・ディアス(Joaquim Bernardes da Silva Dias)とリンドウフォ・デ・カルヴァーリョ・ディアス(Lindopho de Caravalho Dias)の兄弟によって買収され、その後、家族経営の農園となりました。
1930年代にジョアキンが農園を引継ぎ、コーヒー生産量を増やしました。主にレッド・ブルボン(Red Bourbon)が栽培されていました。1935年にジョアキンが亡くなり、1年後に生まれた子供に、亡くなった祖父と同じ2代目ジョアキン・ベルナルデス・ダ・シルヴァ(Joaquim Bernardes da Silva II)の名前が付けられました。
1960年代に農園に多くの投資が行われました。新しいトラクターと農業機械が購入され、農業インフラの全面的な改革が行われました。
ルシア・マリア・ダ・シルバ・ディアス(Lucia Maria da Silva Dias)(ニックネーム:トゥカ・ディアス(Tuca Dias))は、若い頃に農園を離れ、サンパウロに移り住みました。そこで彼女は建築家として成功したため、農園に戻るつもりはありませんでした。しかし、祖父のジョアキンの死後、2010年に彼女は農園に戻り、現在は家族のビジネスパートナーであるロドリゴ・フェルナンデス(Rodrigo Fernandes)とともに、農園を管理しています。
トゥカとロドリゴは、スペシャルティコーヒーのマイクロロットを生産するために、農園の改革を行いました。彼らはパティオをより標高の高い場所へと移し、深夜の湿気と早朝の露を回避しました。彼らは新しい品種の栽培への投資を行い、ブルボン・アマレロ(イエロー・ブルボン)を栽培したブラジルで最初の農園の1つとなりました。
また、彼らは労働者の生活と労働条件を最優先し、農園の管理スタイルをトップダウンからボトムアップへと変更したことで、労働者はより多くの発言権を持てるようになりました。さらに、彼らは教育に投資し、経済的な意思決定からスポーツや文化に至るまでの教育課程を提供しました。
品種
品種はイエロー・ブルボン(Yellow Bourbon)、ムンドノーボ(Mundo Novo)です。
サンタ・アリーナ農園では、その他に、レッド・ブルボン(Red Bourbon)、カツアイ 2SL(Catuai 2SL)、イエロー・カツアイ 62(Yellow Catuai 62)、レッド・カツアイ 144(Red Catuai 144)が栽培されています。
精製方法
精製方法はパルプト・ナチュラル(Pulped Natural)です。
コーヒーは、ナチュラル(Natural)かパルプト・ナチュラル(Pulped Natural)のいずれかの方法で精製されます。
カフェランバン ブラジル サンタ・アリーナ農園 イエローブルボン
サンタアリーナ農園はサンパウロ州サン・セバスチャン・ダ・グラマ地区で、もっとも古い農園の一つに数えられ、ブルボン種の木は樹齢100年を越すものもあり現在も収穫されています。現在農園は400ヘクタールにまで拡大し、品質の面でもブラジル屈指のコーヒー農園に成長しています。
カフェ ランバン
カフェ ランバンでは、コーヒーの焙煎度を選択できます。ブラジル サンタ・アリーナ農園 イエローブルボンは、浅煎り(ライトロースト)、中煎り(ミディアムロースト)、深煎り(フレンチロースト)、極深煎り(イタリアンロースト)から選択できます。
浅煎り(ライトロースト)
味
ナッツのような香ばしいフレーバーと甘さ、フルーツのような酸味が印象的です。浅煎りのすっきりとした飲み口です。
中煎り(ミディアムロースト)
味
ナッツのような香ばしいフレーバーと甘さ、フルーツのような酸味が印象的です。浅煎りよりも、コクが増した味わいです。
深煎り(フレンチロースト)
味
深煎りになると、ナッツのような香ばしいフレーバーとチョコレートのようなコクが支配的に感じられます。
極深煎り(イタリアンロースト)
味
ナッツのような香ばしいフレーバー、チョコレートのようなコクとまろやかな口当たりが印象的です。焙煎が深くなると、まろやかさが増した味わいになります。
<参考>
「サンタアリーナ農園 パルプドナチュラル」,ATC Specialty Coffee<https://www.specialtycoffee.jp/beans/2378.html>