辻本珈琲:グアテマラ アンティグア ラ・ソレダ農園 ビジャ・サルチ

辻本珈琲 グアテマラ アンティグア ラ・ソレダ農園 ビジャ・サルチです。

辻本珈琲(TSUJIMOTO COFFEE)は、株式会社すてきなじかん(SUTEKI NA JIKAN Inc.)が運営する大阪府和泉市春木町にあるコーヒー店です。元々日本緑茶を取り扱う「辻本製茶」が1983年にコーヒー事業を開始したのが最初ですが、2003年にコーヒー事業が独立し、「辻本珈琲」となりました。そして、2019年に株式会社すてきなじかんはコーヒーの国際的な品評会であるカップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Exellence)を運営するメンバーとして参画することになりました。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は CCI20190307_3-723x1024.jpg です
辻本珈琲

グアテマラ アンティグア ラ・ソレダ農園 ビジャ・サルチ

ラ・ソレダ農園

左 ロニー・アセンシオ 右 ルシア・セラヤ 出典:Melboure Coffee Merchants

ラ・ソレダ農園(Finca La Soledad)は、グアテマラ(Guatemala)サカテペケス県(Sacatepéquez Department)アンティグア・グアテマラ(Antigua Guatemala)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、アンティグア・コーヒー(Antigua Coffee)に区分されます。

ラ・ソレダ農園は、元々サンタ・クララ農園(Finca Santa Clara)の一部でした。サンタ・クララ農園は、1908年にルイス・ペドロ・アギーレ・マテウ(Luis Pedro Aguirre Matheu)によって設立されました。

サンタ・クララ農園はアギーレ家によって代々受け継がれてきましたが、1990年代後半に、リカルド・セラヤ・アギーレ(Ricardo Zelaya Aguirre)の4人の子供に分割相続されました。現在の農園主であるルシア・セラヤ(Lucia Zelaya)が相続したのが、このラ・ソレダ農園です。

ルシア・セラヤは第4世代目のコーヒー生産者です。サンタ・クララ農園を相続した彼の兄弟のリカルド・セラヤ(Ricardo Zelaya)は、グアテマラの有名なコーヒー生産者です。

農園は現在、ルシア・セラヤと彼女の夫であるロニー・アセンシオ(Rony Asensio)によって経営されています。

シェードツリー 出典:Melboure Coffee Merchants

ラ・ソレダ農園は、アグア火山(英語:Agua Volcano、スペイン語:Volcán de Agua)の麓、標高1,585m - 1,700mに位置しています。農園面積は、約15ヘクタールです。コーヒーは、グレビレア(Grevillea)の木の日陰で栽培されます。収穫期には、最大25人のピッカーが雇われます。

収穫したコーヒーは、セラヤ家が所有するべジャ・ビスタ・ミル(Bella Vista Mill)かサンタ・クララ・ミル(Santa Clara Mill)に運ばれて精製されます。

グアテマラのアカテナンゴにも、ラ・ソレダ農園(Finca La Soledad)という同名の農園がありますが、別の所有者による農園です。

品種

品種はビジャ・サルチ(Villa Sarchi)です。

ビジャ・サルチは、コスタリカで発見されたブルボンの矮性種です。ブラジルのカツーラ(Caturra)、エルサルバドルのパーカス(Pacas)と同グループの品種です。

ブルボンよりも低木で収穫しやすく、収穫量も多いのが特徴です。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

収穫したコーヒーチェリーは、サンタ・クララ・ミルに運ばれ、機械によって果肉除去された後、水槽で24時間発酵工程を設けた後、パティオで天日乾燥されます。

カップ・オブ・エクセレンス(CoE)

ラ・ソレダ農園は、グアテマラ カップ・オブ・エクセレンス(CoE)(Cup of Excellence)において、2010年にブルボン(Bourbón)とカツーラ(Caturra)が84.52点を獲得し第27位、2012年にブルボンとカツーラが85.47点を獲得し第20位に入賞しました。

辻本珈琲 グアテマラ アンティグア ラ・ソレダ農園 ビジャサルチ

ラ・ソレダ農園 ビジャサルチ

辻本がグァテマラ アンティグアへ訪れ買付けしましたラ・ソレダ農園のオリジナルロット第1弾。
ラ・ソレダ農園は、グァテマラの中でも上質なコーヒー生産地として世界的にも評価の高いアンティグアエリアの火山帯に囲まれた山地にあります。現在はルチア・セラヤ女史がオーナーとなります。彼女の曽祖父であったアギーレ氏が1908年にコーヒー農園を設立し、当初は“サンタ・クララ”という名で呼ばれていました。
今から3年ほど前、“サンタ・クララ”から分かれたソレダ農園は、曽祖父からの情熱を受け継いだセラヤさんによって洗練された管理が行われています。

コーヒー豆の品種はビジャサルチ(Villa Sarchi)で理想的な環境で生産されたシングルオリジンコーヒー(単一農園、単一品種)となります。

辻本珈琲

オレンジのような柑橘系のフレーバーと酸味、まろやかですが軽やかな口当たりが印象的です。柑橘系のフレーバーと酸味が際立った印象のコーヒーです。

<参考>

"Finca La Soledad, Antigua - Guatemala",MERCANTA<https://www.coffeehunter.com/the-coffee/finca-la-soledad-antigua/>

"La Soledad",Melboure Coffee Merchants<https://melbournecoffeemerchants.com.au/coffee/la-soledad/>



Twitterでフォローしよう

おすすめの記事