
ヤマダのコーヒー アメリカ合衆国 ハワイ島 コナ地区 山岸コーヒー農園 コナ・ルビーです。
ヤマダのコーヒーは、ほぼ日の取材がきっかけで生まれたパーカッショニスト 山田 智之(やまだ ともゆき)によるコーヒーブランドです。
アメリカ合衆国 ハワイ島 コナ地区 山岸コーヒー農園 コナ・ルビー
山岸コーヒー農園
山岸コーヒー農園は、アメリカ合衆国(USA)(United States of America)ハワイ州(State of Hawai'i)ハワイ島(Island of Hawai'i)コナ地区(Kona District)に位置していた農園です。ハワイ島西部のコーヒーベルト北端、ノース・コナ地区、ファラライ山の裾野にあります。
山岸コーヒー農園は、ニューヨークのウォール街で働いていた山岸 秀彰(やまぎし ひであき)・真理(まり)の日本人夫妻が、リタイア後に移住したハワイ島コナ地区で、2008年に経営を始めたコーヒー農園です。
山岸コーヒー農園で生産されるコナ・ルビー(登録商標)は、農園で生産された最高級のコナ・ティピカのみに冠せられるロット名です。山岸コーヒー農園は、標高550m - 600m、コナ地区のなかでも比較的高い場所に位置しています。昼と夜との寒暖の差が大きく、コナ地区の他の農園に比べて実がゆっくりと成熟します。また、山岸コーヒー農園では、リンゴやブドウなどの有機農法で用いられるカオリンという粘土を水に溶かし、コーヒーノキ全体に散布しています。これにより、コーヒーノキ全体が白くコーティングされるため、直射日光に弱いコーヒーノキを日焼けから守り、熟成にかかる時間を長くします。これがコナ・ルビーの甘さを生む秘訣です。
山岸コーヒー農園は、クリーンカップを最も重視しています。畑の造成と品種の選択、栽培、収穫、精製、乾燥、輸送、焙煎など、すべての工程において厳しい基準を設け、最良の方法で作業を行います。コナ・ルビーのクリーンカップは、すべての工程での厳格な作業の積み重ねですが、なかでも際立った特徴はその収穫方法です。ほとんどのコーヒー産地では、収穫は季節労働者か機械の仕事ですが、山岸コーヒー農園では農園主の山岸夫妻が中心になって収穫を行います。完熟した赤い実だけを残さず、地面に落とさず丁寧に摘みます。この丁寧な収穫によって苦渋味や雑味のないクリーンなコーヒーが生まれます。
山岸コーヒー農園では、約2ヘクタールで3.500本のコーヒーノキが栽培されていました。腰痛により、2020/21年を最後に、家庭用、兼実験用の200本のみの栽培に縮小しました。
その後しばらくの間、珈琲焙煎工房 美鈴で販売が継続されていましたが、2025年に販売が終了しました。
雑誌「珈琲と文化」2024年4月号 原稿:https://yamagishicoffee.com/index.php/letters/archives/418
品種
品種はティピカ(Typica)です。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
収穫の段階で欠点豆は最大限取り除かれますが、精製、乾燥の段階でさらに欠点豆が取り除かれます。
ヤマダのコーヒー アメリカ合衆国 ハワイ島 コナ地区 山岸コーヒー農園 コナ・ルビー


味
オールドクロップの生豆の枯れ臭が支配的ですが、コナ・ルビーのクリーンカップと豊かな酸味はまだ残存しています。