スターバックス リザーブ® ボリビア クシロ ファーム ジャバです。
スターバックス リザーブ®(STARBUCKS RESERVE®)は、スターバックスの一部限定店舗でのみ取り扱われる限定コーヒーです。
ボリビア クシロ ファーム ジャバ
クシロ ファーム
クシロ ファーム(Kusillo farm)は、ボリビア(Bolivia)ラ・パス県(La Paz Department)ユンガス地方(Yungas Region)南部カラナビ(Caranavi)に位置しています。カラナビは、アンデス山脈の北東山麗にあたる標高の高い地域であり、ボリビアのコーヒーの大部分が生産されています。
農園主はペドロ・ロドリゲス・ペニャリエータ(Pedro Rodriguez Peñarrieta)です。
ペドロ・ロドリゲスは、アグリカフェ(Agricafe)の代表であり、自らの名前を冠したロス・ロドリゲス農園(Fincas Los Rodriguez)の名の下に、12の農園と130ヘクタールの土地を所有しています。
クシロ
農園名の「エル・クシロ(El Kusillo)」は、ボリビアの伝統舞踏でトリックスターの役割を果たす道化師からその名前が取られています。
アイマラ族(Aymara People)のコミュニティやラパス周辺では、ボリビアの伝統舞踏を見ることができますが、クシロはパッチワークで構成された派手な衣装や面白おかしく誇張されたマスクを被り、踊り手たちの間をアクロバティックに飛びまわります。
ラパスのフィエスタ・デル・グラン・ポデール(英語:Festival of the Great Power、スペイン語:Fiesta del Gran Poder、「大きな力の祭典」という意味)やオルロのカーニバル(英語:Carnival of Oruro、スペイン語:Carnaval de Oruro)の大規模な祭典では、カラフルに着飾ったクシロが登場します。
クシロはアイマラ族の民話と結び付けられて考えられ、ある人はいたずら好きな猿と、他の人はトリッキーな狐と同一視しています。
ボリビアの生豆は、クシロの衣装のように色鮮やかなストライプ模様の袋に入れられ、出荷されます。
品種
品種はジャバ(Java)です。
この品種は、19世紀初頭にエチオピアから当時オランダ領であったジャバ島に導入されたことから、その名前が取られています。
ジャバは、現地の農家からフランスの種子会社であるヴィルモラン社(Vilmorin Company)を介してカメルーンに渡りました。この品種がアフリカ土着のコーヒー実炭疽病(CBD)(Coffee Berry Disease)に耐性があることから、約20年間の選抜を経て、1980年から90年頃カメルーンでの栽培のためにリリースされました。
1991年にコスタリカに入り、現在では中南米でも栽培されていますが、この品種を栽培している農園は少なく、希少性の高い品種です。
クシロ ファームでは、ジャバとカツーラ(Caturra)の2品種を栽培しています。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
スターバックス リザーブ® ボリビア クシロ ファーム ジャバ
スターバックス リザーブ® とは
スターバックス リザーブ® コーヒーは、世界中のスターバックスの中でも限定店舗で販売しております。また、ご注文ごとにコーヒー豆を挽き、一杯ずつおいれしたコーヒーのご提供をしています。
スターバックス
ボリビア クシロ ファーム ジャバ
※ラベルデザイン
このカードのバックにデザインされている光輝く道は、古くから世界中で栽培されてきたジャバ種が辿ってきた長い歴史を表しています。そして、このコーヒーが栽培された農園でシェードツリーとして強い日差しからコーヒーの木を守るバナナの木と果実を描いています。また、帆を張った小舟を通じて、このコーヒーが産地から世界中に届けられる旅路を表現しています。そして、満開に花を咲かせたコーヒーの木で、このコーヒーのもつフローラルな香りを表しました。
スターバックス
焙煎
スターバックスは、コーヒーをローストのレベルで、スターバックスブロンドロースト(浅煎り)、スターバックスミディアムロースト(中煎り)、スターバックスダークロースト(深煎り)の3つに分類しました。豆ごとに少しずつ異なるローストの時間や温度を40年もの蓄積された経験と技術をもったマスターロースターが探求しています。
ボリビア クシロ ファーム ジャバは、スターバックスミディアムローストであると思われます。
焙煎:スターバックスミディアムロースト
バランスのとれた、まろやかさと豊かな風味が特長。
ジャバは細長く、比較的大粒なのが特徴です。
味
洋梨のような芳醇な香りと甘さがあり、この甘さはハチミツのようにも感じられます。しかし、焙煎によるものと思われるスモーキーなフレーバーが、コーヒーのフレーバーを上書きしているような印象を受けます。
<参考>
"ISSUE 70",Bolivian Express<http://www.bolivianexpress.org/magazines/70>
「Java」,World Coffee Research<https://varieties.worldcoffeeresearch.org/varieties/java>