サザコーヒー :パナマ エリダ農園 グリーンチップ・ゲイシャ ウォッシュト ナチュラル ベスト・オブ・パナマ 2018年 ゲイシャ部門 第1位

サザコーヒーのパナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュト ナチュラル ベスト・オブ・パナマ 2018年 ゲイシャ部門 第1位です。

このロットは、2018年のベスト・オブ・パナマのウォッシュト部門で史上最高得点94.66点を獲得し優勝、1ポンドあたり661ドルで共同落札されたグリーンチップゲイシャウォッシュトと、ナチュラル部門で93.63点を獲得し優勝、1ポンド803ドルの世界最高額で共同落札されたコーヒーです。サザコーヒーは1942年創業の茨城県ひたちなか市に本社のあるコーヒー会社です。1998年にコロンビア・カウカ県に自社農園であるサザコーヒー農園を持っています。

パナマ エリダ農園 グリーンチップ・ゲイシャ ウォッシュト ナチュラル ベスト・オブ・パナマ 2018年 ゲイシャ部門 第1位

パナマとボケテ

パナマ(Panama)は中米で最も南アメリカ大陸の近くに位置し、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境であるパナマ地峡を形成しています。西はコスタリカ、東はコロンビアに接し、北はカリブ海、南は太平洋に面しています。

パナマは紀元前1300年以前にはすでに先住民が生活していたと考えられています。パナマ中部や西部のチリキ県から金製品や彩色土器などが出土しているため、パナマにはオルメカ、マヤ、アステカなどの大規模な遺跡文明はありませんでしたが、これらを使用する先住民文化は存在していた考えられています。 1492年のコロンブスの新大陸発見後、パナマもスペインによって植民地化されます。1519年に現在の首都であるパナマシティ(パナマ市)が設立されると、ここがスペイン本国との船の拠点として繁栄しました。

17世紀-18世紀になるとヨーロッパでのコーヒー飲用が本格化したのに伴い、オランダやフランスの植民地でコーヒー栽培が始まり、グアテマラ、コスタリカ、メキシコなど中央アメリカにも18世紀後半にコーヒーが伝わりました。

パナマコーヒーの栽培は、コスタリカ国境に近いパナマ西部チリキ県(Chiriquí Province)ボケテ地区(Boquete District)を中心に行われています。高品質のコーヒーが栽培されるボケテ地区は、パナマの最高峰、標高3,474mを誇るバル火山(Volcán Barú)の東に位置するバホ・ボケテと呼ばれる峡谷地帯にあります。エリダ農園もこのボケテ地区にあります。

パナマのボケテ地区には3度の移住ラッシュがありました。1度目の移住ラッシュは、19世紀半ばにカリフォルニアで金が発見され、ゴールドラッシュが始まったことがきっかけです。パナマ地峡を横断し、太平洋側からカリフォルニアに向かう船を待っている間、チリキ県の豊かな自然と肥沃な土地に触れた人々のなかから、そこで生活を営み、簡単な農業を始める人たちが現れました。さらにゴールドラッシュが終焉すると、一攫千金の夢に破れた人々のなかには、行きがけに通ったチリキ県の肥沃な土地を思い出し、パナマに戻って入植し、農業を始める人たちも現れました。入植はチリキ県南部の沿岸からボケテ区近郊まで進み、入植当初からコーヒー栽培が始まりました。

2度目の移住ラッシュは世界恐慌後の1935年以降です。第二次世界大戦中にはパナマ経済の好況を受けて、学校や教会、高速道路などが建てられてボケテ地区は発展を遂げました。その後、軍事政権が成立するとボケテ地区は停滞しますが、軍事政権崩壊後は再び発展しはじめました。

3度目の移住ラッシュは1999年以降です。ボケテ地区は自然豊かな住み心地の良い場所として、欧米で評判が高まり、リタイアした人々が余生を過ごすために移住するようになりました。2001年には、AARP(全米退職者協会)の機関紙「Modern Maturity(現 AARP the Magazine) 」で、2005 年にはFortune誌で、それぞれ「退職後に暮らしたい場所、世界のトップ5」の一つに選出されるほど評価の高い地区となりました。2011年には、ボケテ地区の100周年式典が開催されました。

パナマ エリダ農園

エリダ農園、ラマスツス家 ホームページより

パナマ エリダ農園(Elida Estate)はパナマのボケテ地区(Boquete)アルト・キエル(Alto Quiel)に位置する農園です。 1918年に、現在の農園主であるラマスツス家(Lamastus Family)のロバート・ラマスツス(Robert Lamastus)氏が、現在農園のある場所で最初のコーヒーノキを植えたのが始まりです。現在は祖父のサッチャー(Thatcher)氏、父のウィルフォード(Wilford)氏、その息子のウィルフォード・ジュニア(Wilford Jr)氏の3世代で農園を運営しています。

創業100年目の節目の年である2018年に、ゲイシャ・ウォッシュト(Geisha Washed)とゲイシャ・ナチュラル(Geisha Natural)とベスト・オブ・パナマのゲイシャ2部門で優勝、そして2019年に再びベスト・オブ・パナマのゲイシャ2部門で優勝するという快挙を成し遂げました。

エリダ農園はバル火山(Volcan Baru)の標高1,700-2,500mと非常に高い位置にあり、その一部は保護区であるバル火山国立公園(Volcan Baru National Park(VBNP))にまで広がっています。

バル火山は中米で最も高い火山の一つで、14,000ヘクタールの面積と、標高に応じて7つの異なる気候帯があり、エリダ農園もその一部に属しています。

農園面積は65ヘクタールで、そのうち30ヘクタールにゲイシャ(Geisha)、カトゥアイ(Catuai)、ティピカ(Typica)が植えられており、残りは民間の森林保護区とバル火山国立公園の一部です。パナマでは1,800m以上の場所でコーヒーが栽培されることはありませんが、農園のコーヒーは1,950mまでの標高で栽培されています。

エリダ農園はパナマで最も高い標高にある農園の一つであり、北へ35kmにカリブ海、南へ55 kmに太平洋がある地域のユニークな気候と環境でコーヒーが生産されます。肥沃で若いバル火山の土壌、低い気温、乾季にはたくさんの霧が発生し、コーヒーノキは多くの微生物が生息する手付かずの熱帯雨林に囲まれています。夜には気温が下がることで、コーヒーノキからコーヒーチェリーを生産するために4年半-6年半を費やすことができます。通常コーヒーノキは生育3~4年目からコーヒーチェリーの収穫ができるようになりますが、これは平均より2年-4年長く、コーヒーチェリーの完熟時間を延長することで、独特で際立ったフレーバーのコーヒーを生産することができます。

ラマスツス家はエリダ農園の他に、パナマのボケテにエル・バロ農園(El Burro Estate)、ルイト・ゲイシャ農園(Luito Geisha Estates)を運営しています。これら2つの農園はエリダ農園と同様に、バル火山の裾野の急な丘陵地に位置するパナマで最も高い標高に位置するコーヒー農園です。

これらの農園のコーヒーはすべてバル火山の若く肥沃な火山性土壌で栽培され、パナマのボケテ地区の先住民族であるノベ・ブグレ族(Ngobe-Bugle Indians(Guaymi))によって完熟実のみが手摘みされます。

2020年からはプライベート・オークションが開催されることとなりました。

精製方法

エリダ農園の乾燥の様子、Wilford Lamastusより

ウォッシュト(Washed、湿式)、ナチュラル(Natural、乾式)、ハニー(Honey)の3つの異なる方法で精製され、選別されたコーヒーは精製方法にもよりますが、黄麻布の袋に入れられ木床で60-100日間寝かされます。

今回の出品ロットはウォッシュトとナチュラルです。

ラマスツス家の所有農園

エリダ農園とエル・バロ農園、Wilford Lamastusより

エリダ農園とエル・バロ農園の情報は以下の通りです。

エリダ農園

LA TORRE LOT、ベスト・オブ・パナマ ホームページより
  • 創業:1918年
  • 場所:パナマ ボケテ地区 アルト・キエル
  • 農園面積:65ヘクタール(内コーヒー30ヘクタール 保護区35ヘクタール)
  • 標高:1,670-1,950m
  • 平均樹齢:40年
  • 栽培品種:ゲイシャ10%、カトゥアイ80%、ティピカ10%
  • 土壌:深い砂質ロ-ム
  • 年間降水量:2,400mm
  • 雨季:5月後半-11月
  • 気象:乾季の前半は霧に覆われる
  • 開花:3-5月
  • 環境:森林保護区と国立公園に囲まれている。 ケツァルやジャガー、多くの固有種の植物、鳥、哺乳類が生息している。日陰栽培。
  • 精製方法:ウォッシュト、ナチュラル、ハニー
  • 乾燥方法:サンドライ、機械乾燥、10~12日間

エリダ農園のベスト・オブ・パナマ 2018と2019に出品されたマイクロロットは、エリダ農園のラ・トーレ・ロット(LA TORRE LOT)という区画で栽培されたゲイシャです。

エル・バロ農園(El Burro Estate)

エル・バロ農園、ラマスツス家 ホームページより
  • 創業:1918年
  • 場所:パナマ ボケテ地区 チリキ
  • 農園面積:65ヘクタール(内コーヒー30ヘクタール 保護区35ヘクタール)
  • 標高:1,575m-1,800m
  • 栽培品種:ゲイシャ50%、カトゥアイ50%
  • 土壌:深い砂質ロ-ム
  • 年間降水量:3,200mm
  • 雨季:5月-11月
  • 気象:乾季の前半は霧に覆われる
  • 開花:3-5月
  • 環境:森林保護区と国立公園に囲まれている。 ケツァルやジャガー、多くの固有種の植物、鳥、哺乳類が生息している。日陰栽培。
  • 精製方法:ウォッシュト、ナチュラル、ハニー
  • 乾燥方法:サンドライ、機械乾燥、10~12日間

丸山珈琲のバリスタ、鈴木樹(すずき・みき)女史は、2016年のジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ(Japan Barista Championship(JBC))で、このエル・バロ農園のゲイシャ ウォッシュトを使用して優勝を果たしています。

バハレク・コーヒー・ハウス(Bajareque Coffee House)

バハレク・コーヒー・ハウス、ラマスツス家 ホームページより

ラマスツス家はコーヒー農園の他に、コーヒーショップも運営しています。ウィルフォード・ラマスツス・シニア(Wilford Lamastus Sr)とその息子であるウィルフォード・ラマスツス・ジュニア(Wilford Lamastus Jr)が、2012年にパナマシティで最初のサードウェーブ系コーヒーショップであるバハレク・コーヒー・ハウス(Bajareque Coffee House)を開業しました。”Bajareque”とは、パナマの高地で発生する霧のことです。パナマは世界で最高品質のコーヒー豆を生産していますが、バハレク・コーヒー・ハウスができるまで、パナマの国民がパナマで生産された最高品質のコーヒー豆を飲むことができる機会は非常に限られたものでした。

このコーヒーショップでは、ラマスツス家の3つのコーヒー農園の豆と、パナマの他の農園のコーヒー豆を取り扱っています。仕入れはウィルフォード・ラマスツス・シニアが、焙煎はウィルフォード・ラマスツス・ジュニアが担当しています。コーヒーショップの主な運営はウィルフォード・ラマスツス・ジュニアが行っており、父のウィルフォード・ラマスツス・シニアがサポートしています。ウィルフォード・ラマスツス・シニアは、パナマスペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Panama(SCAP))の創設メンバーの一人です。

バハレク・コーヒー・ハウスはパナマシティのサン・フェリーペ地区(San Felipe、Casco Viejo、あるいはCasco Antiguoとも呼ばれる)に位置しています。サン・フェリーペ地区はパナマシティでは、パナマ運河に次いで2番目に訪問者の多い地区です。2016年4月からはオンラインショップも開始しています。

ゲイシャ

品種はゲイシャ(Geisha,Gesha)です。

エチオピアで発見されたゲイシャはアフリカから1953年に中米のコスタリカの研究所であるCATIE (英語:The Tropical Agricultural Research and Higher Education Center、スペイン語:Centro Agronómico Tropical de Investigación y Enseñanza)に持ち込まれ研究されていました。そして、それはさび病対策として各国の様々な農園に譲渡されていましたが、標高の低い場所では効果がなく、ほとんどの農園が放置するか処分していました。

パナマでは1963年、ドン・パチ(Don Pachi)農園のフランシスコ・セラシン・シニア(Sr. Francisco Serracin)氏がコスタリカからパナマへゲイシャを持ち込み、栽培を始めました。この時は好奇心から試しに植えてみたといった程度で、収穫量が低く、栽培が難しかったことから、数年後にはそのまま放置されました。

それから長い時を経て、2003年にパナマ エスメラルダ農園のダニエル氏が買い取った農園に生えていたゲイシャを焙煎してみたところ、その優れた味わいに驚き、エスメラルダ農園で栽培を開始することになりました。そして、2004年のベスト・オブ・パナマ(Best of Panama(BoP))で、パナマ エスメラルダ農園のゲイシャが当時破格の落札価格を記録したことから一躍有名となりました。

パナマ エリダ農園 グリーンチップ・ゲイシャのグリーンチップ(Green Tip)とは、新芽の色が緑色であることからそう呼ばれています。

エリダ農園のゲイシャのゲイシャは非常に上品で洗練されジャスミン・サンバックのフレーバー、レモンやベルガモットのような柑橘系の酸味の強さが特徴です。後から追いかけてくるようなジャスミン・サンバックとベルガモットのフレーバーはエリダ農園のゲイシャ特有のもので、余韻を素晴らしいものにしています。この独特の香味は他の農園では見られないものです。

エスメラルダ農園のゲイシャが男性的であるなら、エリダ農園のゲイシャは女性的です。色で表現するなら、ラベンダーです。

サザコーヒーのパナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュト ナチュラル ベスト・オブ・パナマ 2018年 ゲイシャ部門 第1位

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ベスト・オブ・パナマについて

ベスト・オブ・パナマ(Best of Panama(BoP))は、パナマのスペシャルティコーヒー生産を促進させるために組織された非営利組織であるパナマスペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Panama(SCAP))によって主催されるコーヒーの品評会です。毎年5月に審査が行われ、その審査をもとに毎年7月にオークションが行われます。世界で最も優れた専門家たちが、コーヒーの複雑な味をフレグランスまたはアロマ、フレーバー、後味、酸味、ボディ、均一性、およびバランスの各項目10点満点で審査します。

ベスト・オブ・パナマ 2018は、ヴァレ エスコンディド リゾート ゴルフ&スパ(Valle Escondido Resort & Spa)で5月22-26日に行われました。1996年以来、ベスト・オブ・パナマはパナマのコーヒー農園の品質を向上させる目的で開催され、2018年で22回目となりました。このイベントでは、15人以上の現地の予備審査員、アメリカ、香港、台湾、韓国、オーストラリア、ヨーロッパと日本の18人の国際審査員、アジア、アメリカ、ヨーロッパの25人以上の国際VIPカッパーが審査しました。

パナマ エリダ農園がゲイシャ・ウォッシュト(Geisha Washed)とゲイシャ・ナチュラル(Geisha Natural)の2部門で優勝しました。

審査結果をもとにゲイシャとパカマラ、トラディショナルを含む49のロットがオークションにかけられました。このうち39ロットが90点以上を獲得し、最高点はエリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュトの94.66点でした。これは現時点での世界最高得点を獲得したコーヒーです。

パナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュトとナチュラルを両方落札したのは、サザコーヒー (Saza Coffee)、クラッチコーヒー(Klatch Coffee)、コーヒートレジャーズ(Coffee Treasures)のみです。

審査の獲得得点とオークションの落札価格は年々上がる傾向にあり、10年もすれば今の価格でさえ法外に高いと言えない時代になると考えられています。

サザコーヒーとパナマゲイシャ

サザコーヒーは2009年からオークションに参加し、毎年パナマのベストゲイシャを落札しています。サザコーヒーでは、日本はもとより世界で最も高額なゲイシャを飲むことができます。

パナマ・ゲイシャ品種 No1ロットの落札の記録
※値段は1ポンドあたり価格
2009年
エスメラルダスペシャルオークションで No1を117ドルで落札。(同年最高価格)
*エスメラルダ農園
2010年
ベストオブ・パナマで No1を170ドルで落札。(同年最高価格) *エスメラルダ農園
2011年
ベストオブ・パナマで No1を75ドルで落札。(同年最高価格) *エスメラルダ農園
2012年
ベストオブ・パナマが 2部門制になり 
ウォッシュト(湿式)部門 No1を90ドルで落札。*エスメラルダ農園 
ナチュラル(天日干し)部門 No1を93ドルで落札。(同年最高価格)*エスメラルダ農園 
エスメラルダスペシャルオークションで No1を65ドルで落札。*エスメラルダ農園
2013年
ベストオブ・パナマ 
ナチュラル部門のNo1を350ドルの世界過去最高価格更新で落札。(同年最高価格)*エスメラルダ農園 
エスメラルダスペシャルオークションで No1を127ドルで落札。*エスメラルダ農園
2014年
ベストオブ・パナマ ゲイシャ以外のトラディショナル部門が加わる。 
トラディショナル部門 No1を85ドルで落札。(パカマラナチュラル)
2015年
ベストオブ・パナマ 
ナチュラル部門 No1を1ポンド140ドルで落札。(同年最高価格)*エスメラルダ農園
2016年
ベストオブ・パナマ 
ウォッシュト部門 No1を1ポンド275ドルで落札。(同年最高価格)*エスメラルダ農園 
エスメラルダスペシャルオークションで No1を135ドルで落札。*エスメラルダ農園
2017年
ベストオブ・パナマ 
ナチュラル部門 No1を1ポンド601ドルで購入、世界過去最高価格更新。*エスメラルダ農園 
ウォッシュト部門 No1をポンド254ドルで落札。 
エスメラルダスペシャルオークションで No1を182ドルで落札。*エスメラルダ農園
2018年
ベストオブ・パナマ 
ウォッシュト部門 No1を1ポンド661ドルで落札。*エリダ農園
ナチュラル部門 No1を1ポンド803ドルで購入(同年最高価格)。*エリダ農園
2019年
ベストオブ・パナマ 
5月22日から25日にコーヒー品評会

サザコーヒー ホームページより

パナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュト ベスト・オブ・パナマ 2018年 第1位

缶入り

ウォッシュトについて

パナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュト(Elida Estate’s Geisha Green Tip Washed)は2018年7月19日に行われたオークションで、サザコーヒー (Saza Coffee)、コーヒー・トレジャーズ(Coffee Treasures-sourced for: D'Angelo Coffee)、キュー・スペシャルティ・コーヒー(Kew Specialty Coffee Ltd)、ペブル・コーヒー(Pebble Coffee Co., Ltd.)、ザ・ハブ・コーヒー・マレーシア(The Hub Coffee Malaysia)、ディフェレンス・コーヒー(Difference Coffee Co.)、オクラオ・インターナショナル(Oklao International Co.)、クラッチ・コーヒー(Klatch Coffee)、ハーヤ・グルメ・コーヒー(Haaya Gourmet Coffee)、ドラゴンフライ・コーヒー・ロースターズ(Dragonfly Coffee Roasters)、HWC・ロースターズ(HWC Roasters)の世界各国のコーヒー店が1ポンドあたり661ドル(約454g当たり約7万4000円=当時の為替レート)で共同落札したコーヒーです。50ポンド(22.68kg)の2箱のみがオークションにかけられました。これはパナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ナチュラルの1ポンドあたり803ドルには及びませんでしたが、それまでの世界最高額だった2017年のベスト・オブ・パナマのナチュラル部門の優勝ロット(エスメラルダ農園のEsmeralda Geisha Cañas Verdes)の1ポンドあたり601ドル(約454g当たり約6万7300円=当時の為替レート)を更新する価格でした。

パナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ウォッシュトは審査で94.66点を獲得しました。これはそれまでの最高得点であった2016年のゲイシャウォッシュト部門の優勝ロットの94.15点を超え、史上最高得点(当時)です。審査員の5人が96点以上を付け、そのうちの3人が97点以上を付けました。審査員として参加したサザコーヒーの鈴木太郎氏は97.75点を付け、クラッチコーヒー(Klatch Coffee)のマイク・ペリー氏(Mike Perry)は97点を付けています。

ロットの詳細情報

Farm Name:
The Lamastus Family Estates
Coffee Name:
Elida Geisha Green Tip Washed
International Jury:
94.66 Highest Recorded
Lot #:
BoP-GW-01
Crop Year(s):
Feb-2018
Variety:
Geisha
Process:
washed
Elevation:
1,850m (farm from 1,700 to 2,300m)
Slope Direction:
South
Avg. Temp:
16 °C/50 °F
Avg. Rainfall:
2,800mm 110im
Growing Region:
Alto Quiel, Boquete
Owner:
Lamastus Family Estate
Certifications: 
Verification of all certifications is the responsibility of the purchaser. The auction platform provider does not guarantee or endorse any certification claims made by the seller.
none
Exporter:
The Lamastus Family Estates
Mill:
The Lamastus Family Estates
Warehouse:
SCAP

「Lot BoP-GW-1: ELIDA GEISHA GREEN TIP WASHED」,ベスト・オブ・パナマ ホームページより

19gすべてです。非常にキレイなゲイシャフレーバーです。

Cupping Notes:
Jazmin, pomarosa, saturated sweetness, superior cleanliness, sparkling flavor that range from berry and citrus to mango, papaya and peach. A very distinct bergamot-like finish is typical in the cup profile.

「Lot BoP-GW-1: ELIDA GEISHA GREEN TIP WASHED」,ベスト・オブ・パナマ ホームページより

エスメラルダ農園のパワーのあるゲイシャフレーバーとは対照的に、非常に洗練され、柔らかく、優しいジャスミン・サンバックのゲイシャフレーバーが印象的です。ゲイシャに特徴的なジャスミンフレーバーというより、ジャスミン・サンバックのより上品で女性的なフレーバーです。レモンやベルガモットのような明るく弾けるような若々しい柑橘系のフレーバーと酸味が強く感じられる他、マンゴーやピーチのような甘味があります。

エリダ農園のゲイシャ ウォッシュトに特徴的な、素晴らしくクリーンで柔らかい味わいは特筆すべきものです。

後から追いかけてくるようなジャスミン・サンバックフレーバーはエリダ農園のゲイシャ特有のもので、余韻を素晴らしいものにしています。

パナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ナチュラル ベスト・オブ・パナマ 2018年 第1位

缶入り

ナチュラルについて

パナマ エリダ農園 グリーンチップゲイシャ ナチュラル(Elida Estate’s Geisha Green Tip Natural)は2018年7月19日に行われたオークションで、サザコーヒー (Saza Coffee)、クラッチコーヒー(Klatch Coffee)、コーヒートレジャーズ(Coffee Treasures)が1ポンド803ドル(約454g当たり約8万9800円=当時の為替レート)で共同落札したコーヒーです。50ポンド(22.68kg)の2箱のみがオークションにかけられました。前年のナチュラル部門優勝のパナマ エスメラルダ農園 ゲイシャ カーニャ・ベルデス ナチュラル(Esmeralda Geisha Cañas Verdes Natural)の2017年当時の世界最高落札価格1ポンドあたり601ドルを上回り、世界最高落札価格を更新しました。カッピング審査では93.63点を獲得し、パナマ エスメラルダ農園 ゲイシャ カーニャ・ベルデス ナチュラルの獲得点数94.115点を下回っています。

ロットの詳細情報

Farm Name:
The Lamastus Family Estates
Coffee Name:
Elida Geisha Green Tip Natural
International Jury:
93.63
Lot #:
BoP-GN-01
Crop Year(s):
Feb-2018
Variety:
Geisha
Process:
Natural
Elevation:
1,850m (farm from 1,700 to 2,300m)
Slope Direction:
South
Avg. Temp:
16 °C/50 °F
Avg. Rainfall:
2,800mm 110im
Growing Region:
Alto Quiel, Boquete
Owner:
The Lamastus Family Estates
Certifications: 
Verification of all certifications is the responsibility of the purchaser. The auction platform provider does not guarantee or endorse any certification claims made by the seller.
none
Exporter:
The Lamastus Family Estates
Mill:
The Lamastus Family Estates
Warehouse:
SCAP

「Lot BoP-GN-1: ELIDA GEISHA GREEN TIP NATURAL」, ベスト・オブ・パナマ ホームページより

19gすべてです。ウォッシュトに比べると複雑で濃密なジャスミンやワイン、柑橘系のアロマがあります。

Jazmin, pomarosa, saturated sweetness, superior cleanliness, sparkling flavor that range from berry and citrus to mango, papaya and peach. A very distinct bergamot-like finish is typical in the cup profile.

「Lot BoP-GN-1: ELIDA GEISHA GREEN TIP NATURAL」,ベスト・オブ・パナマ ホームページより

柔らかく洗練された豊かなジャスミン・サンバックのフレーバーが印象的です。ベルガモットのような柑橘系の酸味やピーチのような充溢した甘味は、あくまで柔らかい印象です。冷めてくるとベルガモットのような柑橘系の酸味が強くなります。

ナチュラルは豊かなジャスミン・サンバックのフレーバーのアフターテイストに非常に優れています。後から追いかけてくるようなジャスミン・サンバックのフレーバーは、ウォッシュトよりもナチュラルの方がより豊かに感じられます。

ウォッシュトとナチュラルを比較すると、クリーンさと洗練ではウォッシュトが優り、フレーバーの複雑さ、濃密さ、豊かさではナチュラルが優ります。

<参考>

旦部 幸博 「パナマとパナマコーヒーの歴史(概観)」,『バッハコーヒー・インフォメーション』<http://www.bach-kaffee-planandconsul.jp/Panamacoffee.pdf

Lamastus Family Estates<https://lamastusfamilyestates.com/>2019年10月27日アクセス.

BEST OF PANAMA<http://bestofpanama.org/>2019年10月27日アクセス.

BEST OF PANAMA Auction<https://auction.bestofpanama.org/ja/>2019年10月27日アクセス.

「Lot BoP-GW-1: ELIDA GEISHA GREEN TIP WASHED」,Best of Panama<https://auction.bestofpanama.org/ja/lots/elida-geisha-green-tip-washed>2019年10月27日アクセス.

「Lot BoP-GN-1: ELIDA GEISHA GREEN TIP NATURAL」,Best of Panama<https://auction.bestofpanama.org/ja/lots/elida-geisha-green-tip-natural-1>2019年10月27日アクセス.

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