パナマ コトワ農園
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パナマ コトワ農園

コトワ農園とマッキンタイア家

アレクサンダー・ダンカン・マッキンタイア

カフェ・コトワ(Café KOTOWA)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)ボケテ地区(Boquete District)に位置する農園です。「コトワ(KOTOWA)」は、ノベ・ブグレ族の言葉で「山」を意味しており、この地域の標高が高く涼しい気候から、この名前が付けられました。

カフェ・コトワは、カナダ人のアレクサンダー・ダンカン・マッキンタイア(Alexander Duncan Macintyre)によって創業されました。アレクサンダーは、カナダに住んでいた1900年代初頭、神秘的な火山の斜面にあるパナマの未開の山岳地帯であったボケテに関する新聞記事を読み、この地域に惹かれ移住することになりました。

アレクサンダーは、ボケテ出身のアンジェラ・ローザス(Angela Rosas)と結婚しました。彼らの間に生まれたシルヴィア・マリナ・マッキンタイア・ローザス(Silvia Marina Macintyre Rosas)は、オランダのインダストリアル・エンジニアで、乳製品工場の設計のためにボケテへとやってきたリカルド・コイナー(Ricardo Koyner)と結婚しました。(アレクサンダーの娘のセシリア・マッキンタイア・ローザス(Cecilia Macintyre Rosas)は、カフェ・パロ・アルト(Café Palo Alto)のフランク・テッドマン・ランダウ(Frank Tedman Landau)と結婚しました)。

現農園主で第2世代と同じ名前を持つリカルド・コイナー(Ricardo Koyner)は、マッキンタイア家の第3代目です。彼は、ホンジュラスの農業大学であるサモラーノ大学(Zamorano University)とフロリダ大学(University of Florida)農学部を卒業した農学博士です。彼はまた、パナマスペシャルティコーヒー協会(SCAP)(Specialty Coffee Association of Panama)の創設メンバーおよび初代会長でもあります。 

リカルド・コイナーの娘のヴィクトリア・コイナー(Victoria Koyner)は、父親に付いてコーヒーについて学び、カフェ・コトワの伝統を引き継いでいます。彼女は若くしてバリスタの2018年の国内競技会で第2位に入賞しており、ベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)の審査も体験しています。

家族事業は成長し、コーヒーの他に、茶とチョコレート、観光事業、コトワ・コーヒー・ハウス(Kotowa Coffee House)というコーヒー・チェーンを展開しています。

カフェ・コトワの所有農園

"Kotowa coffee",Aaron S.V. 2014年11月21日.

カフェ・コトワは、フィンカ・コトワ・ダンカン(Finca Kotowa DUNCAN)、フィンカ・コトワ・ドン K(Finca Kotowa Don K)、フィンカ・リオ・クリスタル(Finca RIO CRISTAL)、フィンカ・コトワ・トラディショナル(Finca Kotowa TRADICIONAL)、フィンカ・コトワ・ラス・ブルーハ(Finca Kotowa LAS BRUJAS)、フィンカ・シルビア・マリーナ(Finca Silvia Marina)から構成されています。

バル火山の東斜面に位置する農園からは、片側から遠くの太平洋が見え、反対側に大陸分水嶺近くの険しい山々が見えます。この地域の独特の気象条件の組み合わせが、独自の複雑なフレーバーを生み出すことに貢献します。

コーヒーの生産は、環境の持続可能性を十分に考慮しています。農園のエコロジカル・ミル(Ecological Mill)は、生豆1ポンド当たり1/2リットルのみの水が使用されます。これは世界中の他のミルで使用されている10リットルから20リットルよりもはるかに少ない量です。精製で発生した副産物は、農園で使用される有機肥料を生産するために使用されます。

カフェ・コトワでは、レザルバ(Reserva)とプレミアム(Premium)という2種類の収穫方法が採用されています。レザルバはコーヒーチェリーが赤く熟した状態で収穫され、プレミアムは完熟から2週間経過した濃い紫色にまで過完熟した状態で収穫されます。

フィンカ・コトワ・ダンカン

フィンカ・コトワ・ダンカン 出典:FINCA KOTOWA DUNCAN
  • 地域:ボケテ地区エル・サルト(EL Salto)
  • 標高:1,650m - 1,750m
  • 温度:最高気温22ºC、最低気温13ºC
  • 降水量:1,900mm、太平洋側からは5月から11月まで、大西洋側からは12月から1月までの雨
  • 品種:ブロンズチップ・ゲイシャ、グリーンチップ・ゲイシャ、カツーラ
  • 精製方法:ウォッシュト、ナチュラル
  • 収穫方法:レザルバ、プレミアム

フィンカ・コトワ・ドン K

フィンカ・コトワ・ドン K 出典:FINCA KOTOWA DON K
  • 地域:ボケテ地区エル・サルト(EL Salto)
  • 標高:1,700m - 1,750m
  • 温度:最高気温22ºC、最低気温13ºC
  • 降水量:1,750mm、太平洋側からは5月から11月までの雨
  • 品種:ブロンズチップ・ゲイシャ、グリーンチップ・ゲイシャ、カツーラ
  • 精製方法:ウォッシュト、ナチュラル
  • 収穫方法:レザルバ、プレミアム

フィンカ・リオ・クリスタル

フィンカ・リオ・クリスタル 出典:FINCA RIO CRISTAL
  • 地域:ボケテ地区リオ・クリスタル(Rio Cristal)
  • 標高:1,700m - 1,850m
  • 温度:最高気温22ºC、最低気温13ºC
  • 降水量:2,550mm、太平洋側からは5月から11月まで、大西洋側からは12月から3月までの雨
  • 品種:ブロンズチップ・ゲイシャ、グリーンチップ・ゲイシャ、カツーラ
  • 精製方法:ウォッシュト、ナチュラル
  • 収穫方法:レザルバ、プレミアム

フィンカ・コトワ・トラディショナル

フィンカ・コトワ・トラディショナル 出典:FINCA KOTOWA TRADICIONAL
  • 地域:ボケテ地区パロ・アルト(Palo Alto)
  • 標高:1,300m - 1,400m
  • 温度:最高気温26ºC、最低気温15ºC
  • 降水量:2,250mm、5月から11月までの主に太平洋側からの雨、大西洋側からは12月から2月までの雨
  • 品種:カツーラ
  • 精製方法:ウォッシュト
  • 収穫方法:レザルバ・エスペシャル

フィンカ・コトワ・ラス・ブルーハ

フィンカ・コトワ・ラス・ブルーハ(Finca Kotowa LAS BRUJAS)は、2004年に取得された農園です。ラス・ブルーハは、太平洋を一望できる標高にあります。80ヘクタールのうち60ヘクタールは手つかずの原生林として保護され、野生生物の豊かな生息地を形成するとともに、農園のマイクロクライメイト(微気候)を形作っています。

雨季には神秘的な霧に包まれることが多く、「魔女たち」という意味を持つ「ラス・ブルーハ(Las Brujas)」の名前の由来となっています。乾季の夏には霧が晴れ、澄んだ空と黄金色の日差し、温かな風がテロワールを形作ります。

ラス・ブルーハは、コトワで最も名高いコーヒー農園へと成長し、ベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)で数々の受賞歴を誇ります。

  • 地域:ドレガ地区(Dolega District)ポトレリージョス
  • 標高:1,750m - 1,850m

フィンカ・シルビア・マリーナ

フィンカ・シルビア・マリーナ(Finca Silvia Marina)は、2017年に取得された農園です。この土地は、長年にわたる玉ねぎとジャガイモの集約的栽培により荒廃していました。7年かけて土壌の健康と生物多様性を回復させ、2024年にコーヒーが花を咲かせ、2025年には初めての完全な収穫を迎えました。

この農園は、コトワの第2世代、リカルドの母に敬意を表して「シルビア・マリーナ(Silvia Marina)」と名付けられました。

カフェ・コトワ Café KOTOWA:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/central-america/panama/boquete/cafe-kotowa

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