オリガミ(ORIGAMI) ドリッパー フレーバーカップ

オリガミ(ORIGAMI)は、岐阜県土岐市に本社を置く株式会社ケーアイ(K-ai)とグループ企業である光洋陶器株式会社のオリジナル陶器ブランドです。光洋陶器株式会社が製造を、株式会社ケーアイ(K-ai)が販売を担当しています。

オリガミ(ORIGAMI)は、株式会社ケーアイの取締役である加藤 高志(かとう たかし)氏とトランク・コーヒー(TRUNK COFFEE)のオーナー・バリスタ である鈴木 康夫(すずき やすお)氏の出会いから生まれたブランドです。

彼の話を聞いていくうちに、バリスタがコーヒーカップに機能性を求めていることに気がつきました。たとえば、ごくわずかなアール(角度)でラテアートの作りやすさが左右されるということ。片手で持つ際に、多くのカップのハンドルは大きすぎること。お店のカラーに合わせた色展開がほしいこと。また、国際的なバリスタの大会で使用できる規定のカップが少ないこと、そしてその多くが中国を含めた海外製であることも大きな驚きでした。

……それまで、私は安易な方法で商品開発をしようとしていました。既存の商品をリデザインすればいい、と思っていた部分が少なからずあったのです。けれど、彼の話を聞く中で方針が固まりました。美味しいコーヒーを飲んでもらうためには、プロであるバリスタが納得できる道具がいる。彼らの要求に堪えられるものをつくろう。

バリスタのためのコーヒーカップを作ろう。 岐阜の商社がORIGAMIを生んだ理由と、私の思い。
株式会社ケーアイ 取締役 加藤 高志
」,with BARISTA 2017年10月2日.

オリガミ(ORIGAMI)は、ORIGAMI JOURNALから独立して誕生した"with BARISTA"というオウンドメディアを運営しています。

オリガミ(ORIGAMI) ドリッパー フレーバーカップ

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オリガミ(ORIGAMI) ドリッパー

オリガミ(ORIGAMI) ドリッパーは、2014年に発売が開始した磁器製ドリッパーです。折り紙のような独特のデザインで、縦溝がリブの役割を果たします。磁器は温まりにくく、冷めにくい性質を持つため、最初にしっかりと温めると、抽出効率が高まります。

松原
「実はですね、コーヒーカップよりもドリッパーの方が圧倒的に大変でした(笑)。先ほど話をしたカップは大体半年ぐらいで完成したのですが、ドリッパーはその倍以上の時間がかかったんじゃないかな」

バリスタ仕様のカップとドリッパーの開発秘話をご紹介します。 光洋陶器株式会社 企画開発部 松原貴志」,with BARISTA 2017年10月2日.
ORIGAMI Dripper S

オリガミ(ORIGAMI) ドリッパーは、S(1〜2人用)とM(2〜4人用)サイズで、多様なカラーバリエーションが展開されています。

折り紙のような独特の形状をした磁器製のドリッパーは、製造が非常に難しい製品のようです。

ORIGAMIドリッパーは、土選びに始まり、①成型(鋳込み成型orろくろ成型)②素焼き③施釉④焼成⑤検品という大きく5つに分かれた工程でつくられていきます。

薄いボディと20の細かいひだが特徴のORIGAMIドリッパーは分業制でつくられています。瀬戸焼で有名な瀬戸市の委託先で素焼きまでを担当し、その後の工程を光洋陶器株式会社が担当するチームプレイ体制です。

ORIGAMIを探しにいこう。Vol.2 折り紙のように薄いドリッパーができるまで。 光洋陶器株式会社」,with BARISTA 2019年7月19日.
ドリッパー ドリッパーホルダー ガラスサーバー
底穴

20個のリブのある薄い磁器製で、25mmの一つ穴のドリッパーです。

円すい形コーヒーフィルター

オリガミ(ORIGAMI)のドリッパーは、円すい型とウェーブ型のコーヒーフィルターの両方に対応しています。オリガミ(ORIGAMI)専用の円すい形コーヒーフィルターも発売されています。

with BARISTAでは、バリスタ推奨レシピが公開されています。

【レシピまとめ】
・豆を入れずフィルターをセットして水を注ぎ、紙を洗う
・豆(15g)を入れて約40gのお湯をのせる(温度は90度前後)
・のせたらスプーンで軽くかき混ぜる
・次に130gまでお湯をのせる
・お湯が半分ぐらいになったら190gまでのせる
・さらに半分まで下がったら240gまでのせる
・お湯をのせはじめてから2分30秒たったらフィルターを外す
・できあがり

バリスタのコーヒーレシピ vol.1 TRUNK COFFEE」,with BARISTA 2017年12月28日.

【レシピまとめ】
・豆を入れずフィルターをセットしてフィルターを濡らす
・細挽き豆(14g)を入れて約250gのお湯を注ぐ(温度は95度)
・蒸らしは必要ありません
・注ぐスピード、回すスピードを変えずに均一に注ぐ
・できあがり

バリスタのコーヒーレシピ vol.2 Brown Sound Coffee」,with BARISTA 2018年2月26日.
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オリガミ(ORIGAMI) フレーバーカップ

左 アロマフレーバーカップ 中央 バレルフレーバーカップ 右 ピノフレーバーカップ
左 アロマフレーバーカップ 中央 バレルフレーバーカップ 右 ピノフレーバーカップ
オリガミの刻印

フレーバーカップは、ホワイトとマットブラックの2色展開です。取っ手付きのカップは、多彩なカラーバリエーションが展開されています。

鈴木
コーヒーは見た目が全部同じなので、難しいですよね。でも、コーヒーはより気軽に飲んでよい飲み物だと思っています。だからこそ、飲む人と接する道具は重要です。暖色系のカップで飲むとより果実感を感じますし、ダーク系のカップで飲むと苦味を感じる。軽いカップで飲むと、液体も軽やかに感じ、重めのカップで飲むと、ボデイを感じてしっかりめの味に感じることもあります。

ORIGAMIを探しにいこう。Vol.1 ブランドパートナーが語る「進化していくコーヒー道具」 TRUNK COFFEE オーナー/バリスタ 鈴木康夫」,with BARISTA 2019年6月7日.

アロマフレーバーカップとピノフレーバーカップが容量200cc、バレルフレーバーカップが容量210ccです。

一番の特徴は、カップの内側の厚みです。従来、カップの内側の厚みは製造現場であまり注目されてきませんでした。外観の曲線が決まれば、製造側の都合で焼成時に歪まないよう設計し、内側の厚みを決める程度。しかし、このORIGAMIではバリスタや飲み手の方に合わせて、厚みに変化をつけています。たとえば、口に当たる部分は十分な強度を保ちながら、厚すぎず、薄すぎず、心地よい口触りにこだわりました。

ORIGAMIを探しにいこう。Vol.3 扱いやすくてコーヒーがおいしくなる、カップができるまで。
光洋陶器株式会社 専務取締役 / 加藤伸治
」,with BARISTA 2019年10月17日.

オリガミ(ORIGAMI)のフレーバーカップは、カップの形状によって味わいが変化するようにデザインされています。

まず、バレルはあまり顎を上げずに飲めるので、舌先からコーヒーが流れ込みます。そのため、甘さをより感じることができるようになっており、まろやかな味わいを楽しめます。

ピノは舌の真ん中あたりに流れ込みやすく、口のなかいっぱいにコーヒーが広がってくれるので、甘さや酸味、苦味などのいろいろな味をバランスよく捉えることができ、より複雑な風味を味わえます。バランスよく味わいたいときにおすすめのカップです。

アロマは、顎をかなり上げないと口の中にコーヒーが流れ込まず、舌の奥に当たってから横に流れていきます。そのため、酸味を味わうのに向いています。果実感をより強く感じられるカップです。

ORIGAMI発。形状によって味わいの感じ方が変わるフレーバーカップが誕生。ワインのように楽しむ、コーヒーの新しいかたち ORIGAMI JAPAN」,with BARISTA 2021年4月1日.
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ドゥ・ジャーニン(Du Jianing)とワールド・ブリュワーズ・カップ 2019(World Brewers Cup 2019)

"World Brewers Cup Championship 2019 1st Winner - Du Jianing - China",Adreng Robis Pangandika 2019年9月16日.

中国のドゥ・ジャーニン(Du Jianing)は、ワールド・ブリュワーズ・カップ 2019(World Brewers Cup 2019)で、オリガミ(ORIGAMI)のドリッパーとオリガミ(ORIGAMI)と共同開発したセンサリーフレーバーカップを使用し優勝を果たしました。

私がドリッパーに求めるのは、お湯とコーヒーの粉が接触するときの抽出が一定であり、均一であること。それを可能にさせるのが、フラットのウェーブ型のペーパーです。その紙を使うドリッパーのなかでは、ORIGAMIが最も私に合っていました。

世界一を目指して生み出したのは、コーヒーを楽しんでもらう時間でした。
UNiUNi(中国 南京)バリスタ/杜嘉宁(ワールドブリュワーズカップ2019 チャンピオン)
」,with BARISTA 2019年10月8日.

ドゥ・ジャーニンは、ダブルグラインドを採用しました。最初のグラインドで粗挽きし、シルバースキンを取り除きました。次のグラインドで抽出に必要なサイズにグラインドしました。

ドゥ・ジャーニンのレシピは以下の通りです。

  • コーヒー 16g
  • 水 240gで190ccの抽出
  • 温度 94℃
  • 抽出時間 1分40秒

ドゥ・ジャーニンは両手で同時に抽出を行い、一度に2杯分、合計4杯を、それぞれ4投で抽出しました。

  • 針で粉をゆるめる
  • 蒸らし 毎秒6gで10秒間、計60g
  • 2投目 毎秒4gで20秒間、計80g
  • 3投目、4投目 毎秒5g(100g)

審査員は味わう前に軽くかき混ぜて、温度変化に合わせて3段階で味わうよう指示されました。

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